出産準備中に用意しておきたいアイテム「ベビーベッド」ですが、石崎家具・IKEAなどの家具メーカから西松屋・カトージなどベビー用品ブランドまで多くの商品が販売されています。
「お世話しやすいのはハイタイプ?ロータイプ?」 「折り畳み式の方が後々は便利?」
など探していく中でたくさんの疑問が出てきますよね?
今回はベビーベッド選びで失敗しないための選び方やおすすめベッドを紹介します。
ベビーベッドはいつから・いつまで使う?
ベビーベッドは通常、生まれてすぐの赤ちゃんから使用できます。
ベビーベッドの多くは組み立て式ですので、設置場所を決めて余裕をもって準備しておくと良いでしょう。
また、レンタルの場合、ベビー布団は各自用意する必要があります。
新生児のあいだは「おしっこの漏れ」「ミルクの吐き戻し」など何かとすぐに汚れるのでシーツやタオルなどは予備を用意しておくと便利です。
一般的には2歳までが目安、長く使えるベッドを選ぶ
多くのベビーベッドは新生児向けに設計されており、各メーカーの取扱説明書等を確認すると
「使用期間:生後24か月以内」
に設定されているベビーベッドが多いです。
ただ、口コミやSNSなどで先輩ママの声をきくと、2歳児までフルでベビーベッドを使用する方が少数派のようです。
一般的に生後11~12か月未満の赤ちゃんの90%がつかまり立ちが出来るようになると言われています。
参考資料:厚生労働省「乳幼児身体発育調査 平成22年度」
ベビーベッドは赤ちゃんがつかまり立ちした時に柵が胸より高くなると落下しまう危険性があり、大変危険です。
床板が下げられるなど乗り越えられない高さに調整できるのであればメーカーの説明書にある使用期間まで使えます。
ただし、赤ちゃんの体も大きくなるので寝返りをうつ際に狭くて寝つきが悪くなるケースもあります。
このようにベビーベッドを選ぶ段階でどのくらいまで使用するのか、ある程度の目安を考えて購入すると良いでしょう。
長く使用したいのであれば
- 大きくなっても使用できるサイズ
- 成長に合わせて高さを変えられるタイプ
こちらのポイントが重要になります。
ベビーベッドを使う理由
ベビーベッドは安い買い物ではないですし、そもそも
「ベビーベッドっているの?」「添い寝でも良くない?」
と思う親御さんもいるでしょう。
ただ、ベビーベッドは赤ちゃんを危険から守る上でも重要なので、ベビーベッドの重要性を正しく理解しましょう。
転落などから赤ちゃんの安全を守る
ベッドからの転落による事故は赤ちゃんの事故の中でも多いです。
柵のあるベビーベッドで寝かせることで赤ちゃんの転落を防止できます。開閉式の柵の場合、赤ちゃんのお世話をするとき以外は赤ちゃんが届かない高さまで柵を引き上げて、しっかりとロックをかけるようにしましょう。
また、幼い兄弟やペットを飼っている場合、思わぬアクシデントが起こることがあります。
不慮の事故が起こらないように赤ちゃんを安全な場所で寝かせるためにもベビーベッドは重要です。
添い寝は危険?
添い寝は赤ちゃんとのスキンシップがとれて、寝かしつけの段階では赤ちゃんも安心して眠ることができますが、
大人用のベッドや布団で一緒に寝ることは危険です。
東京消防庁の調べによると平成28年~令和2年の間に、ベッド内での窒息は127件発生し、そのうち0歳児の事故が118件(93%)にも上るそうです。
大人用のマットレスは赤ちゃんが沈み込んでしまうため、うつぶせになった際に頭を持ち上げられずに窒息していしまう危険があります。
添い寝をしていると眠っている間に赤ちゃんを無意識のうちに体で圧迫してしまう危険性があります。
また、添い寝をしている間に保護者の髪が赤ちゃんの首に巻き付いて、窒息してしまう事故も発生しています。
添い寝をする場合、赤ちゃんが眠ったら必ずベビーベッドに移動させるようにしましょう。
布団で添い寝する場合も、大人と赤ちゃんの布団と掛け布団は分けるようにしましょう。
赤ちゃんのお世話を楽にする
パパ・ママにとって赤ちゃんのお世話をするのは精神的にも大変です。
特に初めての赤ちゃんの場合、小さなことでも気になって目が離せないという人も多いでしょう。
ベビーベッドという安全な空間で赤ちゃんが眠ることで、親御さん自身も安心感を得ることが出来ます。
腰への負担を軽減
新生児のお世話は「おむつ替え・着替え」など一日に何度も行います。
新生児 一日の「おむつ替え・着替え」回数
おむつ替え | お着替え |
---|---|
1日 10~12回 | 1日 2~3回 |
ベビーベッドがあることで腰への負担を軽減することが出来ます。
ベビーベッドの選び方
