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【値上がり緊急企画】知らないと損!2023年「値上がりするもの」と「すぐできる対策」4選

ファイナンシャルプランナーの大野先生が、2023年に値上がりするものについて教えてくれました。今年もまだまだ続くものの値上がり。食料品や公共料金に関する値上がりの情報を早めに習得し、各家庭でできる対策をしてみましょう!

この記事の監修者
監修者プロファイル

ファイナンシャルプランナー大野高志

1級ファイナンシャルプランニング技能士、CFP®(日本FP協会認定)。独立系FP事務所・株式会社とし生活設計 代表取締役。予備校チューター、地方公務員、金融機関勤務を経て2011年に独立。教育費・老後資金準備、税や社会保障、住宅ローンや保険の見直し、貯蓄・資産運用等多角的にライフプランの個別相談を行うとともにセミナー講師として活動しています。
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値上がりイメージ

 

2023年も半月以上が過ぎましたが、今年も原材料の価格高騰や円安を主な原因とした値上げはしばらく続くようです。2023年に値上げがされたもの、値上げが予定されているものの一部のご紹介と食料品の値上げに対して工夫できることについてお伝えして参ります。

 

1.2023年に値上げされた・値上げされる主なもの

◆食料品◆

食料品は材料価格の上昇だけでなく、包装資材や輸送コストの上昇なども原因で値上げが進んでいます。2023年に入ってから値上げしたものもありますが、今後値上げが予定されているものもあります。

以下は値上げされたもの、値上げを予定されている主な食品について挙げています。スーパーマーケット・ドラッグストア等での実売価格にはすぐに反映されない場合もありますが、しばらくは価格が変わっていないか意識をすると良いでしょう。

 

①小麦関連商品

小麦粉そのものは2023年1月13日時点では、主な会社での発表はありませんが、1月4日納品分からニップン、日清製粉ウェルナ、昭和産業では、ミックス粉(ホットケーキミックス、天ぷら粉、お好み焼き、唐揚げ粉等)やパスタソース等について約2~17%の値上げがされました。

 

また、山崎製パンでは薄皮シリーズの個数が5個から4個に減りました。2月1日からは、ランチパック3品(ピーナッツ、たまご、ツナマヨネーズ)が平均4.7%の値上げの予定です。

 

②菓子類

日糧製パンでは和洋菓子(饅頭や大福、団子等)と米飯類が3%~10%程度の値上げとなりました。

また、亀田製菓では、1月30日出荷分からソフトサラダ等の米菓商品を5%~11%の値上げが予定されています。柿の種やハッピーターン等は値上げではなく、内容量が5%~13%程度減る予定です。

湖池屋は3月下旬から4月上旬にかけて、商品をリニューアルするとともに価格・内容量を変更することを1月13日に発表しました。

 

③加工食品・調味料

味の素では、1月1日納品分から味の素やうま味だし・ハイミー、アミノバイタルの14品種を約2%~16%の値上げをしました。はごろもフーズでは、1月4日出荷分からシーチキンシリーズ等65品種について4.8~25%の値上げをしました。

また、日本ハムでは、4月1日からハム・ソーセージ184品目・加工食品(チキンナゲット等)99品目について、2~26%の値上げを1月13日に発表しました。

 

その他、ピエトロのドレッシング、日清シスコのシリアル、UCC上島珈琲のコーヒー飲料などは1月から値上げされ、カゴメのケチャップ・野菜ジュース等、シマダヤのうどん・そば等、永谷園のふりかけ・チャーハン・惣菜商品等については2月からの値上げが予定されています。

また、外食ですが、日本マクドナルドは約8割の品目の値上げを1月16日から実施しました。 購入する頻度の高い商品や外食チェーンについては、各社のホームページ等で値上げの時期や金額・割合を確認すると良いでしょう。

 

◆利用料金等◆

①都市ガス

2022年も何度か値上げとなっていますが、2023年1月検針分のガス料金は2022年12月検針分と比べて、東京ガスでは、標準家庭で285円の値上げ、大阪ガスでは、標準家庭で334円の値上げをします。

