さまざまな事情で搾乳が必要となるママにとって、搾乳器はとても便利なアイテムです。
今回は搾乳器のおすすめ商品を「手動タイプ」と「電動タイプ」に分けてご紹介します。商品の選び方や注意点、必要性についても解説しますので、ぜひ参考にしてください。
失敗しない搾乳器の選び方・注意点
まずは、搾乳器の選び方と注意点について、解説します。
手動タイプか電動タイプかで選ぶ
搾乳器は、大きく「手動タイプ」と「電動タイプ」に分類できます。
手動タイプは手で握って圧をかけることで搾乳でき、低価格なのが特徴。一方の電動タイプはセットすれば自動で搾乳できるため便利ですが、手動タイプに比べると高額です。
どちらを選ぶかは好みもありますが、使用頻度が高い方や腱鞘炎などの手の痛みがある方は電動タイプを。使用頻度が少ない方や、あまりコストをかけたくない方に手動タイプを選ぶと良いでしょう。
乳房・乳頭の大きさに合ったものを
乳房に当たるカップと乳頭の大きさが合わないと、うまく搾乳できないことがあります。
搾乳器を購入する際は事前に乳頭の直径を測り、購入予定の搾乳器のカップの穴とサイズが合うか確認しましょう。
自分では判断するのが難しい方は、助産師に相談するのもおすすめ。出産後の入院中や母乳外来、産後検診のときなどに相談してみてください。
【手動タイプ】搾乳器おすすめ5選
ここからは、おすすめの搾乳機をご紹介していきます。
まずは、手動タイプの5商品からです。
「メデラ」ハーモニー 手動搾乳機
さまざまな乳房の形にぴったりフィットさせやすい楕円形状の搾乳口が付いた、手動タイプの搾乳器です。
搾乳口がオーバル型で360度回転するため、好みの角度に調節しながら搾乳できるのが特徴。
圧をかけるハンドルは握りやすく疲れにくいデザインで、左右どちらの手でも持ちやすく使いやすい構造となっています。
「UFsmile」搾乳器 手動タイプ
吸引圧を3段階調整できる、手動タイプの搾乳器です。
搾乳口には立体的な突起が付いており、搾乳しながらマッサージ効果も得られます。
乳腺を刺激して母乳の出を促してくれるため、効率的に搾乳したい方にもおすすめです。
「ピジョン」母乳アシスト 搾乳器 手動
ハンドルが90度回転し、握りやすい角度で操作できる手動タイプの搾乳器です。
赤ちゃんの哺乳研究からヒントを得て作られた「あかちゃんここちリズム」を採用。
はじめに準備としておっぱいを刺激してから搾乳ステップに移行するため、母乳の分泌が促され、しっかり搾乳できます。
「アンジュスマイル」搾乳機 手動
吸引力を3段階に調整できる手動タイプの搾乳器です。
直径約8cmの搾乳口には、ママのおっぱいを優しく包み込むシリコンフィットカバーを採用。
125ml入るビンを付属の乳首に付け替えれば、そのまま哺乳瓶としても使えます。
「カネソン」搾乳器 ママらくハンドα
ハンドルの取り付け位置を変えることで、吸引力を3段階に調節できる手動タイプの搾乳器です。
搾乳口は直径約8cmで、乳房を優しく包み込みながらしっかりフィットするシリコンカバーを採用しています。
ボトルに付属の乳首を付け替えれば、そのまま哺乳瓶として授乳可能です。
【電動タイプ】搾乳器おすすめ5選
続いて、電動タイプの搾乳器のおすすめ商品を、5つご紹介します。
「メデラ」搾乳器 電動 ソロ
360度回転するオーバル形状の搾乳口で、一人ひとりの乳房の形に合わせた搾乳を可能にした電動タイプの搾乳器です。
シンプルなボタン操作で、赤ちゃんがおっぱいを飲むときの流れを再現しながら搾乳します。
パーツが少なく、洗浄や組み立てが簡単な点もポイントです。
「ピジョン」母乳アシスト 搾乳器 電動
軽量コンパクト設計で、さっと使える電動タイプの搾乳器です。
コードレスタイプのため、コードやアダプターなどがもたつかず使いやすい点がポイント。
充電バッテリー搭載で、充電さえしておけばいつでもどこでも搾乳できます。
「Akizora」搾乳器 電動 充電式
搾乳機能のほかに催乳モードとマッサージモードを搭載した、電動タイプの搾乳器です。
吸引圧は9段階で、ママの体調に合わせて細かく調整できます。
「片胸タイプ」と「両胸タイプ」を選べます。短時間で効率よく搾乳するなら「両胸タイプ」がおすすめです。
「Bellababy」電動 搾乳器 ダブルポンプ
一度に両胸から搾乳できるダブルポンプを採用した、電動タイプの搾乳器です。
充電式のコードレスタイプで、場所を問わずに搾乳できるのがポイント。
付属のボトルはもちろん母乳バッグへ直接搾乳することもできるため、母乳バッグ保存をされる方におすすめです。
「Amahom」ハンズフリー 電動搾乳器 ダブルポンプ
両胸から同時に搾乳できる電動タイプの搾乳器です。
搾乳口に母乳が溜まるため、ハンズフリーで搾乳できます。
27mmの搾乳口付きですが、無料で21mmまたは24mmを提供してもらうことも可能。サイズが合わないときは販売店へ相談してください。
搾乳器はどんなときに必要?
搾乳機は、以下のようなケースに重宝します。
- 赤ちゃんが入院しており、直接母乳を与えることができない
- 赤ちゃんが眠りがち、哺乳力が弱いなどの理由で直接母乳だけでは授乳量が少ない
- 乳頭の形などの影響で、赤ちゃんが直接吸うことができない
- 母乳の分泌を増やしたい
- 赤ちゃんが飲む量より、母乳の分泌量が多くおっぱいが張ってつらい
- 外出や他の家族に預ける
- 保育園などに預けるため、日中は直接母乳を与えることができない
- 哺乳瓶に慣れさせたい
搾乳器がなくても手搾りで搾乳できますが、「うまく絞れない」「腱鞘炎などで手に痛みがある」「搾乳に時間がかかる」「搾乳した母乳の採取がむずかしい」など、トラブルが起こりやすいのも事実です。
定期的に搾乳する、母乳の分泌量を増やしたい、搾乳した母乳を保存したい、といったケースでは搾乳器を使って搾乳した方が便利ですし、ママの負担も少なくなるのではないでしょうか。
まとめ
搾乳器には「手動タイプ」と「電動タイプ」がありますが、どちらにもメリット・デメリットがあります。
今回ご紹介した商品を参考に、生活スタイルや購入条件などを考慮のうえ、最適な商品を選んでくださいね。