1.ハイタイプとロータイプ
ハイタイプ
一般的に赤ちゃんが眠る床板の高さが床から70㎝前後のベッドをハイタイプと呼びます。
高さがあることで赤ちゃんの寝貸し付けや抱っこなどお世話がしやすくなり、ペットや幼い兄弟がいる場合は赤ちゃんとの接触や事故を防止することが出来ます。
ハイタイプのメリット①腰痛防止
赤ちゃんのお世話には屈んだり腰を曲げた状態での作業が多いので、腰痛になってしまうパパ・ママも多いです。
ハイタイプのベッドの場合、立ったまま作業が出来るので屈む回数が減り腰痛防止になります。
ハイタイプのメリット②おむつなどの収納に便利
ハイタイプの場合、床板の下に空間が出来るので収納として使うことが出来ます。
おむつやおしりふきなど消耗品のストックを置いておくと便利です。
ハイタイプのメリット②みんなが生活するリビングでも安心
日中は目の届きやすいリビングで赤ちゃんのお世話をしたい方も多と思いますが、家族が多いと物を落としたり何かと危険です。
ハイタイプのベッドでは高さがあるのでペットや幼い子供がいても安心して生活できます。
ロータイプ
一般的に赤ちゃんが眠る床板の高さが床から45㎝以下のベッドをロータイプと呼びます。
高さがない分、おむつを替えたりする際は立ち膝でお世話をすることになりますが、両親がベッドで横になった時に同じくらいの高さになるので、すぐに赤ちゃんの様子が確認できます。
ロータイプのメリット①寝室で「添い寝」に近い状態でお世話できる
パパ・ママ自身が寝ている間も赤ちゃんが気になって眠れない!なんてこともあると思います。
寝室のベッドの高さにもよりますが、ロータイプの場合、一般的なベッドと同じくらいの高さになるので
「添い寝」に近い状態で眠ることが出来ます。
ロータイプのメリット②パパ・ママが布団の場合でも使用しやすい
ロータイプは和室などパパ・ママが布団の場合でも使用しやすいです。
赤ちゃんが急に泣いたりした時、立ち上がらずに確認ができますし、
「ちゃんと寝ているかな?」と夜中に何度も赤ちゃんの様子を確認してしまう親御さんにもおすすめです。
ロータイプのメリット③ベビーサークルとしての利用も可能
赤ちゃんが大きくなってベビーベッドを卒業した後でも、
マットレスと床板を外すことでベビーサークルとしても使用することが出来ます。
2.折りたたみ式ベビーベッド
最近では木製ではなく軽い素材でコンパクトに収納できる折り畳み式ベビーベッドも増えてきています。
里帰り出産や旅行など一時的にベビーベッドが必要な場合はとても便利です。
安全性の確認が必須
折り畳み式ベビーベッドは通常のベビーベッドに比べて価格も安く、インターネット上では数多くの種類が出品されています。
赤ちゃんの安全に関わるモノなので購入前に必ず安全基準を確認しましょう。
PSCマーク
国内で流通する乳幼児用ベビーベッドはPSCマーク「製品安全4法」の適合が必須です。
PSCマークがない商品はイラストや説明ではベビーベッドを示唆していても、商品名は「ベビーサークル」のように別のベビー用品とすることで検定を回避している可能性があります。
SGマーク
SGマークは一般財団法人製品安全協会が定める「安全基準・製品認証・事故賠償」が一体となった制度で、もしSGマークがついたベビーベッドで事故が起きた場合、最大1億円までの対人賠償保険が付いてきます。
おすすめ折り畳み式ベビーベッド ココネルエアー AB
コンパクトに折りたたんで持ち運びも簡単
組み立ても簡単で折りたたむことで専用バックに入れて持ち運びも可能です。通気性の高いマットとメッシュガードで赤ちゃんも快適に眠れます。
PSCマーク・SGマークの両方を取得しているので、安心してご利用できます。
サイズ | 104.1L x 73.7W x 94H cm |
カラー | グレーベアー、ココア、ホワイトグレー、ミルク |
安全基準 | PSCマーク |
素材 | フレーム:スチール、ポリプロピレン、ABS樹脂、ポリアミド / 縫製品:ポリエステル / 床板:MDF(中質繊維板) / 付属マット:ポリエステル |
重さ | 13kg |
3.収納
赤ちゃんのお世話には「おむつ」「おしりふき」「ミルク」など消耗品がたくさん必要になり、収納は欠かせません。
先述した通りハイタイプのベッドでは床板の下を収納として使うことが出来ますが、正直それでも全然足りません。
赤ちゃんのおもちゃや手口ふきなどすぐに使用したいものはベッドに引っかけて使える「吊り下げ収納」がおすすめです。
おすすめ「吊り下げ収納」 おむつストッカー オムツ収納 ベビーベッド 吊り下げ式
大容量でおむつや哺乳瓶など何でも収納可能!
