サーモンの旨みを引き出すあの「素」とは?
今回挑戦したのは、永谷園公式ページで紹介されていた「サーモンの和風ユッケ」です。
勘の良い皆さんはお気付きでしょう。お察しの通り、あのお茶づけ海苔を調味料として使います。
永谷園のお茶づけ海苔は私が子どもの頃からあったよなあ……と思い、母に聞いてみると「私が子どもの頃にもあったよ」と。
母の記憶を疑いつつ調べてみると、何と1952年に発売されていました(70年以上前!!)。
長い歴史のある国民的お茶づけの素を使った料理は、どんな味わいなのでしょうか?
永谷園公式「サーモンの和風ユッケ」のレシピ
材料(2人分)
・お茶づけ海苔…1小袋
・刺身用サーモン…1柵
・ごま油…適量
作り方①サーモンを切って下味をつける
一口大よりも少し小さめに切ったサーモンとお茶づけ海苔をビニール袋に入れて、軽くもみましょう。
味が全体に馴染んだら、冷蔵庫の中に10分ほど置いてください。
作り方②ごま油を加えて揉みこむ
ビニール袋の中にごま油を加え、よく揉んだら完成です。
【実食】お茶づけ海苔とサーモンは相性抜群
漬ける時間を除けば、わずか3分程度の作業時間で完成した、サーモンの和風ユッケをいただきましょう。
サーモンの間に見えるのは、お茶づけでお馴染みの細長いあられ。
見た目は、永谷園の某ロングヒット商品を使用していることがバレバレなのですが、食べてみると……あれ?思ったよりも、お茶づけ感がありません。
お茶づけの味は、主張しすぎず控えめ。しかし、しっかりとだしの風味を効かせてサーモンの旨みを引き立ててくれます。
だしの奥深い味わいに感動していましたが、思い起こすと味付けはお茶づけ海苔におんぶに抱っこ。
原材料名を見てみると、抹茶や昆布粉が使われています。なるほど、素だけで和風味がしっかり決まるわけですね。
お刺身用の薄切りでは感じられない、弾力のある歯ごたえも楽しみましょう。
ごま油の風味を感じながら噛み締めるうちに、サーモンの脂が口の中でほどけ、とろけるような食感を堪能できます。
そこに昆布だしの旨みと抹茶の風味が合わさると、老舗の料亭級。
実際には、くたびれたTシャツ&ちょんまげヘアで試食していたのですが、高級和食店でご馳走を食べている気分になれました(つまみ出されるど)。
正直、お茶づけ海苔が、調味料としてここまで優秀だとは予想外。
常備して料理にもっと活用したいと思ったときに、お茶づけ海苔なら常温保存できる点も気に入りました。調味料であふれ返っている冷蔵庫のオーナーとしては、嬉しい限りです。
サーモンの和風ユッケのアレンジに挑戦!
基本のサーモンユッケにちょい足しして、簡単アレンジを試してみました。
まずは、ピリ辛韓国風!サーモンをお茶づけ海苔に漬け込むタイミングで、コチュジャンを加えます。仕上げに、卵黄と白いりごまをトッピングしたら完成です。
コチュジャンの辛味とコクが加わることで、お酒もご飯も進む進む!とろりと濃厚な卵黄がよく絡み、まろやかにまとまりました。
続いては、サーモンと納豆のネバネバユッケです。
ひきわり納豆に添付のタレを入れて混ぜたら、サーモンユッケとみじん切りにしたきゅうりと和えるだけ。ご飯にのせていただきましょう。
サーモンの脂の旨みとひきわり納豆の粘りが、出汁の香りに包まれて、ホカホカのご飯に溶け込みます。
お茶づけ海苔が全ての食材の橋渡し役となり、ご飯との親和性をぐっと高めてくれているように感じました。
お茶づけ以外の活用法をぜひお試しあれ!
永谷園のお茶づけ海苔が活躍するのは、お茶づけだけではありません。
マグロやカツオ、タイ、カンパチなど、他の魚の刺身を使っても美味しく作れそうなので、ぜひ挑戦してみてくださいね。