記事サムネイル画像

【きゅうり、冷蔵庫に寝かせて入れないで!】野菜のプロ「実はそれNG」長持ちさせる正しい保存方法

こんにちは、八百屋歴10年でライターの青髪のテツです。

毎日の食卓に欠かせない野菜「きゅうり」。シャキッとした食感が魅力ですが、気づいたらしなびていたり、変色してしまっていたり……という経験はありませんか?
実はきゅうりは、保存方法を少し工夫するだけで鮮度を長く保つことができるんです。

そこで今回は、きゅうりをおいしく長持ちさせる正しい保存方法について、詳しくご紹介します。

 

きゅうりの最適な保存温度は10〜13℃【正しい保存方法とは】

きゅうりは夏が旬の野菜で、寒さと乾燥に弱いという特徴があります。最も適した保存温度は10〜13℃とされています。

 

そのため、冬場(11月〜3月)で室温が10℃前後の時期は、冷暗所での常温保存でも問題ありません。

 

しかし、春から秋にかけて室温が13℃を超えるようであれば、冷蔵庫の「野菜室」に保存するのがベストです。

 

ここで気をつけたいのが、冷蔵室との違い。
冷蔵室は0〜5℃と低温すぎるため、きゅうりが「低温障害」を起こしやすくなります。
低温障害が起こると、中が茶色く変色してしまい、味も品質も落ちてしまいます。

 

一方、野菜室の温度は3〜7℃程度で、湿度も高めに保たれているため、乾燥しやすいきゅうりにとってはより適した環境なんです。

 

野菜室での保存方法

野菜室に保存する場合は、以下の方法をおすすめします。

 

手順①ペーパータオルで包む

きゅうりの正しい保存方法

 

手順②ポリ袋に入れる

きゅうりの正しい保存方法

 

手順③立てた状態で保存する

きゅうりは収穫後も生きており、太陽の方向に向かって成長しようとする性質があります。
そのため、本来の成長方向である「縦」に立てて保存することで、水分や栄養の消費を抑えることができ、より長持ちします。

 

冷蔵庫内で立てて保存しやすくするためには、空の牛乳パックや2リットルのペットボトルを切ったものを使うと便利です。

 

保存期間の目安は4〜5日程度。
ただし、これは目安に過ぎませんので、なるべく早めに使い切るようにしましょう。

 

冷凍室での保存方法

「買ったきゅうりを使い切れないかも……」というときは、以下の方法で冷凍保存するのも選択肢のひとつです。

 

冷凍することで食感は多少変わりますが、浅漬けや炒め物、スープなどに活用することができます。

 

手順①きゅうりを薄く輪切りにする

きゅうりの正しい保存方法

 

手順②塩もみをして水分を出す

きゅうりの正しい保存方法

 

手順③キッチンペーパーなどでしっかり水気を取る

きゅうりの正しい保存方法

 

手順④フリーザーバッグに平らに入れて冷凍庫へ

きゅうりの正しい保存方法

 

保存期間の目安は約1か月ですが、家庭用冷凍庫は開閉頻度が高いため、品質が劣化しやすいです。
冷凍であっても、なるべく早めに使い切ることをおすすめします。

 

【きゅうりの正しい保存方法】野菜室(10〜13℃)に立てた状態で

きゅうりの正しい保存方法

 

今回はきゅうりの保存方法を紹介しました。

 

重要なポイントを箇条書きで振り返ります。

 

・最適温度は10〜13℃。寒さと乾燥に注意!
・室温が10〜13℃の時期は常温保存もOK
・それ以外の時期は野菜室で保存
・ペーパータオル+ポリ袋+立てて保存が長持ちのコツ
・食べきれないときは塩もみして冷凍保存

 

毎日の食卓を彩るきゅうりを、ムダなくおいしく楽しむためにも、ぜひ今回の保存テクニックを試してみてくださいね。

 

ベビーカレンダー記事制作の取り組み
  • \ この記事にいいね!しよう /
    シェアする

    • コメントがありません

    この記事の著者
    著者プロファイル

    ライター青髪のテツ

    スーパーの青果部で社員歴10年!野菜・果物について詳しいです。食べることが大好きで、日々おいしい食材を探してSNSで紹介しています。(Twitterのフォロワー数は52.5万人)青果物の豆知識や選び方を記事で紹介します!

    同じ著者の連載

    新着記事が配信されたら、メールやプッシュ通知でお知らせ!
  • 気になる記事をまとめ読み

    人気連載

    新着連載

    連載完結

    もっと見る

    注目記事を探す

    人気記事ランキング

    アクセスランキング
    コメントランキング

    お得な無料キャンペーン

    暮らしの新着記事

  • PICKUP

    他のテーマの
    記事を読む