にんにくの芽には毒がある!は本当?
結論からお伝えします。
にんにくの芽には毒はありませんので、食べても有害ではありません。
にんにくが成長して発芽する
にんにくの中にある緑色の芽は、放っておくと成長して「発芽」します。
この芽は一般的にお店で販売されているにんにくの芽とは違うものです。
商品として販売されているにんにくの芽は茎の部分で、にんにくから生えてくる芽は発芽葉と言われる部分です。
「アリイン」という成分が含まれるが毒ではない
この部分には「アリイン」という成分が多く含まれていますが、これはにんにく本来の香りや辛味のもとになる成分であり、「毒」ではありません。
ただし、にんにくの芽が緑色に育ってきている場合や、古くなって芽が伸びている場合には、苦味が強くなり、胃腸への刺激が強くなる可能性があります。
一般的にも「芽の部分は取り除いたほうが風味がよく、美味しく食べられる」とされています。
子どもが食べても大丈夫?
基本的には、にんにくの芽そのものに有害な毒性はありません。
しかし、お子さんの胃腸や味覚は大人に比べて敏感なため、辛味や苦味による刺激や、消化のしづらさが気になることがあります。
そのため、にんにくの芽に毒は含まれてはいませんが、小さなお子さんや胃腸が弱い方が食べる場合は、芽は取り除くのがおすすめです。
にんにくの芽の取り方【毒なしなので食べられます】
にんにくをレンチンして、爪楊枝で押し出す方法など色々ありますが、包丁で取り除く方法がおすすめです。
まずにんにくを半分に切ってから、包丁のあご(刃の角部分)を使って、芽の根元から押し上げるようにしてえぐり取ります。
芽が小さくて取りにくい場合は、根元に少し深めに刃を押し当ててみてください。
にんにく本体から芽が飛び出している場合は指で取り除いても大丈夫です。
にんにくの芽は食べても大丈夫なの?→結論、毒はないのでOKです
にんにくの芽についてのポイントをまとめます。
・芽に「毒」はないが、刺激や苦味が強くなる
・美味しく食べたいなら取り除いた方が良い
・子どもや胃腸が弱い人は取り除く方が安心
・芽は包丁で簡単に取れる
毎日の料理は、少しの工夫で安心につながります。「これってどうなの?」と迷う場面があれば、今後も専門的な視点で紹介していきますね。
ではまた、次回の記事でお会いしましょう!