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「8万の稼ぎで偉そうに!」俺より稼いでから文句を言えと威張る夫→娘のだけど?真実を伝えた結果♪

娘が高校生になり、ようやく社会復帰した私。在宅で働いています。朝から忙しく、夕方からリモート会議も入っていたある日、夫から突然、同僚を連れて帰ると連絡がきました。仕事が立て込んでいることを伝え、掃除も料理も間に合わないと断ると、なんと夫はこれは命令だと言って……。

 

結局、私は仕事を中断し、リモート会議に間に合うよう急いで買い物に行き、帰宅してリモート会議に参加。その後、買ってきたお酒と出来合いのものを用意して夫たちをおもてなしして、中断していた仕事を……。

 

すると夫は、「こんな手抜きのものを出して恥ずかしくないのか」と同僚たちの前で私をバカにして「悪いな〜出来の悪い嫁で〜」とヘラヘラ笑い、後からも「あんなものを出すなんて大黒柱をバカにするな」と責めてきました。

 

私の仕事を、小遣い稼ぎの片手間仕事だとバカにしている夫。私は、そんな中途半端な気持ちで仕事をしているわけではありません。きちんと責任を持って働いています。

 

私も生活費を入れているのに夫は、「大黒柱が1番偉い! 俺より稼いでから文句を言え!」と言ってきます。

 

夫は、私だけでなく娘に対してもひどい態度を取るので、親子の関係も最近はギクシャクしています。夫は、よその人がいる前でもデリカシーのない発言を連発するので、娘が怒ったり、反抗的になったりするのは当然です……。

 

 

生きていけないのはどっちよ!

久しぶりに娘と2人で外食をしていたある日。夫にはその旨を伝えておいたのですが、自分の夕食が準備されていないと、怒りの連絡が入りました。私が家事をサボって夫の稼ぎでぜいたくをしていると、カンカンです。

 

夫は私の話を聞こうともせずただ怒っていますが、この日も今までも私は娘と2人での外食代は自分の稼ぎから出しています。それに、すべての家事を私がひとりでしているのですから、夕食が用意されていないことくらいで、そこまで怒られる筋合いもありません。

 

挙げ句、「お前たちは俺がいないと生きることすらできない寄生虫だろ!」と、私と娘を批判。生意気な態度を取るなと、くぎを刺してきました。それを聞いて、私もさすがに頭にきて、暴言の撤回を求め、私の家政婦扱いをやめるように求めたのです。その後は、夫からの連絡をすべて無視して、娘と2人で外食を楽しみました。

 

しかし、夫が態度を改めることはなく、その1週間後には、義母と一緒に行く家族旅行の計画を立てるように命令してきたのです。もう限界だった私は、命令を断り、自分と娘は参加しないと宣言しました。

 

実は、結婚以来ずっと嫁いびりにも耐えてきました。私に対してだけならまだしも、男の子の孫が欲しかった義母は、娘に対しても女の子というだけでバカにして、不びんな扱いをするのです。そんな義母ですから、私も娘も一緒に旅行になど行きたくありません。

 

私が仕事に復帰して、娘はバイトを始めました。自分でお金を稼げるようになってからハッキリと意見を言うようになった私たちに、夫はイライラしていたようです。旅行のことが引き金となって、とうとう怒りを爆発させてきました。

 

「月8万の稼ぎで偉そうにしやがって!」
「追い出されてもいいのか?」

月8万? 一瞬、夫は一体何の話をしているのかと不思議に思いましたが、私はすぐにピンときました。

 

「それ、娘のバイト代だけど?」
どうやら夫は、娘のバイト代を私の給料だと勘違いしたようなのです。

 

 

離婚を突きつけられた夫は…

「は?」
夫はテーブルに置かれていた娘の給与明細を、私のものと勘違いした様子。しっかり娘の名前も書かれていましたが、そこまで目に入らなかったのか私を必死に「たったこれだけの稼ぎで偉そうに!」と、バカにしてきます。