なお、2月検針分も値上げが予定されていますが、政府補助が始まるため、同じ使用量であれば2月検針分は少し安くなりそうです。

②鉄道

2023年3月から4月にかけ、多くの鉄道料金の値上げが予定されています。JR東日本は3月18日から、JR西日本は4月1日から値上げが予定されています。まだ、値上げの発表をしていない鉄道会社もありますが、ご自分やご家族の利用している鉄道がある場合には、適宜ホームページ等で確認をすると良いでしょう。

 

 

また、スポーツ映像配信のDAZNは、2月14日から現在の料金プランの月額料金を3,000円から3,700円に、QBハウスは4月1日からカット料金を1,200円から1,350円に値上げします。利用料金ではありませんが、ティッシュペーパー等の紙製品やタイヤ等の価格も改訂されています。

 

2.食料品の値上げに対する主な対策

食費は平均的な家計で、25%程の割合を占めます。例えば、これを月の支出が20万円のご家庭に当てはめると、5万円が食費となります。この食費が10%値上げしたと仮定した場合、月に5千円の負担が増えることになります。この5千円の負担を単純に増やしてしまうと、他の支出への影響がありますので、以下の行動で食費を抑えることができるかもしれません。性格やご家庭や周囲の環境によってすべての方ができるものでもないのですが、参考にしていただければと思います。

 

①購入する場所を選びましょう

同じものでも売っている場所によって、値段が異なります。緊急性を要する場合にはやむを得ないことですが、コンビニエンスストアや駅売店、自動販売機等は定価販売をしているものも多く、スーパーマーケットやドラッグストアであれば、定価の半額程度で購入できるものもあります。消費の多い食品・飲料品は購入する場所を選ぶと費用を抑え流ることができるでしょう。

 

②まとめ買いを検討しましょう

置き場所に困らなく、無駄遣いや賞味期限切れにならずに保管ができる前提ですが、日持ちする食品は値上げ前にある程度まとまった量を購入することを検討しましょう。値上げした後も、消費の頻度が高い食品・飲料品はインターネット通販や大型スーパー等でまとめ買いすることによって、購入単価が下がる場合にはこちらも検討すると良いでしょう。

 

③使用する食品を変えましょう

値上げ幅の大きい食品は輸入の割合が多い食材です。国産の原材料も今後値上げしないとは限りませんが、値上げした食材や値上げが予定されている食材をある程度国産や別の食材に変えることで食費を抑えることができるものものあります。例えば、主食がパンやパスタが多い場合には、お米を主食にできるメニューができないか検討すると良いでしょう。また、お肉や果物などは国産と外国産の価格が逆転しているものやあまり変わらないものも増えているようです。

 

④自分でつくれるものは作りましょう

忙しい場合には、スーパーマーケットやコンビニエンスストアで売っているお惣菜やお弁当はありがたいのですが、人数が多い場合にはそれなりに費用が掛かります。また、飲み物もお茶やコーヒー等自宅で用意できるものは、購入する場合と自宅で用意する場合の価格差が大きいです。すべてを自宅で用意する必要はありませんが、できることから始めると節約効果が期待できます。 例えば、毎日100円のお茶を購入する人が、ご自宅で20円程度のお茶を入れて持参できれば、1か月で80円×30日=2,400円、1年にすれば2万8,800円の節約が可能です。

 

 

食料品の値上げは、以前と同じ量の消費をした場合には、値上げした分がそのまま家計の負担増につながります。値上げ額をそのまま負担増にならないような工夫が家計管理の点からも重要です。上記でお伝えした4つの対策以外にも、ご自身やご家族にあった対策をできるところから始めるみましょう。習慣化できれば継続できますし、試してみて続けるのが難しい場合には別の方法を試しみるのも良いと思います。値上げは今回だけでなく、昨年から長期化していますので、しばらくは食品をはじめ多くの価格の値上げのニュースと節約について意識すると良いでしょう。

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