前触れなく急に痛み出した膝
40代に入ってから、肩や腰については時々痛むことがあったので、整骨院に通って痛みを和らげてもらったり、日ごろからストレッチをしたりして、気を付けていました。しかし、脚に関してはたくさん歩いても多少走っても痛みを感じることはなかったので、丈夫なほうだと思っていたのです。そのため、右膝にズキンとした痛みを感じたときも、「どこかにぶつけたのかな」くらいにしか思わず、いずれ治るだろうと放置していました。
予想は見事に外れ、1週間たっても右膝の痛みは続きました。とはいえ、痛みはするものの、痛みがひどくなるわけでも軽くなるわけでもありません。そのことに疑問を感じた私は、病院を受診。痛みがあったのは右膝でしたが、X線検査で両膝をさまざまな角度から撮影しました。その結果を見て医師は、「加齢による変形性膝関節症(へんけいせいしつかんせつしょう:膝の関節部の軟骨が徐々にすり減り、歩くと膝に痛みが出る疾患)だね」とひと言。関節部のクッション的役割を果たす軟骨がすり減って痛みが生じているとのことでした。
変形性膝関節症と診断された私が今できること
軟骨はすり減ったら元には戻らないので、早期に痛みを治したいのであれば手術する方法もあると説明を受けました。しかし、緊急性を要していないのであれば、時間はかかるけれど適度に歩くことが良いとのこと。適度な運動で膝の筋肉を鍛えることが痛みの軽減につながるそうです。
また、医師は、長年の姿勢の悪い歩き方が膝の負担になることもあると教えてくれました。それを聞いて私はドキッとしました。なぜなら、私の肩の痛みは姿勢の悪さから悪化してしまったと整骨院で言われたことがあったので、私の場合、膝の痛みも姿勢の悪さが原因なのかもしれないと思ったからです。X線検査の結果を見ると、両膝とも軟骨が同じくらいすり減っているのに右膝だけ痛むということは、歩き方に何らかの癖があり、それを改善していかないと痛みが引かないのではないかと思いました。
同僚の変形性膝関節症仲間の話
74歳の同僚が、「今日は膝が痛むなぁ」と話していました。詳しく聞くと変形性膝関節症を50代で発症しそれから長い付き合いだという話でした。膝が痛みだして病院へ行ったときには軟骨がすべてなくなっていて、一歩を歩くのもしんどかったそうです。50代でつえを突きながら歩く生活をしていたそうですが、適度な運動が良いと医師から言われ、ゴルフを夫婦で始めてから、膝の調子が良くなったとのこと。ゴルフは、芝生の上を歩くのでアスファルトよりも膝への負担が軽く、長い時間歩いても負担が掛かりづらい気がすると言っていました。「まだあなたは若いのだから、変形性膝関節症と言われてもまだ大丈夫。歩きなさい」と助言をくれました。
まとめ
膝の痛みを軽く考えていましたが、診断を受けて早めの対策が重要だと実感しました。いつまでも若いころの体ではいられません。専門医の指示に従い、正しい歩き方を意識し、適度な運動で膝の痛みがなくなれば良いなと思います。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
著者:徳 衿唯/40代。最近夫が「サウナー」になり、誘われるのでついていったある場所で「ロウリュウ」を体験。サウナの醍醐味を体感し、「サウナー」一歩手前な専業主婦。
イラスト/sawawa
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年2月)
関連記事:「どんどん硬くなる股関節」夢の180度開脚を目指して3カ月トライしてみた結果【体験談】
ウーマンカレンダー編集室ではアンチエイジングやダイエットなどオトナ女子の心と体の不調を解決する記事を配信中。ぜひチェックしてハッピーな毎日になりますように!