タブレット機器を使用する進研ゼミのチャレンジタッチを子どもに受けさせたいと考えているけれど、料金が気になるという方は多いのではないでしょうか。チャレンジタッチはタブレット機器を取り入れた学習教材で、子どもが楽しみながら取り組めると人気を集めています。
タブレット機器を用いるため、受講費の他にタブレットの料金やサポートサービスの有無も気になる方もいるでしょう。そこで本記事では、チャレンジタッチの受講費やタブレットの料金、サポートサービスについて解説します。チャレンジタッチのメリット・デメリットも解説するため、これからチャレンジタッチの利用を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
GIGAスクール構想によるタブレット機器の導入
近年、教育の現場ではパソコン、タブレットなどのデジタルデバイスを活用した教育環境の整備が進められています。文部科学省が2019年に「GIGAスクール構想」を提唱し、子どもたちの力を最大限に引き出すため、児童1人につき1台のPCやタブレット端末などを整備することを目指しています。
従来、教育の現場で行われてきた一斉学習や個別学習などでは、個々の学力の差に十分に対応できない、子どもが受け身になりやすいなどの課題がありました。
ICTを活用することで、個々の学習状況に応じた対応が可能です。また、子どもが能動的に学習に取り組めるようになるなどのメリットもあります。
チャレンジタッチのようなタブレット機器を使用する通信教育教材を家庭でも取り入れれば、小学校でのタブレット学習にも対応しやすいでしょう。
チャレンジタッチとは?
チャレンジタッチは、進研ゼミが提供するタブレット学習を中心とした通信教育教材です。新1年生〜6年生を対象としており、小学校や中学校への入学準備としても利用できます。
専用タブレットを使用し、国語や算数などの科目の他、プログラミングなども学べます。AIを活用した教材や1,000冊の電子図書館、子どもの好奇心を育む教材などもあり、先端技術を取り入れながら子どもが自発的に取り組めるような工夫がされているのが特徴です。
さらに、追加料金なしで難易度の高い教材を利用できるのも魅力のひとつです。子どもの学習状況にあわせて、難しい内容にも挑戦できます。
チャレンジタッチの料金解説
チャレンジタッチの学年別の受講料は以下のとおりです。
学年 | 月払い | 6カ月一括払い | 12カ月一括払い |
新1年生 | 4,020円/月48,240円/年 | 3,610円/月43,320円/年 | 3,250円/月39,000円/年 |
1年生 | 4,020円/月48,240円/年 | 3,610円/月43,320円/年 | 3,250円/月39,000円/年 |
2年生 | 4,320円/月51,840円/年 | 3,890円/月46,680円/年 | 3,490円/月41,880円/年 |
3年生 | 5,320円/月63,840円/年 | 5,000円/月60,000円/年 | 4,460円/月53,520円/年 |
4年生 | 5,590円/月67,080円/年 | 5,370円/月62,440円/年 | 4,980円/月59,760円/年 |
5年生 | 6,710円/月80,520円/年 | 6,460円/月77,520円/年 | 5,980円/月71,760円/年 |
6年生 | 7,150円/月85,800円/年 | 6,880円/月82,560円/年 | 6,370円/月76,440円/年 |
受講費は12カ月一括払いが一番お得です。長く受講することを検討しているなら、12カ月一括払いがよいでしょう。
タブレット料金について
チャレンジタッチで使用する専用タブレットの料金は、受講期間によって異なります。
6カ月以上受講の場合、タブレット料金は無料です。初期費用もかからないため、費用をなるべく抑えたい場合でも安心して受講できるでしょう。
ただし、6カ月未満で退会する場合は8,300円のタブレット料金がかかります。チャレンジタッチから紙の教材が中心のチャレンジへコースを変更する場合も同額の料金がかかるため、退会のタイミングには注意しましょう。
また、もし自己破損などでタブレットが壊れてしまった場合、「チャレンジパッドサポートサービス」未加入だと定価の39,800円での再購入となります。
チャレンジパッドサポートサービスについて
「チャレンジパッドサポートサービス」は、自己都合でタブレットを壊してしまった際に、安価で新しいタブレットと交換できるサービスです。
たとえば、以下のような理由でタブレットを壊した場合に利用できます。
- きょうだいが壊した
- 濡れて壊した
- 落として壊した
