フルーツ研究家が教える梨が劇的に甘くなる切り方
今回参考にしたのは、フジテレビ系列『所JAPAN』でフルーツ研究家・中野瑞樹さんが紹介していた切り方。
なんと中野瑞樹さんは、2009年から食生活の99%以上をフルーツだけで送っているフルーツのスペシャリストです!
【実践】フルーツ研究家・中野瑞樹さんが教える梨の切り方

特別なものは必要なく、包丁とまな板があれば実践できる方法のため、誰でも簡単に挑戦できます。
それでは早速切っていきましょう!
切り方①梨をカットする

梨を横向きにし、半分にカットします。いつもは梨を縦に切っているので、いきなり切る方向が違ってびっくり!

そのままさらに1/4に切ります。
切り方②芯とその近くをくり抜く

芯に近い部分を丁寧にくり抜きます。
実はこの芯の周りに酸っぱさやエグみがあるそう。そのため、きちんと取り除くことでより甘い梨を楽しめるそうですよ。

いつもと切る方向が違ったため、芯に近い部分をくり抜きやすかったです!
普段は芯の周りのかたい部分がうまくくり抜けず、残ってしまうことがありますが、この方法は綺麗にできました。
切り方③皮を剥いて一口大にカットする

できるだけ皮を薄く剥き、食べやすいサイズにカット。
梨の1番甘い部分は実と皮の部分なので、皮をなるべく薄く剥くことでより甘さを楽しめるとのこと。
しかし、元々皮剥きが苦手な筆者は、いつもとは異なる形にカットされた状態の梨を剥くのに一苦労。
慣れるまでは、うっかり手を切らないように慌てずにやるようにしてくださいね。
【比較】フルーツのスペシャリストの切り方 vs 普段の切り方

せっかくなので、今回紹介した切り方と、普段やっているくし切りで、その味わいを比較してみました。
なるべく個体差が出ないように、今回は2個パックのもので検証してみます。

まずは今回紹介した切り方から。
食べた瞬間に甘さが感じられ、確かにいつもよりも甘い梨になっています。風味もしっかりと感じられ、梨としては120点の味わい。
しかし、甘くなる切り方で切ったものと事前に知った上で食べているため、勝手に甘いと勘違いしているだけという可能性もあります。

そこで母にも食べてもらうことに。一口食べた瞬間に「甘いね」と言っていました。やはり、今回実践してみた切り方はより梨を甘く楽しめるようです。
切り方を変えただけでこれほど甘みを感じられるようになるのは驚き。
皮剥きには少し苦戦しましたが、慣れればそれほど難しいわけではないので、毎回実践する価値ありです!

一方で、いつものように切った梨は、テレビで紹介されていたように芯に近い部分に酸味が残っていました。
この酸味があることによって、全体に味のメリハリが出て、甘みも感じられましたが、最後にエグみが口の中に残りました。
やはり梨をおいしく楽しむためには、芯の周りを綺麗に取り除くことは大切ですね。

また一部は芯が少し残っていたらしく、ゴリっとするところも。この切り方だとどうしても芯に近い部分を完全に取り除くのが難しいようです。
梨は切り方を変えるだけで甘くなる!
切りやすさや皮の剥きやすさでは、普段通りの切り方に軍配が上がりますが、甘さでは今回紹介した方法が圧勝という結果に。
ほんの一手間なので、梨を食べる際にこの切り方を実践してみてはいかがでしょうか?