未経験のまま36歳で入籍。初夜は痛みに耐えられず失敗に終わった妻が夫に思ったことは

 

趣味に没頭しすぎて彼氏ができないまま20代前半から婚活を始めたものの、いろいろな人とデートや食事には行っても、なかなか真剣にお付き合いしたいと思えず、気付けば30代で未経験のままでした。

 

そんな中、ヤケになって付き合った男性はとても奥手で、私自身も当時はそういったことに踏み込む気持ちがなく、10カ月のお付き合いでキスを一度しただけで別れました。今思えば、彼には申し訳ないことをしたと感じています。

 

その後、3人ほどと短期間お付き合いしましたが、いずれも深い関係には至らず自然と離れてしまい、最終的に今の夫と出会いました。彼とも最初の1年ほどは何もなく過ぎてしまいましたが、思いきって泊まりの旅行に誘ってみたときには、ちょうど初日の昼に生理が始まってしまったのです。

 

彼は「無理をしないで」ととてもやさしく気づかってくれましたが、その様子から、少し落ち込んでいることが伝わり、私自身も申し訳ない気持ちと安堵が入り混じった複雑な心境でした。さらに緊張や慣れない場所で生理痛がひどく、一睡もできないまま朝を迎えたのをよく覚えています。

 

旅行から半年後、プロポーズされ、新居の購入や引っ越し準備で慌ただしく過ごした末、特に深い身体的関係がないまま入籍しました。そして、初めて一緒に暮らし始めた夜がいわゆる“初夜”になったのですが、私は36歳で未経験だったため、緊張で体が固くなり、思うように進めらず、失敗に終わりました。

 

最初はどうしても痛みがあり、ほんの少し触れられるだけでもつらく感じたのです。その日はうまくいかず、それから慣れるまで少しずつ試しながら、3カ月ほどたってようやく形になりましたが、それでも痛みはしばらく続いていました。

 

そんな私に無理をさせず、辛抱強く付き合ってくれた夫には本当に感謝しています。やさしく忍耐強い人と出会えてよかったと思っています。

 

ただ、一方で、もしもっと早い時期にある程度の経験があれば、ここまで苦労しなかったかもしれない、と思うことも正直あります。何も知らないまま戸惑ってしまうことが多く、痛みや不安と向き合うのは少しつらいものがありました。もちろん、誰とでもいいから経験すれば良いという話ではまったくありませんが、適切なタイミングで経験を積むことも大切なのかもしれない、と今では感じています。

 

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

 

著者：高梨らん／30代女性・主婦

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています（回答時期：2025年2月）