生後5カ月~6カ月頃から始まる離乳食。色々なものを食べさせてあげたいけれど、家事や仕事に追われ「手作りだけでは負担が大きい」と感じるママやパパも多いのではないでしょうか。
そんなママやパパにとって、時間がない時や外出先でも利用できるベビーフードはとても重宝するアイテムです。
今回は、月齢別におすすめのベビーフードをご紹介していきます。これから離乳食が始まる方や、離乳食のレパートリーを広げたい方、外出先や時間がないときの離乳食にお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。
ベビーフードの種類と選び方
まずは、ベビーフードの種類と選ぶ際のポイントをご紹介します。
ベビーフードの種類と選び方
一口にベビーフードと言っても、その種類はさまざま。それぞれの特徴は、以下の通りです。
種類 | 特徴 |
---|---|
フリーズドライ | 【お湯をかけるだけで使えるタイプ】 ・離乳食初期は特に使いやすいのが特徴 |
粉末 | 【お湯で溶くだけのタイプ】 ・離乳食初期や、スープやみそ汁などの汁物もあり |
パック | 【温めるだけで主菜として使えるタイプ】 ・商品によっては、温めずにそのまま食べられるものもあり ・離乳食後期以降は、特に使いやすい |
瓶詰め | 【温めるだけで食べられるタイプ】 ・商品によっては、温めずにそのまま食べられるものもあり ・離乳食初期~中期にかけては、特に使いやすい |
どのタイプのベビーフードも離乳食初期から完了期まで使えますが、初期から中期は容量が少なく使いやすいフリーズドライや粉末タイプがおすすめ。
離乳食後期以降は食べられるものが増えるため、主菜や副菜などたくさんの食材をバランス良く含んだパックや瓶詰めが便利です。
赤ちゃんが好みのものを複数ストックしておく
赤ちゃんの好みも、ベビーフードを選ぶ際の大きなポイントになります。赤ちゃんが飽きないよう、何種類かストックしておくと良いでしょう。
ストックが十分にあれば、急な外出や時間がない時でもすぐに用意できて便利です。
赤ちゃんの好みは、実際に食べさせてみないと分かりません。ストックする際は、事前に1~2回与えてみて、しっかり食べてくれたものを選ぶようにしてください。
【離乳食初期|5カ月~6カ月頃】ベビーフードおすすめ2選
まずは、生後5カ月~6カ月頃の離乳食初期におすすめのベビーフードを2つご紹介します。
和光堂 はじめて離乳食
離乳食初期から使える、フリーズドライタイプのベビーフードです。
裏ごしした国産野菜や魚が1個=ひとさじ分になっているため、計量いらずで便利なのが特徴。初めて食べる食材のひとさじ目として使うのも、おすすめです。
縦長サイズで場所を取らないため、ストックしやすい商品でもあります。
キユーピー 瓶詰め
離乳食初期から使える、瓶詰タイプのベビーフードです。
定番野菜の組み合わせや果物、だし仕立てのおかゆなど、レパートリーも豊富。時間がない時や外出先での食事にも活用できます。
着色料・保存料・香料は一切使ってない点も、安心できるポイントです。
【離乳食中期|7カ月~9カ月頃】ベビーフードおすすめ2選
続きまして、生後7カ月~9カ月頃の離乳食中期におすすめのベビーフードを2つご紹介します。
キユーピー ハッピーレシピ
7カ月以降のお子さん1食分として使える、パックタイプのベビーフードです。
こちらの「ささみと野菜のリゾット」は、離乳食中期によく使うことが多い鶏のささ身や野菜をトマト風味のリゾットにしているタイプ。
他にも、定番食材を使った「白身魚と野菜の雑炊」などもあります。
キユーピー にこにこボックス
主食と主菜が1個ずつ入った、お弁当タイプのベビーフードです。
こちらの「おさかなセット」の他にも「かれいの和風煮セット」と「鶏ささみの洋風煮セット」があります。
主食と主菜が各60g入っていて、炭水化物と野菜、たんぱく質がバランスよく配合されています。これだけで1食分がしっかりと採れるので、外出先での食事にも便利です。
【離乳食後期|9カ月~11カ月頃】ベビーフードおすすめ3選
続いては、食べられるバリエーションがグンと増える生後9カ月~11カ月頃の離乳食後期におすすめのベビーフードを3つご紹介します。
和光堂 グーグーキッチン
さまざまな種類の食材が使われており、主食や主菜として使えるパックタイプのベビーフードです。ラインナップが豊富なので、3回食になり毎食作るのは大変と感じているママにもおすすめできます。