おむつはもちろん、赤ちゃんのおもちゃや哺乳瓶など赤ちゃん用品を収納できるスペースをしっかり確保できます。
各収納ボックスはジッパーを外すことで3つにわけることが出来るので、用途に合わせて組み合わせて使用することも可能です。
ブランド | TJQ |
カラー | グレー |
サイズ | 高さ 18㎝、横 58㎝(18㎝、22cm、18㎝) |
ベビーベッドおすすめ人気BEST5
1.KATOJI(カトージ) ハイシートベビーベッド
大きくなっても長く使えるゆったりサイズ!腰に負担をかけないハイタイプ
シンプルで柵の開閉も可能で使いやすいデザインになっています。
高さも最大75㎝から43㎝まで調節できるので、赤ちゃんの成長に合わせて調整できるので長く使用することが出来ます。
ブランド | KATOJI(カトージ) |
カラー | ナチュラル、ホワイト |
幅 | 124cm |
高さ | 121cm |
奥行 | 78cm |
2.farska / ベッドサイドベッド
組み立て簡単!木製ベビーベッド
ネジやドライバーは一切不要で、ジョイント部分を差し込むだけで簡単に組み立てが出来ます。
高さも9段階に調節可能で、キャスター付きなので移動も簡単です。
柵が取り外しできるので、ベビーベッドを卒業した後はベビーサークルとしても使用可能です。
ブランド | Farska(ファルスカ) |
カラー | ホワイト |
幅 | 124cm |
高さ | 91cm |
奥行 | 75cm |
3.Aprica(アップリカ) ココネルエアー AB
家庭用・持ち運び用両方で使える
肩掛けサイズまでコンパクトに折りたたむことが出来るので持ち運び用としても便利なベビーベッドです。
軽いスチール製で耐久性は問題ないので、家庭用としても使用できます。
PSCマーク・SGマークの両方を取得しているので、安心してご利用できます。
ブランド | Aprica(アップリカ) |
カラー | グレーベアー |
幅 | 105.2cm |
高さ | 95.1cm |
奥行 | 70.4cm |
4.farska / コンパクトベッド
旅行用のベビーベッドに最適
トランク型のデザインで組み立て不要でどこでも使用できるのが最大の特徴です。
フルオープンにすることでキッズ寝具としても利用できるので、ベビーベッド以外の利用もできて便利です。
ブランド | farska(ファルスカ) |
カラー | メランジブラウン、メランジグレー |
幅 | 60cm |
高さ | 19cm(折り畳み時 24㎝) |
奥行 | 90cm(折り畳み時 60㎝) |
5.石崎家具 スリーピー | ミニ ワンタッチハイベッド プチ
簡単に折りたたんで、移動や収納も楽々できる
ハイタイプで幅90cm×奥行60cmのミニサイズなので初めての新生児の子育てにおすすめです。
折り畳み式でキャスターもついているので使わないときは収納しておけるのもポイントです。
ブランド | 石崎家具 スリーピー |
カラー | ホワイト、ナチュラル |
幅 | 94.8cm |
高さ | 110.4cm |
奥行 | 66.6cm |
ベビーベッドはレンタルも可能
ベビーベッドの種類やサイズが決まったら、購入するか・レンタルするかが最後のお悩みかと思います。
金額に限らずメリット・デメリットは人によって違いますので、
「購入がおすすめの方」「レンタルがおすすめの方」
に分けてご提案しますので参考にしていただければと思います。
購入がおすすめの方
- 2人目・3人目を考えている
- 欲しいベッドが決まっていて、レンタルに無い
- 破損などを気にせずに使いたい
- 一軒家でベビーベッドのスペースに困らない
- 安くてコンパクトなベッドの購入を検討
レンタルがおすすめの方
- 2人目の予定は現段階でない
- 里帰りの期間だけ使用したい
- 使用後の収納スペースがない
- 欲しいベッドがレンタルにある
- 1人目でレンタルを利用している
おすすめレンタルサービス ダスキンレントオール「かしてネッと」
衛生管理を徹底した「ダスキン」のベビーベッドレンタルサービス
家庭用・事務所用の清掃・衛生用品のレンタルをはじめミスタードーナッツなどの飲食店も展開する「ダスキン」が展開するベビーベッドのレンタルサービスです。
ベビーベッドだけでなくベビーチェア・ベビーカーなど衛生面が気になるベビー用品のレンタルを行っており、レンタルされる商品はプロの手で丁寧に除菌・殺菌されているので安心して借りることが出来ます。
また、産後すぐに必要になる
「ベビーベッド・マットレス・スケール・ベビーバス」
4点セットのレンタルもあるので初めての親御さんにもおすすめです。
6ヵ月以上のレンタルで最大40%オフ
レンタル期間は最短1日からOKで「9泊10日」など里帰りの短期間レンタルにもおすすめのプランがあります。
また、6か月以上のレンタルで最大40%になるので長期間借りる予定の方には嬉しい割引があります。
使用中に「もう少し借りたいな」と思った場合も延長が可能なので、気になる方は是非公式サイトで確認してみてください。
余裕をもってベビーベッドを準備しましょう!
先述したように、ベビーベッドは赤ちゃんが自宅に来てからすぐに使用するので余裕をもって準備しましょう。
購入・レンタルいずれの場合も組み立てには時間がかかりますし、布団やおむつなどのベビー用品の配置など部屋全体の整備も必要になります。
最適な環境で育児をスタートさせ、赤ちゃんとの楽しい日々を過ごせるようにしましょう。