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「なんか目が痛い」休日も働きづめの夫が訴えた不調…受診で待っていた驚きの結末とは

休日も仕事をするほどハードワーカーな夫は、自分の健康のことは後回しで無頓着なところがあります。そんな夫が40代になったある日、突然目の不調を訴えたのです。普段あまり病気をしない健康な夫は受診を渋り、私も夫のことが気になりつつも、家事や育児と自分のことで精いっぱい。しばらく見守っていたところ、夫の症状が悪化。急いで受診すると、私たちを待っていたのは驚きの結末でした。

この記事の監修者
監修者プロファイル

医師田辺直樹先生

田辺眼科クリニック院長。日本眼科学会認定専門医。札幌医科大学医学部卒業。名鉄病院、名古屋大学、知多市民病院で眼科医員、公立学校共済組合 東海中央病院で眼科医長を務めたのち、2004年に地元愛知県名古屋市にて、田辺眼科クリニックを開院。子どもからお年寄りまで幅広い目の悩みに対するきめ細かいケアに定評がある。
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「なんか目が痛い」突然夫が不調を訴え

5歳年上の夫が40代になったばかりのころの話です。結婚したときは30代だった夫もいつの間にか40代になっていましたが、相変わらず元気だけが取りえで、特に大きなけがや病気をすることなく健康に過ごしていました。

 

ただ、夫はそれをいいことに、自分の体のことにはいつも無頓着。新しい事業を始めたこともあり、平日も休日も働き、会議も頻繁。夜中までデスクワークをする日が続いていました。

 

「30代のころとは違うんだから、もう少し体をいたわって、たまにはゆっくりしないと!」と私が言うと、「はいはい、大丈夫」と空返事。仕事のことで頭がいっぱいで、それどころではないようです。

 

しかし、そんな日々の中、突然夫が「目が痛い」と言い始めました。私はあまり気にせずに過ごしていましたが、翌日も、その翌日も痛いと言い続けています。私は、「ひとまず眼科に行ってみたら?」と勧めますが、もともと病院ぎらい。よほどのことがない限り受診をしない夫は、あまり気が乗らない様子でした。

 

まぶしさが加わり症状が悪化

その後も、夫の目の痛みに改善の気配は見られず、むしろ悪化しているようでした。さらに「なんか光がまぶしくなってきた」と訴え出し、痛みだけでなく別の症状も表れました。

 

さすがにこのままでは危険だと思った私は「早く、今すぐ眼科に行って!」と強く迫りますが、「でも、忙しいから病院どころではないし……」と煮え切らない夫。私はすっかりあきれてしまい、「目が見えなくなっても知らないわよ」と大げさな発言をしてしまいました。

 

そして、その翌日の朝。夫が「目がまぶしすぎて運転ができない」と驚くべきことを言うのです。私は跳び上がり、「もう! 今すぐ病院に行くよ! 私が運転するから」と叫んで、夫を近くの眼科へ無理矢理連れていきました。道中、私は「昨日、目が見えなくなると半分冗談で言ってしまったけど、本当だったらどうしよう……」という気持ちが湧き、急に不安が襲ってきます。

 

 

受診した眼科は「大きな病院で処置を…」

ドキドキしながら眼科を受診した夫を駐車場で待っていたら、夫から電話。急いで出ると、夫は「もう、大きな病院へ行かないと手遅れみたい」と、予期せぬ結果を告げました。どうしてもっと早く病院に連れてこなかったのか、という大きな後悔を感じながら、私は夫を乗せ、紹介状が出された病院へ車を走らせました。

 

自宅から1時間以上かかる病院のため、帰りは夕方を過ぎそうでした。幼稚園に通う子どもたちを慌てて迎えに行き、一緒に病院へ。眼科の受付カウンターに着いたときは、少し落ち着きを取り戻しました。

 

そして、すぐに受診してもらった夫。しばらくして、私は医師に呼び出され、医師がたったひと言、「これからすぐ入院できますか?」。一瞬、私はどういうことかわからず、きょとんとしてしまいました。冷静さを装い、「一体なんの病気ですか?」と落ち着いて尋ねると、医師は淡々と、「ご主人は、細菌性角膜炎の疑いがあります」と告げたのです。

 

なんと、夫の目の不調は、ソフトコンタクトレンズの着けっ放しにより、細菌に感染したことが原因でした。ズボラで自分の体のことは二の次、三の次の夫は、長い時間コンタクトレンズを着けたまま過ごしていたのです。徹夜することも多かったので、仕方がないとも思いましたが、そのまま夫は入院することに。半月ほど入院し、毎日経過観察と目薬による治療で完治することができました。

 

まとめ

夫があのまま病院を受診していなければ失明していた恐れもあり、振り返るとぞっとします。同時に、妻として、もう少し夫の体のことを気にかけてケアしなければいけなかった、と深く反省しました。

 

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

著者:森 うめこ/30代主婦。ケーキよりどら焼き派。過干渉な実母と、音信不通気味な義母、2人との距離感に悩む。

イラスト/sawawa

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年9月)

 

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