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【スーパーでこんなホッケは買わないで!?】"水産卸メーカー"直伝!美味しい選び方&食べ方ガイド

こんにちは!ライターのたすくです!

昔は年間20万トン以上水揚げがあり安価でおいしい魚の代表でもあったホッケですが、年々水揚げが減少しており、今では5万トンを下回っています。

これに伴い値段も上がっていますので、せっかくなら美味しいホッケを選びたい!

今回の記事では、魚市場を運営する水産流通の卸売商社「株式会社クラハシ」さんに「おいしいホッケの特徴と"おすすめの選び方"」について教えてもらいました!

 

【スーパーのホッケ】水産流通の卸売商社が教える「おすすめの選び方」

今回、「おいしいホッケ"おすすめの選び方"」を教えてくれたのは、広島県福山市地方卸売市場内にある株式会社クラハシさん!

 

魚市場を運営する「市場事業」のほか、水産加工品・冷凍食品などを総合的に取り扱う「商事事業」の2つの柱に展開する、総合卸売商社です。

 

・「こういうホッケはおいしい!」という特徴は?
・スーパーでよりおいしいホッケを選ぶコツはなんですか?
・ホッケが旬の時期のおすすめの食べ方を教えてください

 

気になるホッケのアレコレをがっつり説明していただきました。
順番に解説していきます!

 

「こういうホッケはおいしい!」という特徴を教えてください!

クラハシ担当者:結論からいうと、近い産地のものを選ぶとよいでしょう。

 

「おいしいホッケの特徴と

 

ホッケは、「自己消費」といって、鮮度劣化が早い魚の一つです。
そのため、産地から遠ければ遠いほど輸送時間がかかるので、鮮度が落ちていってしまう傾向にあります。

 

したがって、おいしいホッケの第一条件は「地元か、出来るだけ近い産地のもの」ということになります。

 

産地以外ではここをチェック!

「おいしいホッケの特徴と

 

「近い産地」以外の特徴では、下記の通りです。
後述しますが、ホッケの産地はほとんどが北海道なので、北海道以外にお住まいの方は下記に注目するとよいでしょう。

 

■ココをチェック!おいしいホッケの特徴

・眼に透明感があり、体全体に艶があること
・エラが鮮やかな紅色であること(確認できれば)
・お刺身ならできるだけ活〆が良い(ただし、ホッケの生食は危険がいっぱい!)
・体形が丸々しており、頭が小さく見えるようなもの
・ホッケ特有のまだら模様がしっかり残っているもの(模様が消えているものは避ける)
・調理済みなら、身に透明感があり、血合いの色ができるだけ鮮やかな紅色のもの
・身の色が白っぽいものは脂が乗っているが、茶色や灰色が目立つものは避ける
・ドリップの色が茶色いものは避ける(紅色のものは比較的鮮度が良いが、多いものは避ける)
・ラウンドの場合は、肛門から内臓が飛び出していないもの

 

ただ、産地以外で生鮮のホッケが店頭に並ぶことはごく稀なので、あまり参考にはならないかもしれません。

 

最近はブランド化も進み、刺身用ホッケなるものの流通も行われていますが、少々値が張るため、スーパーなどに並ぶことはほとんどないでしょう。

 

ライターたすく:なるほど!ホッケもやはり鮮度が一番ということなのですね!たしかに、ホッケの生食はリスクが多いイメージが......!

ホッケを食べるなら5~7月頃の北海道が一番おいしい

ホッケは水揚げの99%が北海道なので、鮮度がよくおいしいホッケを食べるなら北海道で召し上がるのがベストです。

 

産卵期は秋で、これに合わせて沿岸に寄って来るので、5~7月頃に水揚げされたものは抱卵しておらず、最も身の質が良いとされています。

 

冬は産卵明けになりますので、身がとても痩せています。

 

ライターたすく:北海道のホッケ、一度は味わってみたいものです♪

スーパーでよりおいしいホッケを選ぶコツはなんですか?

