学校へ行きたいのに目が回る…
小学校高学年ころから、朝起きると目が回るような感覚に襲われるようになりました。「なぜだろう?」と思いながらも、なかなか起きられない状態をどうにかしたくて、いろいろ調べてみました。自分の症状を確認し、当てはまる病気や思春期に陥りやすい状態などを考えました。でも、親に相談することもできず、家族にも黙っていたのを覚えています。
そのまま高校を卒業し、アルバイトを始めましたが、なかなか続けることができませんでした。病院へ行こうにも、どこで受診すればいいのかわからず、そのまま30代になってしまいました。
最近になってようやく、「目が回るなら、眼科か耳鼻科か脳外科か……? どこでもいいから、とにかく受診してみよう」と思えるようになったのです。そして、これまでの悩みは何だったのかと思うほど、あっさりと症状の原因を知ることができました。
原因は自律神経?
総合病院へ行き、最初は内科を受診しました。「こんな症状で悩んでいる」と伝えると、心療内科や精神科、耳鼻科、脳神経外科など、いくつかの科を受診するように勧められました。
その結果、自律神経の乱れが原因だとわかりました。私が寝起きにめまいを感じていたのは、学校や家庭の中で、自分のストレスをうまく解消できていなかったことが原因だったようです。思春期になり、学校や友人関係の悩みを家族に伝えることができず、精神的につらくなっていったことも理由の1つだと医師は言っていました。友人関係だけでなく、家族にも気をつかい過ぎていたため、「少し距離を置いたほうがいい」とアドバイスを受けました。
ストレスは大敵だと学んだ
1人暮らしを始めた現在、少しずつ症状が軽くなってきています。すぐに改善されるわけではないようですが、少しずつストレスが減っていくことで、症状も軽くなっていくのを実感しています。家族は大切ですが、愚痴も言えないほど気をつかう必要はないのだと、最近はわかるようになりました。おかげで、家族との関係も少し改善され、以前より仲良くなってきた気がします。
以前は、ストレスは大人のものだというイメージがありました。しかし、子どもでも友人関係や学校の雰囲気次第で、強いストレスを感じることがあると医師から聞き、納得しました。私は学校は好きでしたが、苦手科目を克服しようと頑張りすぎたり、家族が仲良くできるようにと我慢していることも多かったのかもしれません。
まとめ
今は親とも以前より話せるようになり、家族へ気をつかいすぎないように意識しています。大人になった今は、「家族だって自分とは別の人間だから、喧嘩も当たり前」と考えられるようになりました。考えすぎる性格も、原因の1つだったのかもしれません。家族や友人関係を悪くしたくないからと遠慮してしまう性格を、少しずつでも改善して、もっと楽しい時間を過ごせるようになりたいと思っています。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
著者:矢本カナ/30代女性・会社員
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年10月)
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