専業主婦になり節約を意識するように
私は30代前半で結婚して、その後1年以上妊娠することができませんでした。その原因は仕事のストレスによる生理不順。2人以上は子どもがすぐにでも欲しかった私と夫は、不妊治療を開始することに。
生理不順を解消するためと、いつでも通院ができるようにいったん私は仕事を辞めました。夫ひとりの収入で暮らしていかなければならなくなったうえに、不妊治療費、出産・育児費、子どものこれからの教育費を捻出する必要があったため、節約をして貯金額を増やしていこうと私は決心しました。
まずは、収入と支出の把握から
ざっくりとしか生活費を確認していなかった私は、まずは2カ月間、家計簿をつけました。毎月支払っている固定費(家賃・通信費・保険料・NHK受信料)と、2カ月分の水道・光熱費の平均額、食費、日用品費、レジャー費、医療費、被服費などを項目ごとにチェック。
ズボラな私ですが、収支の実態把握をするために必死になって家計簿を2カ月間記録することができました。収支の実態把握ができたあとは、特に家計簿をつけることはしませんでした。
次は、固定費を改善
収支の把握をしたら、次に取り組んだのは固定費を削ること。固定費を削るだけで毎月の支出を減らすことができます。通信費はデータ量を見直しプラン変更、保険料は最低限のものに切り替え、保険料とNHK受信料は月払いから年払いに変更することで料金を抑えることができました。
水道光熱費は、あまり意識しすぎると夫婦でイライラしてしまい喧嘩になりそうだったので、しばらくは普段どおり使って様子を見ることに。これだけで、毎月15,000円程度節約することに成功しました。
最後はやりくり費を決める
家計簿をつけるのがおっくうな私は、家計簿をつけた2カ月の間のやりくり費として、固定費と水道光熱費以外の生活費の平均額から10,000円を引いて生活してみることに。1カ月分を5週分で割り、1週間あたりの金額を毎週月曜日に財布に補充しました。このやりくり費内であれば、項目は特にこだわらずに使って良いことにしました。買い物は基本的に週2回とし、日曜日に夫婦で1週間分必要な物を買い、木曜日に足りない生鮮食品を補充。
結果、余計な買い物がなくなり、1年後にはやりくり費をさらに10,000円減らすことができました。不妊治療を開始して半年後、タイミング療法のみで子どもを授かることができたため、不妊治療費は普段の医療費内でやりくりすることができました。貯金額は毎月8万円+年2回のボーナス50万円(節約以前と同額)ずつで、5年後には1,000万円となりました。
ズボラな私の貯金節約術は、①固定費を削る ②1週間に使える金額を決める ③買い物へ行く回数を減らす、の3つでした。子どもが生まれて忙しくなってからも、自分たちの生活費を把握して、1週間毎で予算を決めていたので、月の貯蓄額は減らすこと無く継続的に貯金を続けられています。はじめに、貯まる仕組みを作ってしまえば、あとはどんどん溜まっていく節約術、チャレンジしてみて正解でした。
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監修/助産師REIKO
著者:石垣 まり
4歳男児のママ。大学病院で4年間助産師として勤務し、現在は筆耕業務をおこなっている。副業として、妊娠・出産・育児・芸能などの記事を執筆中。