 

言い返す気にもなれないので、私が黙って聞いていると夫は「もう生活費を入れない! 俺のありがたさを思い知れ!」と言ってきました。顔を真っ赤にして怒る夫に私は「いいわよ♪」とあっさりOK。そして、それならばいっそのこと離婚しましょうと提案したのです。

 

自分と離婚してどう生きていくのだとバカにしてきましたが、私の稼ぎがあれば娘と2人で十分暮らしていけます。正直、夫がいないほうが助かるのです。

 

私の月収は100万円を超えています。離婚は前々から考えていたこと。夫と離婚して娘と2人で暮らすために努力してきたのです。このまま一生、夫の家政婦として生きていきたくない、娘にこれ以上嫌な思いをさせたくない、そのためにも変わらなきゃと私は必死に努力しました。

 

現実を受け入れられない夫は、「後から泣きついてきても許さないからな」と強気です。私も娘も、後悔することも、泣きつくことも絶対にありません。むしろ、泣くのは夫のほうだと思うのですが……。

 

夫は私が感情的になっておかしなことを言っていると思ったようで、娘に連絡し、離婚をとどまるように説得しろと言います。しかし、娘も、おかしいのは夫のほうだと言ったようで、離婚にも賛成だと伝えたそう。

 

すると夫は、離婚したら私の人生は悲惨なものになり、娘にもその影響が出ると脅してきます。何を言っても納得しないので、私は自分の給与明細を夫に見せました。そしてようやく、私の言っていることが本当だと理解した夫。

 

私が意地を張って離婚すると言っているわけではないとわかり、「なんで急に……」とがく然としています。自分に離婚原因があると思っていないようで驚いていますが、こうなってもわからないなんて、私のほうが驚きです。

 

不倫だけが、離婚の原因になるわけではありません。私たちに対するひどい言動は、立派な離婚理由になると告げ、離婚届を突きつけました。

 

 

娘の強烈なひと言でスカッと成敗

最後は、自分の今までの言動は愛情の裏返しだなどと言って、必死に私たちを引き留めようとする夫。なかなか離婚届にサインしてくれませんでしたが、娘に「時代錯誤の勘違い野郎」と言われてしまい、さすがに諦めたのかサインしてくれました。

 

出て行く私に夫は「いずれ娘も自立して、お前はひとりぼっちになる」と、不安をあおってきました。負け惜しみなのか、バカにしているのか……。私がひとりになる前に、ひとりぼっちになるのは夫です♪ あきれて何も言い返す気になれませんでした。

 

これまで夫にさんざんバカにされ、家政婦のように扱われてきた私。このまま人生を終えてしまうのかと思っていた矢先、娘の言葉で私は離婚を決意しました。高校生になった娘はバイトを始め、初めてのお給料を私に渡して、「これからは私も働くから、もう言いなりにはならなくていい」と言ってくれたのです。

 

私は、娘に心配をかけていた自分が情けなくて涙が止まりませんでした。娘から離婚も勧められ、私は一念発起。夫にも義母にも負けないと誓い、娘と2人で自由に生きていくために資格取得のため猛勉強。その資格を生かし、仕事を始めたのです。

 

離婚することになってしまい、娘や自分の両親には迷惑をかけましたが、これでやっと本来の自分に戻れたと思います。今はすがすがしい気持ちでいっぱいです。これからはカッコイイ母親だと娘に思ってもらえるように、仕事もプライベートも充実させようと思います。

 

◇ ◇ ◇

 

今までずっと思っていながら、飲み込んできた言葉を最後に娘が夫に向かって言ってくれて、スッキリしたでしょうね。稼ぎが多いから偉いなんてことも、大黒柱だから横柄な態度を取っていいなんてこともありません。夫婦は対等であるべきですよね。これからは、母親思いのやさしい娘さんと力を合わせて、楽しく自由な人生を歩んでいけることを切に願います。

 

 

【取材時期:2025年4月】
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

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