離乳食を進める目安、教えます！1歳～1歳6カ月ごろ（離乳食完了期）編

こんにちは。離乳食インストラクターの中田馨です。もうすぐ1歳。「離乳食もそろそろ次のステップに進めても大丈夫？」と思うママもいるかもしれませんね。今日は、1歳～1歳6カ月ごろ（離乳食完了期）の離乳食に進める目安についてお話をしますね。

1歳～1歳6カ月ごろ（離乳食完了期）の離乳食ってどんなイメージですか？ もしかすると「離乳食は完了！大人と同じ食事でOK！」と思ってしまうかもしれませんが、違います。まだ、大人と同じ食事は食べられません。

1歳～1歳6カ月ごろ（離乳食完了期）は「そろそろ離乳を完了する時期」です。まだまだ完全に離乳するわけではありません。乳汁栄養は必要ですので、母乳やミルクは引き続き飲ませましょうね。

1歳～1歳6カ月ごろ（離乳食完了期）の離乳食に進める目安には、3つのポイントがあります。

月齢でいうと1歳過ぎたころです。

1歳～1歳6カ月ごろ（離乳食完了期）の離乳食の前、9～11カ月ごろ（離乳食後期）の離乳食は「カミカミの練習をする時期」です。そのため、1歳～1歳6カ月ごろ（離乳食完了期）の離乳食に進む前にカミカミできていることが目安のひとつです。丸のみしている場合は、かめていない可能性がありますので、引き続き噛む練習をさせてあげましょう。

噛む練習と言っても、かたい食べ物ばかり与えていると赤ちゃんは疲れてしまいますので、まずは簡単に箸で食べられる食材から与えて、徐々にステップアップしてみましょう。

9～11カ月ごろ（離乳食後期）の目安量はおかゆ90g、軟飯80gほど、食べられるようになっていること。しかし、まだまだ食べムラがある時期です。その子その子の適量がありますので、この子なりに3食食べていると感じることができればOKですよ。

1歳近くなっても、母乳が好きで、離乳食がなかなか進まない赤ちゃんもいると思います。無理やり母乳をやめさせることはできませんので、赤ちゃんのペースに合わせつつ進めていきます。

たとえば、環境を変化させてみることもひとつの方法です。普段、ママと2人で離乳食を食べていることが多ければ、外やレストランで食べてみたり、親戚やお友だちと食べてみるのもおすすめです。いつもの離乳食を違う場所や人と食べてみることも赤ちゃんには刺激になることがあります。できそうならチャレンジしてみてください。


1歳～1歳6カ月ごろ（離乳食完了期）はいろいろな食材を食べられるようになる時期です。口の中の発達も大人並に上下左右に動かせるようになります。自分で食べる意欲も出てきて、献立の中からほしいものを選ぶこともできます。大人と同じ時間に食べる機会も増えるので、ますます食事が楽しくなるように工夫してみてくださいね。