ポテトチップスのNG行為とは?【正しい保存方法で!】
今回は普段何気なく食べているポテトチップスの「保存のNG」、「扱い方のNG」に分けて、注意点と正しい管理方法をご紹介していきたいと思います。
保存のNG①袋をそのまま閉じただけで保存
開封後、輪ゴムやクリップで袋を閉じただけでは十分に密閉できません。
袋内に残った空気や外部から侵入する湿気によって食感が損なわれるほか、油脂の酸化も進行しやすくなります。
どうしても一度に食べきれず残る場合は、袋の口をしっかり折りたたみ、空気をしっかり抜いてからクリップで留めるのが基本。
さらに、密閉容器やチャック付き袋に入れて二重保存すると湿気の侵入を防げますよ。
保存のNG②高温多湿な環境での保存
台所のコンロ付近やシンク下などは温度・湿度が高くなりやすく、湿気りや酸化が進行しやすい環境です。
開封してしまったものは特に油脂の劣化が進むため、環境には注意が必要です。
また直射日光が当たる場所も油の酸化を早めるためお勧めできません。
直射日光・高温多湿を避けた涼しい常温の場所が理想的です。
キッチンのコンロまわりや夏場の窓際などの保存は避け、温度変化が少ないところを選びましょう。
保存のNG③冷蔵庫での保存
冷蔵庫の保管は、一見「涼しい場所」なので、ポテトチップスの保存場所として問題なさそうに思えますよね。
しかし冷蔵庫内は湿度が高いため、ポテトチップスが湿気りやすくなります。
また、ポテトチップスの油分は他の食品の匂いを吸収しやすく、冷蔵庫内にある食品の匂いが移ってしまい、風味が変化する可能性も。
さらに、取り出した際の温度差によって袋やポテトチップス自体に結露が生じ、湿気のリスクが増大するため適切ではないと言えます。
扱い方に関するNG①電子レンジやオーブントースターでの加熱
湿気たチップスを「温めれば元に戻る」と考えて電子レンジで加熱するのは危険です。
油分が高温になり、焦げや発煙の原因となるほか、風味も著しく損なわれます。
オーブントースターも同様に加熱しすぎると焦げやすく、油の酸化臭が強く出ることも。
特に厚切りタイプやリッチフレーバーの製品は焦げやすい傾向があります。
そのほか、安全上のリスク(過熱→発煙・発火)もあるため、電子レンジやオーブントースターでは加熱しないようにしましょう。
扱い方に関するNG②食べ残しを袋に戻す
湿った口や手で触れたチップスを袋に戻すと、水分や雑菌が入り込み、他のチップスまで劣化します。
あらかじめ食べ切れる量をお皿に取り出すようにしましょう。
また取り出す時もなるべく手で直接触らないようにし、 袋ごとさっと皿に取り出すか、清潔なトングなどを使うのがおすすめです。
正しく扱えば、サクサクは長持ち!ポテトチップスは正しい保存方法を!
普段何気なく食べているポテトチップスですが、保存環境や扱い方を少し工夫するだけで、最後の一枚までカリッとおいしく楽しめます。
万が一湿気てしまったポテトチップスは、砕いてサラダのトッピングにしたり、スープやポタージュのクラッカー代わりにしたり、料理の材料として再利用することでおいしく蘇らせることができますよ。
今回の記事を参考に、普段の食べ方を見直してみてくださいね!