便秘はよくあることだと放置していた日々
若いころからおなかをこわしやすく、腸が弱いという自覚がありました。そのため、60代に入って便秘気味になったときも「年をとると誰でもこうなるものだろう」と思い込み、特に深刻に考えていませんでした。
午後になるとおなかが張ることはありましたが、痛みもなく、市販薬で症状が落ち着くことも多かったため、わざわざ病院に行く必要はないと判断していたのです。
便に血が混じり、病院へ
ある日、便にうっすらと血が混じっているのに気づきました。「一時的なものだろう」と思いながらも不安が募り、念のため近くの病院を受診しました。すると、医師からすぐに精密検査をすすめられました。
検査の結果、「早期の大腸がん」と告げられた瞬間、頭が真っ白になりました。痛みもなく、ただの便秘だと信じていたので、自分ががんだとは夢にも思っていなかったのです。
早期発見で救われた命
幸いにもがんは初期段階で、内視鏡による切除手術だけで済みました。入院期間も短く、現在は定期的な経過観察を続けながら普段通りの生活を送れています。
しかし、あのとき受診を先延ばしにしていたら、病気がもっと進行していたかもしれないと考えると、ゾッとします。
まとめ
今回の経験から、どんなに小さな体調の変化でも軽く見てはいけないと痛感しました。特に「年齢のせい」と思い込んでしまいがちな症状の中には、重大な病気が隠れていることも。少しでも異変を感じたら迷わず受診する――それが自分の命を守る第一歩だと身をもって学んだ出来事でした。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
著者:久野楓子/60代女性・パート。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年9月)
※一部、AI生成画像を使用しています
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