いきなりごはんを食べなくなった
娘は生後6カ月ごろから離乳食を始めましたが、特に嫌がったり、好き嫌いしたりすることはありませんでした。ところが1歳を過ぎてから、ごはんの途中で口に入れた物をベッと出すように……。
最初のうちは、もうおなかいっぱいなのかな?と考えていました。しかしその後、ごはんの量を減らしたり、お気に入りのおかずに変えてみたりしましたが、口から出してしまうことは変わりませんでした。
さまざまなもので食卓を囲んでみた
ごはん中の楽しみが足りず、遊びたくなっちゃうのかな?と思い、机の向かい側に娘のお気に入りのぬいぐるみを座らせてみました。最初はお気に入りのぬいぐるみが一緒にごはんを食べているのがうれしかったのか、笑顔でごはんを食べてくれていましたが、それも効果はたった数分……。
そこで、私も娘と同じ時間にごはんを食べることに。それまでは、娘はまだひとりでごはんを食べられないし、私も一緒なんて大変だと思い、食事は別にしていました。そこで、私のごはんも娘と同じくらいの少ない量に。私が一緒に同じ物を食べてくれるのがうれしかったのか、かなり効果がありました。
コース料理形式に
私と娘が一緒に食卓を囲むようにしてから何日かしたところで、またごはんを出してしまうように……。なんでだろう……?と考えてみると、娘は目の前に大好きなフルーツがあるときにほかの物を口に入れられると、それを出していることに気がつきました。
そのため、今まではワンプレートにごはんをすべてのせて出していましたが、コース料理のように1品ずつ出すようにごはんの食べさせ方を変更。すると効果てきめん! よく食べてくれるようになりました。
娘は、好きな物を先に食べたい派なのか、目の前に好きな物がないコース料理形式はとてもうまくいきました。何度かコース料理形式にしたあと、ワンプレートをもう一度出してみたところ、フルーツはほかのおかずを全部食べないと食べられないと覚えたのか、ワンプレートでもごはんを口から出さずに食べてくれるようになりました。
監修/助産師REIKO
作画/はたこ
著者:橋本 楓
0歳女児の母。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。