祝福ムードが一変した瞬間
夫と両親と一緒に、遠縁にあたる女性の披露宴に出席したときのことです。宴はなごやかに進んでいたのですが、新郎の会社の先輩がスピーチを始めたあたりから、少し空気が変わりました。
最初はよくある職場の話だったのですが、「入社初日に寝坊して遅刻した」「会議中に居眠りしていた」「経費で私物を買った」など、次々と予想外のエピソードが飛び出してきたのです。会場には小さなどよめきが起き、私自身も「こんなことを披露宴で言っていいの?」と驚きを隠せませんでした。
まさかのオチ、そして微妙な空気
先輩は最後に「でも、なぜか彼はずっと会社にいます。愛されている男なのでしょう」と締めくくったのですが、場内の反応はどこか薄笑いのような、何とも言えない雰囲気になっていました。当時は「お酒も入っていたし、少し話が脱線しただけだろう」と、あくまで“宴席のひと幕”として流していました。
スピーチは冗談ではなかった?
ところが後日、親戚付き合いの中で新郎の振る舞いを何度か目にするうちに、あのスピーチがまったくの冗談だったとは思えなくなってきたのです。
例えば、親戚の集まりにゲームに夢中で遅刻してきたことや、体調を崩していた新婦に「うつされるの嫌なんだよね」と言って別室にこもっていたこと。さらには、私の母に対して「そちらの家のリビングは広いので、今度友だちを呼ばせてください」と真顔で話してきたこともありました。
それらの出来事を重ねるうちに、「あのスピーチの内容は、まんざらウソではなかったのかも」と思うようになっていきました。
まとめ
当初は、スピーチをした先輩の非常識さが印象に残っていましたが、後から思えば、あの言葉たちはある種の“警鐘”だったのかもしれません。披露宴という特別な場であっても、うわべだけで判断せず、その人自身をきちんと見ていくことの大切さを、あの出来事から学んだ気がします。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※AI生成画像を使用しています
著者:朝井野芽/30代女性・パート
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年9月)
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非常識な人の発想は、ぶっ飛んでんな。