パッケージには栄養分布とおすすめの副菜が記載されており、メニューに悩まなくて済むのも大きなポイントなのではないでしょうか。
森永乳業 おうちのおかず
人気の和食メニューが4種類セットになった、パックタイプのベビーフードです。
内容量が100gと他のベビーフードより多めなので、たくさん食べてくれるお子さんでも満足してくれるのではないでしょうか。
キユーピー すまいるカップ
1つのカップに食べやすく調理された主食が1食分入った、カップタイプのベビーフードです。
こちらの「野菜たっぷりチキンライス」の他にも、「牛肉のすき焼き風ごはん」や「北海道コーンのチキンドリア」など全5種類を展開しています。
持ち運びに便利なサイズで蓋を開けてすぐに食べられるので、外出先での食事にもおすすめです。
【離乳食完了期|12カ月以降】ベビーフードおすすめ3選
最後に、食べられるバリエーションだけでなく食べる量も増える生後12カ月頃〜の離乳食完了期におすすめのベビーフードを、3つご紹介します。
ピジョン 管理栄養士の食育ステップレシピ
ベビーケア用品で人気の「ピジョン」が販売している、パックタイプのベビーフードです。
内容量80gと、ちょうど1食分の主菜として使えるラインナップが充実。こちらの「ふんわり鶏つくね」以外にも、「海鮮八宝菜」、「まぐろの中華煮」、「まろやか野菜カレー」などがありバリエーションが豊かです。
3回食になり毎食作るのは大変と感じているママ・パパや、忙しいとき用にストックしておきたい方におすすめですよ。
和光堂 栄養マルシェ
主食90gと主菜80gがセットになった、お弁当タイプのベビーフードです。
種類豊富な食材がバランスよく使われており、これ1個で1食分を賄える点も魅力。
バリエーションも豊富なので、外出時のお弁当用にストックしておくと便利です。
森永乳業 大満足ごはん
お肉やお魚が使われ、ごはんも入っているメニューを4種類セットにした、パックタイプのベビーフードです。
1食分120gと量も多いうえ、このパック1つで不足しがちな鉄とカルシウムを1食分、しっかり摂れます。
パックは3箇所から切れる仕様になっており、外出先ではお皿代わりに使うことも可能です。
レパートリーを増やす!おすすめベビーフード活用法
ストックしておくと便利なベビーフードですが、お子さんの好みが変わり食べなくなってしまった、月齢が過ぎて使いにくくなってしまった、ということもあるかもしれません。
そこで、そのまま食べさせるだけではないベビーフードの使い方を、3つご紹介します。
ジャムやパテの代わりにパンに塗る
離乳食初期のベビーフードは、しっかりと裏ごししてありペースト状のものがほとんど。
野菜や果物のペーストはジャム代わりに、たんぱく質はパテの代わりにパンに塗るのもおすすめです。
パンに塗ることで、また違った味を楽しめますよ。
野菜スティックのディップにする
調味料を使うようになると、素材そのものだけの味では満足しなくなるお子さんはとても多いですね。
そんな時におすすめなのが、ベビーフードを野菜スティックのディップにする技です。
野菜だけではあまり食べてくれない子でも、ベビーフードをディップすることで他の味が加わり食べやすくなります。
調味料として混ぜる
主食や主菜として使えるベビーフードですが、月齢が進みたくさん食べられるようになると、物足りなさを感じることも。
また、月齢が進むと離乳食のレパートリーをもっと増やしたいと感じるママも多いですね。
そんな時は、ベビーフードを調味料として使うのもおすすめ。
主菜として使えるベビーフードは、野菜を加えてボリュームアップ。スープのベースとして使うのも良いですね。
小麦粉を加えておやきにすると、おやつにピッタリです。また、フルーツ系のベビーフードは、ヨーグルトに混ぜてデザートに。
このように調味料代わりに使うと、一気に離乳食のレパートリーが増えるので便利ですよ。
まとめ
離乳食が始まると、育児はさらに忙しくなります。
手作りの離乳食にこだわるのはとても素晴らしいことですが、毎回、少量を作るのは大変。育児で忙しいからこそ、離乳食を上手に活用して、赤ちゃんと笑顔で向き合えると良いですね。
そんな時は、少しだけ力を抜いてベビーフードに頼っても良いのではないでしょうか。
また、ベビーフードを参考にすると、離乳食づくりのレパートリーを増やすこともできます。お子さんとの食生活を楽しいものにするために、ぜひベビーフードを活用してみてください。