【医師監修】陣痛促進剤を使うケースとは? リスクはないの?
陣痛促進薬には、まだ陣痛が始まっていないときに陣痛を誘発するために使用する場合と、弱い陣痛を促進するために使用する場合の2パターンがあります。
誘発する場合
□破水後陣痛が始まらないとき(感染症にならないようにするため)
□妊娠42週が近づいてもお産が始まらないとき(妊娠42週以降の出産にならないようにするため)
促進する場合
□子宮口の開きが進まない原因が弱い陣痛のためと判断されたとき(弱い陣痛がずっと続くと体力を消耗し、ますます陣痛が弱くなってしまうこともあるため)
使用方法
陣痛促進剤は、医師の監視の下、慎重に使用します。量がコントロールできる点滴でおこなうことが主流になっています。分娩監視装置で、陣痛の状態や赤ちゃんの心拍を確認しながら陣痛促進剤の量を調節していきます。
陣痛促進剤を使用するときには、どのような状態のため使用するのかという明確な理由や説明がおこなわれます。
陣痛促進剤は2,3分おきに強い陣痛が来るように量を調節します。陣痛促進剤を使用しても効果がない場合は、一旦中止をします。
体力が回復した翌朝から再度点滴を開始して様子を見ますが、それでも効果が出ない場合は帝王切開分娩に切替わる場合もあります。
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