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「すぐ病院へ行けず検索魔に」脇の下に枝豆ほどの“しこり”が。後日病院へ行くと…まさかの診断に驚愕

第3子を出産してすぐのこと。自分の体を洗っているときに、脇の下にしこりがあることに気が付きました。「副乳? それとも……もしかして乳がん!?」と不安になり、育児の合間を見つけては検索魔になってしまった私。夫の仕事が忙しく病院に行きづらい状況で、モヤモヤと思い悩み……。

この記事の監修者
監修者プロファイル

助産師松田玲子

医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
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第3子を出産後、脇の下のしこりに気付く

脇の下に枝豆くらいの大きさのしこりがあることに気が付いたのは、第3子である次女を出産して2週間経たないころでした。はじめに頭に浮かんだのは「副乳(※)」でした。出産後などに副乳が現れる人もいると聞いて、名前は知っていたのです。

 

しかし、副乳について改めてネットで検索してみると、自分の状態とは異なっているように思えました。そして、「乳がんという可能性もあるかもしれない……」と考え、モヤモヤ。

 

(※)副乳:過剰な乳房のこと。通常左右に1つずつある乳房が、通常とは異なる場所にも存在する状態。脇や乳房の下部分などに現れる。

 

大丈夫かな!? 検索しては不安になる

私が副乳について調べたとき、皮膚の表面がニキビのようになっている画像が多く見つかりました。一方の私は、皮膚の下を触るとわかるくらいの膨らみがあるだけ。赤みや痛みなどはありません。また、過去2回の出産では副乳を自覚しなかったのに、3回目で突然出ることもあるのだろうかという不安もありました。

 

数日後にちょうど2週間健診があったので、助産師さんに相談すると……何とも言えないとのこと。私は「このままモヤモヤ過ごすのはつらい!」と思い、できるだけ早く病院に行こうと決意しました。

 

 

実家に頼れず、自分の病院には行きづらく…

実家が遠方のため、平日はひとりで新生児と1歳の息子の面倒を見ていました。昼過ぎになれば年中の娘も帰ってきます。そのような状況では、気軽に自分のための病院には行きづらいと感じていました。さらに、生まれたばかりの次女と数時間離れるのも不安でした。

 

ですが、心配した夫が病院の空いている日に合わせて休みを取得。「俺の抱っこでは泣き止まない……」と怖がっていた次女のお世話も引き受けてくれました。そして授乳時間などを調整し、私はいざ乳腺専門のクリニックへと向かったのです。

 

やっと行けた病院。検査結果は…

検査結果は当日聞くことができました。診断は、副乳と思って間違いないでしょうとのこと。診断が出るとホッとして気持ちが軽くなり、診てもらってよかった!と心の底から思いました。

 

その後、産後半年ほどで生理が再開しましたが、副乳は生理周期に合わせて少し膨らんだり、痒くなったり。しかし、いつの間にか気にならなくなり、1年後にはまったく自覚できないほどになりました。その後は、2年ごとの乳がん健診で念のため副乳の出た部分も確認してもらっています。

 

 

疲れと寝不足でいつもよりさらに弱気になっていた産後の私にとって、「もしかしたら病気かも」とモヤモヤする時間は精神的に良くないものでした。夫の協力もあり、早めに病院で診てもらって不安を解消させたことは、結果的に良い判断だったと思います。

 

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

著者:青倉みゆ/女性・主婦。3児の母。趣味の文房具集めと宅トレで自分を癒やしつつ、実家から離れた土地で子育て中。450gで生まれた長女は、現在元気な小学生。

イラスト:しおん

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています

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