クラハシ担当者:スーパーに並んでいるホッケは基本的に加工されていることがほとんどです。その上でおいしいものを選ぶなら次のポイントを覚えておいてください。

 

「おいしいホッケの特徴と

 

⓵身に厚みがあるもの
⓶切身の色は白っぽいものは脂が乗っているが、赤っぽいものはそうでもない(お好みで)
⓷身が薄いもの、身の色が艶のない茶色や灰色のものは避ける

 

スーパーに売っているホッケは干物か塩蔵の切身がほとんどなので、こういったポイントをチェックしてみてください。

 

ライターたすく:身に厚みや色ツヤがあるものがおいしいのですね!脂ノリもお好みで選べるのは嬉しい!

スーパーで流通しているものの多くは「シマホッケ」

「おいしいホッケの特徴と

 

近年ホッケは不漁が続いているため、シマ(縞)ホッケ(標準和名キタノホッケ)なるものの流通が目立ちます。

 

これはホッケの親戚ですが、ほとんどがロシアやアメリカからの輸入もので、生鮮の流通は滅多にありません。

 

以前は産地で塩蔵処理されたものが細々流通していた程度ですが、最近ではホッケより多く店頭に並んでいます。

 

流通しているものはホッケより一回り大きく、脂ノリも良く(多く?)、安価であることが人気の要因と考えられます。

 

しかし、処理の悪いものも散見されており、水っぽいものやイヤな臭いがするものなども見受けられます。

 

こちらを購入される際にも、ホッケ同様の確認でよいでしょう。「シマホッケ」として流通していますので、間違えることはありません。また、皮目にはっきりした縞模様があるのも特徴です。

 

最高においしく食べる♪スーパーのホッケ「おすすめの食べ方」

ライターたすく:焼きが多いイメージのホッケですが、おすすめの食べ方を教えてください!

 

スーパーのホッケ「おすすめの食べ方」

 

ホッケが旬の時期のおすすめの食べ方を教えてください

クラハシ担当者:旬のホッケは脂ノリがよいので、どんな食べ方でもおいしいですよ。

 

スーパーのホッケ「おすすめの食べ方」

 

小さなものや脂ノリがいまいちなものであれば、唐揚げ、フライ、パン粉ソテー、トマト煮などもおすすめです。
大きなものはアラから良い出汁が出ますので、味噌汁などにしても良いでしょう。

 

ホッケは前述したように、生鮮での流通がほとんどありません。
そのため、干物のイメージしかない地域が多いと思いますが、旬の時期の生鮮が脂が乗っていますので、正直何をしてもおいしいのです。

 

ただし、皮は非常に硬いので、フライやソテーなどにする場合は除去して下さい。
骨も硬いので料理によってはしっかり除去しておく必要があります。

 

あまり料理を選ばないお魚ですので、正直なところ何をしてもおいしいのですが、やはりおすすめは塩焼きですね。

 

相性の良い他の食材(野菜など)はありますか?

クラハシ担当者:その他では、調理方法によって下記の食材との相性もいいですよ。

 

スーパーのホッケ「おすすめの食べ方」

 

色々とお好みで楽しんでみてください。

 

ライターたすく:旬のホッケは何をしてもおいしい……!最高ですね♪

卸売商社が直伝!「スーパーのホッケ"おすすめの選び方"」試して♪

今回の記事では、魚市場を運営する水産流通の卸売商社「株式会社クラハシ」さんに「おいしいホッケの特徴と"おすすめの選び方"」について解説してもらいました!

 

お魚を選ぶときの基本かもしれませんが、「身に厚みや色ツヤがあるものがおいしい」ということを覚えておきましょう!
ぜひスーパーでホッケを選ぶ際の参考にしてみてくださいね!

 

※地域、店舗、季節、天候などにより流通状況は異なります。

 

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    ライターたすく

    会社員とWebライターを両立させる「たすく」です。毎日の中で見つけた「生活を楽しむネタ」を皆さんと共有できたら嬉しいと思ってます(^^)/仕事は常に”楽しみながら面白く”を心がけています。どこまででも取材に行くフットワークの軽さが自慢です。

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