上記のような自己都合でのタブレットが破損した際、チャレンジパッドサポートサービスに加入していれば3,300円で新しいタブレットと交換できます。また、保証期間が切れる2年目以降の自然故障時にも同額での交換が可能です。
なお、チャレンジパッドサポートサービスの加入には受講費とは別に以下の料金がかかります。
学年 | 月払い | 6カ月一括払い | 12カ月一括払い |
2024年度小1~3/2025年度小1~4 | 360円/月4,320円/年 | 325円/月3,900円/年 | 300円/月3,600円/年 |
2024年度小4~6/2025年度小5~6 | 240円/月2,880円/年 | 225円/月2,700円/年 | 200円/月2,400円/年 |
受講費と同様に、12カ月一括払いが一番お得です。
チャレンジパッドサポートサービスへの加入は任意ですが、加入しておくと万が一タブレットが故障した際の交換費用を抑えられます。不安な場合は加入しておくとよいでしょう。
チャレンジタッチのメリット・デメリット
チャレンジタッチを受講するにあたって、メリット・デメリットも気になるという方も多いのではないでしょうか。続いて、チャレンジタッチの主なメリット・デメリットを紹介します。
メリット①英語・プログラミングが無料で受けられる
英語・プログラミングが無料で受けられる点が、チャレンジタッチのメリットとして挙げられます。
新1年生から通年で利用できる「Challenge English」では、高校卒業相当レベルまでの英語力を養うことができます。子どもの習熟度にあわせて、書く・読む・聞く・話すの4つの力を身につけられる教材です。
また、プログラミング学習の教材はゲーム感覚で取り組める内容になっています。プログラミングで身につけたいのは、課題解決のために、情報をもとに手順を考えたり見直したりする論理的思考力です。チャレンジタッチのプログラミング学習では、楽しみながらプログラミング的思考を身につけられます。
メリット②「新・とき直しシステム」で間違えた問題もサポート
「新・とき直しシステム」で間違えた問題もサポートしてくれる点も、チャレンジタッチのメリットです。新・とき直しシステムは、テストの直後や月末の忘れた頃などに間違えた問題のとき直しを促すシステムで、つまづきを解消するのに役立ちます。
解けない問題があった場合、分からないままで学習を続けてしまうとその先の学習でつまづいたり成績が伸び悩んだりしてしまいます。新・とき直しシステムで復習することで、つまづいた内容を効率的に克服し、苦手解消につなげられるのです。
また、実力診断テストではテスト結果をもとに、まちがえた内容にあわせた個別のとき直しドリルを自動で提案する機能もあります。こうしたサポート機能を活用することで、子どもの分からない・苦手を放置しない学習環境を整えられるでしょう。
メリット③子どもに合わせたオリジナル問題が追加
チャレンジタッチは子どもに合わせたオリジナル問題が追加される点もメリットです。
チャレンジタッチにはAIが導入されており、AIが子どもの実力にあわせた学習内容を提案してくれます。子どもが一人で取り組んでいると、どの科目や単元から取り組めばよいか分からず悩んでしまうこともあるでしょう。
チャレンジタッチでは毎日最適な学習内容を提案してくれるため、子ども一人でも迷わず学習できます。さらに、AIが分析した子どもの苦手や得意をもとに、復習や先取り学習も可能です。先取り学習では小学校全学年の国語・算数に取り組めるため、得意をどんどん伸ばすことができるでしょう。
デメリット①1台のタブレットを最長6年間使わないといけない
チャレンジタッチは1台のタブレットを最長6年間使用しなければならない点がデメリットです。専用タブレットを使用する学習教材のため、タブレットが欠かせません。タブレットが万が一故障した場合は再購入が必要です。
しかし、先述したとおり再購入時にはタブレット代がかかります。チャレンジパッドサポートサービスへ加入していれば安価で新品と交換できますが、できれば追加費用はかけたくないという方もいるでしょう。
大切に使っていても、毎日使用していれば故障する可能性も高まります。最長6年使用するために、取り扱いに注意しましょう。
デメリット②2年以上さかのぼって教材利用が出来ない
チャレンジタッチでは2年以上さかのぼっての教材利用ができない点も、デメリットのひとつです。
チャレンジタッチで配信されるメインレッスンでは、前の学年であればさかのぼり学習が可能です。しかし、それ以前にさかのぼることはできないため、2年以上前に苦手な単元があってもさかのぼり学習ができません。
チャレンジタッチでは、とき直しシステムや復習を促す問題の提案などの機能があります。これらの機能を活用して、苦手な単元は早めに克服するよう取り組みましょう。
