夫のごはんで胃がずっしり…
夫は毎日仕事が忙しく、ほぼワンオペで3人の子どもと生活している私。仕事と家事育児の両立に疲れが出てきて、ある日数年ぶりに体調を崩し、腹痛と吐き気で家事や育児ができない状態になりました。
いつもごはんができ上がる午後6時ごろを過ぎると、まだ1歳の末っ子は、ママの体調はお構いなしに「おなかが空いた」とぐずり始めます。お兄ちゃんたちも空腹で騒ぎ始めたので、残業中の夫に連絡して状況を話し、早めに仕事を切り上げて帰ってきてもらいました。
さらに、冷蔵庫の中には食材があまり入っていなかったため、サッと作って食べられるものの買い出しもお願いしました。普段、家事や育児に協力的ではない夫に夕食作りを任せて大丈夫かという不安はありましたが、私は体調が悪くとても手伝える状態ではありません。
夫が帰って来てから1時間半ほどたち、ようやく夕食が完成しました。私が寝ている部屋までごはんを届けてくれたのですが、見てびっくり。なんとお肉たっぷりの親子丼を作っていたのです。「体調不良のときに親子丼? 食べられないよ」と思いつつも、料理を一切しない夫が作ってくれたので、頑張って半分ほど食べました。味はよく覚えていませんが、具合が悪いときの胃にずっしり来たのは今でも覚えています。
なぜ親子丼?その理由を聞いて思わずあぜん!
幸い私の体調は翌日には良くなり、家事や育児がいつも通りこなせるようになりました。そこで夫に「昨日は私に、なんで親子丼作ってくれたの?」と聞くと、「俺が親子丼を食べたかったんだよね!」との言葉にあぜん。
体調を崩した私のことを一切考えずに自分の食べたいものを作った夫に腹が立ち、「体調不良のときは親子丼じゃなくて、おかゆやうどんなどの消化にいい料理を作ってほしかった」と伝えると、「せっかく俺が作ってあげたのに文句を言うのか」と喧嘩状態に。
昨夜は食べた食器と使った調理器具の後片付けや保育園の支度もしていなかった、という夫への不満も重なり、私は謝りたくありません。夫もプライドが高く自分から謝ることはめったにないため、お互いに口を利かない冷戦状態に。私は、具合が悪い相手のことも考えて欲しかっただけなので、残念な気持ちになりました。
今度は夫が体調不良に…そこでひらめいた!
ところが、そんな状態が数日続いた後、今度は夫が体調を崩しました。そこで私はひらめきました。夫は自分がされないと嫌なことがわからないタイプ。体調不良で苦しむ中、かわいそうですが、親子丼を作って出してみる計画を実行しました。
夫が寝ている部屋に親子丼を持って行くと「え? 具合悪いのに親子丼? おかゆとかにしてよ」。自分のしたことを棚に上げ、あからさまに嫌そうな顔をしました。「私が具合悪いときに親子丼作ってくれたから同じように作ってみた」と返すと、夫はハッとした顔をして「あのときは俺が悪かった。もう具合悪いときに親子丼は作らないから許してくれ」と謝罪。このときの夫は本当に反省していたので、私は親子丼を下げて新しくおかゆを作り、看病をしたのです。
まとめ
回復した夫はもう一度きちんと謝ってくれ、家族の体調が悪いときは自分の食べたいものではなく、おかゆやうどんなどを作ると約束してくれました。この親子丼事件の数カ月後、次男と再び私が体調を崩してしまった際、看病した夫が作ってくれたのは、ちゃんとした卵のおかゆでした。
体調不良時の親子丼はきつかったものの、夫の考えが改まるいい機会になったのでよかったと、自分に言い聞かせています。これからも、何かと自分勝手でプライドの高い夫の性格を直していきたいです。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:夏野 ひまわり/30代・主婦。1つ上のマイペース夫と、2019年生まれの息子、2022年生まれの息子、2023年生まれの娘と5人暮らし。趣味はモノづくりで、家族や友だちにプレゼントするのが好き。夫の仕事が忙しくワンオペ育児が多いのでどうにかひとり時間を作ろうと試行錯誤中。
マンガ/☆まかりな☆かな
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年3月)
関連記事:「旅行に行けなくなった」家族旅行の出発前日に夫の身勝手なドタキャン!激怒した妻が取った行動で夫は
関連記事:「娘の髪に違和感が…」夫が1年ぶりに娘と一緒にお風呂。翌朝、ハプニングが起こり妻が激怒
ウーマンカレンダー編集室ではアンチエイジングやダイエットなどオトナ女子の心と体の不調を解決する記事を配信中。ぜひチェックしてハッピーな毎日になりますように!