チーズ味が染み込んだなすにやみつき!
今回挑戦するのは、NHK『きょうの料理』で料理研究家・杉本節子さんが紹介した「なすのチーズ焼き」。
身近な材料で手軽に作れるこのレシピ、すぐにリピートしたくなる、クセになる味わいです!
なす料理のレパートリーを増やしたい方はもちろん、キンキンに冷えたビールやワインのお供をお探しの方も必見ですよ。
杉本節子さん「なすのチーズ焼き」の作り方
材料(2〜3人分)
・なす…2本(160g)
・ピザ用チーズ…70g
・パセリ(みじん切り)…適量
・オリーブ油…大さじ6
・塩…適量
・こしょう…適量
作り方①なすを切る
なすはヘタを切り落として、1.5cm幅の輪切りにしましょう。
薄過ぎると、なすが溶けて崩れやすかったり破れやすかったりするので、1.5cm幅をできるだけ守ってくださいね。
作り方②なすを焼く
弱めの中火で熱したフライパンにオリーブ油をひいて、なすを並べます。焼き色が軽くついたら上下を返して、塩・こしょうを軽く振ってください。
なすの断面が怒り顔っぽいものがいくつかありますが、このあとチーズで隠れます。
作り方③チーズをのせる
なすの切り口部分にピザ用チーズをのせて、フライパンにふたをしましょう。弱火にかけて、1分間焼きます。
個人的には、なすの周りにこぼれたチーズがカリカリになってとても美味しかったので、あえてこぼしておきましょう。
作り方④チーズを下にして焼く
チーズがとろっと溶けてきたら、1枚ずつ裏返してください。中火にして、必要であればオリーブ油適量(分量外)を加えます。ふたをせずに、チーズがこんがりきつね色になるまで焼きましょう。
チーズの面を上にして盛り付け、パセリを散らしたら完成です!
チーズを下にしてすぐは、チーズがフライパンにとろりと張り付き、動かすとなすから剥がれるので、最高に不安になりますが、そこをぐっと堪えてください。
チーズは徐々に固まり、ちゃんとなす側にくっ付きます。
揺れる炎を見つめて、心を落ち着かせながら待ちましょう。IHコンロの方は、深呼吸で!
【実食】パリパリチーズの食感を楽しもう!
(……14個あったはずのなすが!)
細かいことは気にせず、さっそく食べてみましょう。
加熱されてやわらかくなったなすに、チーズのコクとオリーブの風味がしっかり染み込んでいて、思わず頬が緩みます。
チーズは、あえてはみ出させることが正義。
パリッと香ばしく、この幸せをずっと噛み締めていたい。不器用さんが良い思いをできる、希少な場面です。
フライパンやトースターで、チーズをパリパリに焼き上げるレシピは何度も見たことがあり、おつまみとして作ったこともありますが、なすと一緒に焼くのは今回が初めて。
チーズのみで焼いたものよりも食べごたえがあり、パリパリ×とろとろの食感の組み合わせを楽しめるので、お得な気分です。
そして今回すごく良い仕事をしたのが、みじん切りにしたパセリ。
普段料理をする際に、フレッシュなパセリを使う機会はほとんどなかったのですが、今回レシピにならってトッピングしてみると、爽やかな風味がチーズのコクを際立たせ、良いアクセントになっているんです。
普段使っているドライパセリでは気付くことのなかった「パセリ本来の風味」を、たっぷりと楽しむことができ、ちょっぴり大人な気分♪(実年齢は、がっつり大人)
【アレンジレシピ】魚介をのせれば白ワインと相性抜群♪
どうしてもアレンジを試してみたくなり、合いそうな食材を探してみました。
小エビ、しらす、砕いたミックスナッツ各適量(すべて分量外)をそれぞれトッピングし、基本のレシピ通りに焼いてみます。
見た目も可愛らしく仕上がりそう!と思いきや、チーズをのせて焼き付けると、何が何やら分からない仕上がりに。
左から、ナッツ、小エビ、しらす、ナッツ、小エビ!
しらすは、完全にチーズに埋もれてしまったものの、しっかり磯の香りを感じられます。
これは白ワインの出番!
すっきり軽やかな味わいが、チーズのコクによく合います(マリアージュなんて本当はよく分かってませんが、美味しいのは確かです!)。
小エビやナッツも食感や風味が良く、味を確かめながら食べ進めるうちに、いつの間にかお皿は空っぽに。
なすのチーズ焼きにはしっかり味がついていて、そのままでも絶品なのですが、ケチャップにディップすると酸味と旨みがプラスされ、味変を楽しめますよ。
この夏は「なすのチーズ焼き」にぜひ挑戦してみて!
今回作ったなすのチーズ焼きは「なす×チーズ」の魅力を最大限に引き出した、クセになる味わいの一品です。
想像する味を軽く超えてくる美味しさなので、ぜひ作ってみてくださいね。