デメリット③ご褒美アプリのゲームに注意
ご褒美アプリのゲームに注意が必要な点も、デメリットのひとつです。チャレンジタッチでは、ゲーム感覚で学べるご褒美アプリをダウンロードできるようになっています。子どもによっては、ご褒美アプリのゲームばかりをしてしまうこともあるのです。
メインレッスンや他の教材の1カ月分の内容を早くに終わらせたり、やる気が出なかったりして、ゲームばかりすることは少なくないでしょう。子どもの勉強へのモチベーションを維持しながら、ご褒美アプリばかりではなくメインレッスンや他の教材にも取り組むよう工夫しましょう。
チャレンジタッチのお役立ち情報
最後に、チャレンジタッチを利用する際にチェックしておきたい、お得に利用するポイントや他の通信教育教材との料金比較などのお役立ち情報を紹介します。チャレンジタッチの利用を検討しているなら、ぜひ参考にしてください。
チャレンジタッチの料金を安くする方法
チャレンジタッチをお得に利用するなら、期間限定のキャンペーンなどを活用しましょう。
たとえば、2024年には2025年1月号から始める場合、1月号分は1,500円割引される期間限定のキャンペーンを実施していました。また、通常は6カ月未満での退会ではタブレット代がかかるところ、1月号分のみの受講でタブレットを返却すればタブレット代が無料になるキャンペーンもあります。
これらのキャンペーンは期間限定のものが多いため、入会を検討しているなら早めに情報収集をしてキャンペーンを調べておきましょう。
また、支払いを12カ月一括払いにすれば、どのタイミングで入会しても月払いよりもお得に受講できます。支払い方法もクレジットカードにすれば、手数料が無料のため、振込やコンビニ払いでかかる手数料をなくせます。
チャレンジタッチと他の通信教育の料金比較
チャレンジタッチと他の通信教育教材との料金を比較したうえで利用を開始したいと考える方も多いのではないでしょうか。ここでは、大手通信教育教材のスマイルゼミ、Z会と比較してみましょう。
以下は小学1年生の場合の各教材の料金です。
通信教育教材 | 月払い | 6カ月一括払い | 12カ月一括払い |
チャレンジタッチ | 4,020円/月48,240円/年 | 3,610円/月43,320円/年 | 3,250円/月39,000円/年 |
スマイルゼミ | 4,268円/月51,216円/年 | 3,718円/月44,616円/年 | 3,278円/月39,336円/年 |
Z会 | 4,700円/月56,400/年 | 4,465円/月53,580/年 | 3,995円/月47,940円/年 |
上記3つのなかでは、チャレンジタッチが一番安く受講できます。
また、いずれも入会金は無料ですが、専用タブレットの料金はスマイルゼミは10,978円、Z会では29,960円がかかります。タブレット料金からみても、チャレンジタッチがお得に利用できる通信教育教材といえるでしょう。
チャレンジタッチの入会キャンペーン
チャレンジタッチでは以下の入会キャンペーンを行っています。
- 新小1お祝いキャンペーン
- ふりかえりレッスンに取り組み放題キャンペーン
- お友だち・ごきょうだい紹介キャンペーン
新小1お祝いキャンペーンは、小学1年生4月号からの入会でタブレット代が0円になったり、受講費が1,500円割引されたりする期間限定のキャンペーンです。進学にあわせて入会すれば、お得に始められます。
ふりかえりレッスンに取り組み放題キャンペーンは、前の学年まで全範囲を振り返って学習できる期間限定のキャンペーンです。苦手な範囲をさかのぼって学習できるため、苦手を克服するのに活用できます。
お友だち・ごきょうだい紹介キャンペーンは、会員の友人やきょうだいからの紹介を受けて入会することで、紹介者・入会者の両方がプレゼントをもらえるキャンペーンです。ランドセルカバーやハンカチやティッシュを入れられるポートなど、入学準備にぴったりなプレゼントも選べます。
選べるプレゼントの内容は定期的に変更されるため、事前にキャンペーンをチェックして欲しいプレゼントをゲットしましょう。
まとめ|チャレンジタッチ料金解説:タブレット代や追加費用はかかる?
チャレンジタッチは他の通信教育教材よりも比較的安価に利用できます。また、難易度の高い内容の教材を追加料金なしで利用できるのも魅力です。AIを活用した振り返り学習や先取り学習もでき、子どもの習熟度に合わせた問題に取り組めます。
さらに、6カ月以上受講すればタブレット代金が無料になったり、故障時に安価で新品と交換できるサポートサービスもあります。チャレンジタッチにはお得に入会できるキャンペーンもあるため、入会を検討しているならキャンペーンもチェックしておきましょう。