わが家は上から女の子、女の子、男の子の3人姉弟です。上の2人は1歳ちょうどで母乳を終わらせ、牛乳にシフトすることができました。しかし、3人目の男の子は断乳に見事に失敗してしまい、2歳過ぎてもなお結構な割合でおっぱいに執着しています。
そんな母乳育児を通して感じた、母乳のメリット・デメリットをご紹介します。
母乳育児のメリット!
母乳育児では、とにかくミルクを買うお金がかからないことがメリットと言えます。あとは外出時の荷物が少なくすむことや母乳をあげているせいか、ママが太りづらいという傾向もあります。
母乳トラブルがあったときの母乳外来などのメンテナンスや、搾乳をする際の搾乳器の購入代などがかかることもありますが、これらは必ずしも必要なわけではありません。総合的に見て、母乳育児の方がお金がかからないと言えるかもしれませんね。
母乳育児のデメリット!
母乳育児では、おっぱいトラブルがつきものです。とくに新生児期の赤ちゃんだと、まだ上手に飲めなくておっぱいに傷が付いたり、おっぱいが出過ぎてしまって乳腺炎になってしまったりと、痛い話はつきません。しかし、母と子のお互いのリズムがぴったり合うと、ラクチンにつながります。
母乳育児では、ワンピースが着れなかったり、授乳スペースのない場所で困ったりすることもあるかもしれませんが、授乳ケープなどを上手に使うといいですよ。
最大の難関はずばり卒乳!
母乳育児においての最大の難関は卒乳です。これがすんなりといく子もいれば、まったく受け入れてくれない子もいるのです。
ママ自身も卒乳が寂しく感じることもあるかもしれませんが、やりきったあとの達成感はなかなかのものです。卒乳直後は乳腺炎になりやすく、かなり痛む期間もありますが、ピークを過ぎればあんなに張っていたおっぱいが、びっくりするほどぺしゃぺしゃになります。そこは運動をして胸筋を鍛えたり、補正下着を活用するなどして上手に回復させてあげましょう。
私は卒乳できなかった息子に、「とことん付き合うしかない」と今は腹をくくっています。しかし、その次の子どものことや職場復帰する方は、悩むこともあるかもしれませんね。母乳育児はかけがえのない経験になりますが、無理は禁物。デメリットとも上手に付き合って、充実した母乳育児を続けられるといいですね。(TEXT:山田孝子)