1度目の失敗
娘が2歳6カ月になったころから、トイトレをスタート。朝、おむつが濡れていないことも多かったので、お風呂のあとから朝までトレーニングパンツで過ごしてみることにしました。
そして、朝一番にトイレに連れていきましたが、便座に座っておしっこをすることを嫌がる娘。結果、便座から降りたあとに、立った状態でおしっこをする毎日でした。何度も「便座に座ってしようね」と言い聞かせてもうまくいかず、娘はトイトレを嫌がり、トレーニングパンツをはくことさえ拒否するようになりました。
2度目の失敗
1度目の失敗から半年後、シール好きな娘のために「トイレでおしっこできたらシールを貼ろうね」とシールを準備し、トイトレを再スタート。シールをだしに娘を誘うと便座には座りますが、やはりおしっこはしません。できなくても叱ってはいけないと思い、トイレに来ただけでもえらいからと娘をほめてシールを貼らせました。
すると娘はおしっこをしなくてもシールが貼れると思ったのか、便座に座って降りて、シールを貼るのを繰り返すように。そうして1度も成功することなく、2度目のトイトレも失敗に終わりました。
トイトレを成功に導いてくれた救世主!
2度目の失敗から3カ月後、私は「今回で絶対に成功させる!」という思いをもってトイトレを再開しました。娘は相変わらず便座に座っておしっこを出すことに抵抗があるようでした。
娘を便座に座らせた状態で、何か強い動機を与える必要があると考えた私は、便座に座っている娘に大好きなおやつを見せることに。そうして「おしっこできたらおやつを食べよう」と声をかけたのでした。するとその瞬間「シャーッ」と初めて便座に座って娘はおしっこをしたのです!
救世主の効果は絶大!
初めて成功したあと、うれしかったのか、お父さんに「トイレでしーしできたよ!」と報告していた娘。成功体験のおかげか、次からはさほど大変ではありませんでした。トイレに行くのを嫌がるときは、「しーしできたらおやつをあげるよ」とおやつで娘を誘導。
ご褒美がなくなるとしなくなるかな? という心配もありましたが、娘は週の半分を過ぎたころにはトイレですることに慣れてきて、おやつの話をしなくても自分からトイレへいくようになったのです。
先輩ママやトイトレに関する記事を読んで、トイレに娘の好きなアニメキャラの絵を貼るなど試行錯誤した私。まさかおやつを見せただけでこんなにもあっさりと成功するとは思ってもいませんでした。
トイトレの成功は体の成長も関係しているようなので、もしかしたら娘の体が成長し、タイミングがよかったことも要因なのかもしれません。お菓子でつるなんて……と否定的な気持ちもありましたが、もともとは便座に座ることも嫌だった娘。結果的に娘のストレスを最小限に減らし、トイトレを成功できたのでよかったなと思います。
著者:山口まなみ
4歳の娘と1歳の双子の男の子の母。韓国人の夫と家族5人で韓国に在住。海外での子育てやバイリンガル教育に奮闘する自身の体験談を執筆中。