「どこを見ているの?」
娘は、生まれたときからたまに「どこを見ているの?」と思うような目の動きをすることがありました。まだ視力が発達段階だからかな? そのうち落ち着いてくるかな? と様子を見ていましたが、ずっとその状態は続いていました。健診のたびに小児科の先生に聞いたのですが、健診時にはなかなかその症状が出ませんでした。
3歳児健診では視力検査がありましたが、うまく検査できず、結局眼科に行って検査してもらいました。すると、視力には問題はないとのこと。気になっている目の動きについて質問すると、「誰でもボーッとしているときにはどこを見ているかわからないときがあるでしょう」と言われました。
やっと判明した病名
その眼科の先生の言葉に納得したわけではないものの、視力には問題ないということだったので、もう少し様子を見ることにしました。そして入学前健診を受けたときのことです。眼科の先生に娘の症状を相談したところ、すぐに「共同性斜視だね」と言われたのです。
斜視かもしれないとは思っていましたが、ずっと同じ状態ではないため、私も夫もなんだろうかと疑問に思っていました。さっそく紹介状をもらい、以前とは別の眼科に行くことになりました。
診断の結果は
紹介された病院へ行くと、詳しく検査してもらえることに。ありがたいことに、幼児に対応した検査だったため、娘は楽しく検査を受けることができました。その結果、視力は問題ないということと、共同性斜視は訓練をすれば良くなる可能性があるということを言われました。人前で症状が出ると「どこを見ているの?」と言われかねません。娘は訓練をしながら経過観察をすることになりました。
生まれたときから気にはなっていたものの、どう見えているか本人が言えるわけではなく、なかなか原因がわからずにいました。眼科の先生によって診断結果が違ったことから、やはり気になったら別の病院へ行くことも必要なのだと実感した出来事でした。判明するまでに時間がかかりましたが、やっと病名がわかり、そして訓練すれば良くなるかもしれないとわかったので本当によかったです。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
著者:松田みさと/女性・ライター。2004年生まれの長男、2007年生まれの長女、2015年生まれの次女、長男とは15歳差の2019年生まれの次男の2男2女の母。仕事をしながら子育てに奮闘中。現在はライターとして、自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています