過多月経を治療すべく病院を受診
多過ぎる生理の出血やそれに伴う疲労感を根本的に治療すべく、まずは病院を受診しました。医師からは更年期症状の一つである過多月経だと言われました。治療法は、薬でホルモンバランスを整える治療と、子宮腔内をマイクロ波で加熱し、組織を壊死させることによって出血量を減少させるというMEA治療(マイクロ波子宮内膜アブレーション)があるということでした。
私は毎月タイミングがわからない上に、いきなり大量に始まる生理に困っていたのでMEA治療を希望しました。詳しく聞いてみると、MEA治療後は子宮がん検診をする際の経腟超音波検査が難しくなるとのこと。私の症状の場合、MEA治療でなくてはならないほど深刻ではなかったため、MEA治療は断念することにしました。
過多月経に着目した生理用品の存在
薬でのホルモン治療はまれに血栓ができるかもしれないという話を聞き、まずは自分でできることから始めることにしました。ドバッと出る経血対策として、よくフィットして横漏れガードがある生理ナプキンを選んで使用してみましたが、結局は横漏れ……。
そこで、過多月経のトラブルに着目した生理ナプキンのエリス「CLINICS(クリニクス)」を使用してみました。分厚く存在感がしっかりあり、数回にわたってドバっと出る経血にも耐えられ、安心して生活を送ることができるようになりました。現在は「CLINICS」を愛用しています。
基礎体温を記録して生理のタイミングを知る
調べてみたら更年期に入り閉経が近づくと、基礎体温は低温期と高温期の区別がつきにくくなるとありました。毎日の基礎体温の記録を折れ線グラフにすると、高温期と低温期両方がガタガタのグラフになり、さらに低温期から高温期に切り替わる温度差が少なくなるようです。
そして、閉経が近づくにつれ高温期が減っていくとのこと。私は基礎体温の変化を見るために、面倒くさがりでもできるようにオムロンの基礎体温計とスマホのアプリ「OMRON connect」を連動させて基礎体温を記録しています。
毎朝起きてすぐ10秒程度の計測時間で手軽に測れるので、現在3カ月間、継続して測り続けることができています。やはり私のグラフは安定しないガタガタのグラフですが、生理前になると低温期に入るため体温が低くなっていました。なので、グラフを見て体温の低い日が続いたら、それを目安に多量の経血に備えることができるようになりました。
まとめ
更年期の症状の一つである過多月経に直面して最初は驚きましたが、自分の体調がどうなのかを知る良いチャンスともなりました。外出先で突然に始まる生理ではなくなったので、気持ちに余裕ができました。
病院を受診する際は、不規則であっても生理がどのように起きているのがしっかり伝えられるように記録を準備しておくことも良いと思いました。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
【駒形先生からのアドバイス】
基礎体温は基本的に毎日同じ時間での計測、毎日同じ睡眠時間で3カ月計り続けないと自分の状態を把握できません。計測すること自体がストレスにならないように気を付けましょう。
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著者:このは
気になることは納得するまで調べる、中身だけ1回り成長したい40歳。マイペースな子どもたちの子育て中。