大丈夫と思っていた矢先…
妻からは何度も「病院に行ってみて」と言われましたが、仕事の忙しさを理由に聞き流していました。
そんなある日、出張先の駅で階段をのぼっていた際、突然これまでにない強い胸の痛みに襲われました。まるで胸を締め付けられるような激痛で、脂汗が噴き出し、呼吸も苦しくなり、その場でうずくまってしまいました。
駅から救急搬送された私
異変に気づいた駅員さんがすぐに救急車を手配してくれ、搬送先の病院で診断されたのは重度の「狭心症(心臓の冠動脈が一時的に狭くなり、心筋への血流が不足して胸痛や圧迫感を引き起こす疾患)」。
医師から「心筋梗塞の一歩手前だった。このまま我慢していたら命に関わるところだった」と告げられ、背筋が凍る思いがしました。そのまま緊急でカテーテル手術を受け、なんとか一命をとりとめました。
まさか命を左右する病気だったなんて
この経験を通して、体のわずかな不調を「年齢のせい」「ストレスのせい」と片付けてしまう怖さを痛感しました。自分では軽い症状だと思っていたことが、命を左右する病気のサインだったのです。
今は、しつこく心配してくれた妻や、迅速に対応してくれた駅員さん、そして医療スタッフの方々への感謝の気持ちでいっぱいです。
まとめ
あの日以来、当たり前に思っていた健康のありがたさを改めて感じ、定期的な検診を欠かさず受けるようになりました。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
著者:加藤 誠/50代男性・会社員。
イラスト:sawawa
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年9月)
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