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出産直後に部下を呼び宅飲みする夫「つまみが欲しい」⇒買い物に行くフリをして戻らなかった結果、夫は

第1子を出産し、今日は退院の日。帰宅すると部屋はぐちゃぐちゃ。ベビーベッドはまだ組み立てられておらず、赤ちゃんを迎える準備どころか、片付けすらできていない状態でした。息子の名前も私任せ。父親としての自覚がまったく感じられない夫に、イライラが止まりません。

私が入院中、夫はコンビニ飯やインスタント食品ばかり食べていたようで、退院したばかりの私に「手作り料理を作ってほしい」と要求。出産直後で体調は万全ではなく、赤ちゃんのお世話で精一杯。料理なんて無理だと断ると、夫は私がラクをしていると言ってきて……。

 

約束は口だけ!?夫の本音に怒り&あ然

さらに夫は「入院中はのんびりしていたんでしょ」と言ってきましたが、そんなことはありません。慣れない育児に戸惑いながら、数時間おきの授乳やミルク、おむつ替えで睡眠不足の毎日。からだのあちこちが痛く、フラフラになりながら過ごしていたのです。

 

いろいろ説明しましたが、夫が私に寄り添うことはありませんでした。その日は夫の好きなうなぎの出前を取ることで妥協すると言っていましたが、お願いしていた部屋の片付けも、ベビーベッドの準備も、何ひとつできていませんでした。「子どもができたら家事と育児を分担するって約束したよね」と伝えると、「いきなり全部は無理」と言い訳。妊娠中から何度も話し合ってきましたが、結局は口だけのようです。

 

最終的に「妊娠や出産を理由に家事をサボろうとしてる」とまで言われ、あ然としました。「1人産んだだけで偉そうにするな」とも……話になりません。

 

1カ月健診を終え、夫に連絡すると…

それでもなんとか1カ月健診を終え、自宅に戻る前に休みを取った夫に連絡しました。すると、部下を集めて家飲みしていると言うのです。息子の顔が見たいと言って集まってくれたようですが……。私に相談もなく、勝手に人を招くなんてありえません。

 

今はまだ人をもてなす状況ではないのですが、夫にはわからないようです。自分たちで勝手に飲み食いするから、帰宅後は横になっていいと言いますが……。

「ビールとつまみ買ってきて」
「産後でもそのくらいできるだろ?」

息子を抱きながら、ビールを買い出し?それって、1本、2本の話ではないですよね!?夫の発言にあきれる私。ついに心が決まりました。
「うん、わかった!」
「部下が待っているから急げよ」

 

 

1時間後、私の携帯電話が何度も、何度も鳴りました。ですが、夫からの連絡だったので無視。ですが、あんまりにもしつこいので出てあげました。そして、もう家には帰らないと告げたのです。私は離婚を決意。夫の言動すべてが私のストレスになっており、思いやりのなさに失望しました。何も変わろうとしない、父親になる努力すらしない人と暮らすのは、もう無理なのです。

 

夫との生活に疲れた私は、彼の顔を見たくありませんでした。夫は離婚したくないとしつこく食い下がってきましたが、今さら何を……。私はしばらく実家で過ごすことにしました。

 

悩んだ結果、夫に出した“条件”とは

夫の言動には両家の両親もブチギレており、特に義母は夫をひどく叱ってくれました。産後の嫁に何てことをしたのだと殴りかかったそうです。義母からは、夫を許さなくていいとさえ言われています。自分の言動を省みて、今さらながら謝ってきた夫。ですが、産後の恨みは強く……。私の体調なんてお構いなしで自分は遊んでばかり。そんな人と夫婦なんてやっていられません。

 

夫は、これからは家事も育児も責任を持ってきちんとやると言ってきます。だから帰ってきてほしいと言いますが、信用できません。ですが、できなかったときは離婚でいい、私と息子が帰ってくるのであれば何でもすると言うので、私は条件を出すことにしました。

 

それは育休を取って主夫として3カ月働くこと。その働きを見て、離婚するか否かを決めることにしたのです。試用期間中、私がやっていることすべてを夫に伝えました。

 

一方、私は元の職場にリモートで復帰。仕事をしながら夫の働きを見ていましたが、案の定3日ほどで根を上げました。これで逃げ出すかと思いましたが、離婚するのが嫌なようで……。少しずつ家事の腕を上げ、息子のお世話も上手になったので離婚は一旦保留に。今は親子3人で暮らしています。

 

もちろん、夫を許し切れていないところもありますが……。夫は私の苦労を理解し、涙を流しながら謝ってくれました。息子も夫のことが大好きなので、成長を共に見守っていきたいと思います。

 

◇ ◇ ◇

 

産後の妻を思いやることなく、自分勝手なふるまいばかりでは妻の気持ちが離れていっても仕方ありませんよね。一方に負担を押しつけるのではなく、相手の状況を考えて行動したいですね。

 

【取材時期:2025年2月】

※本記事は、ベビーカレンダーに寄せられた体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

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    ライターベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

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