軽い風邪だと思っていたのに…翌日まさかの事態に!?
子どもが5歳のころ、夜中に突然泣き出したため、慌てて夜間の当番病院に連れて行きました。当直の先生に診察してもらったものの、結局、病名はわからないまま帰宅をすることに。風邪だろうと思いつつも、念のためかかりつけの小児科で診てもらおうと翌日受診しました。
咳や鼻水がひどいわけでもなく、熱も37.5度だったので軽い風邪とか気管支炎かな?と思っていたのですが……。 先生から「レントゲンを撮りましょう」と言われて検査した結果、なんと「肺炎」ということが判明したのです!
薬をもらって帰るつもりでしたが、「紹介状を書くから大きい病院を受診するように」と言われ、そこまでひどい状態だったことにさらに驚きました。 子どもはその日の午後から大きな病院で5日間入院することに。目に見える症状があまりなく、元気にしていたのでまさかこんなことになるとは……。
元気だと思っても素人の判断は危険。念のため病院を受診することの大切さを知った出来事でした。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修:助産師 松田玲子
著者:龍﨑 麗華/1児の母。フリーランスのライターとして活動中。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています。
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症状があまりひどい状態でない場合、病院に行かずに自宅で様子をみておこうという判断をすることもあるかと思います。しかし、まだ自分で症状を伝えることができない子どもの場合は、素人の判断は危険な場合もあります。できるかぎり、病院に受診することを心がけるようにしましょう。受診をするか迷ったときは、かかりつけ医へ相談、または全国同一の短縮番号「♯8000」をプッシュすると、お住まいの都道府県の小児救急電話相談窓口につながります。自治体によって実施時間が異なるので確認をしてから相談して見てください。判断に迷うときは専門家に相談すると安心ですね。
続いてのエピソードは、検査を受けるタイミングやセカンドオピニオンなどについても考えさせられる内容ですよ。
「どうして…?」病院受診後も改善しない子どもの症状。一体なぜ?
長男が1歳のころ、咳と微熱が3日ほど続き不安になり、かかりつけの病院に長男を連れて行くことにしました。長男が通っていた保育園でRSウイルスが流行っていたこともあり、医師もRSウイルスの可能性を疑い、検査をおこないましたが結果は陰性。
ひとまず帰宅したものの、受診後も長男は咳と熱で苦しみ、病院で処方された薬を飲ませましたが症状は改善しませんでした。そこで、再び病院を受診し、RSウイルスの検査をおこなうことに。後に医師から電話が……。なんと、「実は検査結果は陽性だった」との連絡でした。
陽性の結果が出てからも長男の熱は更に上がり、翌朝も40度近い高熱が続き、食欲もなくぐったり。翌日、再び病院を受診し長男は初めてのレントゲン撮影や採血を経験しました。
解熱までに3日ほどかかり、長男の体調が回復するまでたくさん心配しましたが、無事に元気になってくれて本当にほっとしました。 この経験から、一度出た検査キットの反応があとから変わってしまうこともあるのだと知り、診断結果に違和感を覚えたらもう一度受診したり、セカンドオピニオンを受けてみたりしようと私は思いました。
RSウイルス
RSウイルスは風邪症状を引き起こすウイルスです。新生児期から感染する可能性があり、2歳までにほぼ100%感染すると言われています。検査は鼻腔ぬぐい液や咽頭ぬぐい液を用いておこないますが、これには複数の検査キットがあり、感度や判定時間がそれぞれ異なります。
ウイルスの量が多い場合はより早く陽性の判定結果が出ますが、感染していてもウイルス量が少ない場合は陰性の判定が出てしまうことも。また、何かしらの理由によって、少し時間が経ってから陽性の判定になる可能性も考えられます。 さらに、検査時の手技に問題があったり、子どもが検査を嫌がってうまく検体が十分に取れなかったりした場合、偽陰性の判定となることもあり、陰性だからといってもRSウイルス感染症でないとは言い切れないため、注意が必要です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修:松井 潔 先生
著者:中村彩子/30代女性。2018年生まれ男の子、2019年生まれ男の子、2021年生まれ女の子の3児の母。プランターでの家庭菜園が好き。子どもたちと観葉植物のお世話をしながら植物に囲まれた暮らしに憧れている。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています。
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高熱が続き、体調が回復するまでの期間は両親共にとても心配だったことでしょう。保育園ですでにRSウイルスが流行っている、熱がなかなか下がらないなど、お母さんが察知していた情報や違和感も再度病院を受診するきっかけに役立ちましたね。
発熱した子どもが、自宅でけいれんを起こしてしまったら……!? 最後のエピソードは各家庭でそれぞれ知識を身につけておきたい!と改めて思うような内容ですよ。
夜中に子どもがけいれん!? 白目をむいた我が子にヒヤリ…!
長男が2歳になるころ、保育園から発熱したと連絡があり、お迎えに行きました。風邪だろうと、家で看病していましたが熱は上がる一方。
更に夕ごはんのときに嘔吐をしてしまい、ごはんを食べることができずに熱も37度台から38度に上がってきたので、解熱剤を飲ませました。
しかし、熱は下がるどころか38.5度に上がってしまいました。
そして……夜中にけいれんを起こし、白目をむいて反応しない事態に!!
救急に電話して適切な治療を受けることができて、息子はその日のうちに帰宅することができました。初めて見る息子の姿に、救急車が到着するまでに死んでしまうのではないかと、かなり焦ったのを覚えています。
子どもの発熱はよくあることなので、自宅で対処しようとしてしまった私。しかし、解熱剤を使っても熱が上がり続けていた時点で、救急相談の窓口に電話して相談すべきだったのかもしれません。今後またけいれんが起きたときにパニックにならないよう、家族で対処法を学んでおきたいと思います。
熱性けいれん
日本小児神経学会のHPによると、子どものけいれんは熱の上がり際に多く起こり、熱性けいれんと言うそうです。ほとんどの熱性けいれんは5分以内に自然に止まるので、慌てずに、子どもがけがをしないよう、安全な場所に寝かせたり、吐いたときに息がつまらないよう体を横向きにしたりするとよいでしょう。
5分以上続くようであれば、救急車などで病院に搬送することがすすめられ、また初めての熱性けいれんの場合は、救急外来などの医療機関を受診するとよいそうです。 判断に迷ったら、かかりつけの小児科または小児救急電話相談(#8000)に相談しましょう。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修:助産師 松田玲子
著者: なまこうみちゃん/もうすぐ、三太郎の母になります。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています。
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子どものこのような症状を目の当たりにすると、ママもパパも驚いてしまいますよね。実際に起きたときに冷静な対応ができるよう、普段から緊急事にどのような対応をとればよいか、どこに連絡をするべきかなどの知識を身につけておくことが大切ですね。
今回ご紹介した3つのエピソードはいかがでしたか?
感染症が流行るこの季節。小さい子どもは季節の変わり目など、ささいなことで体調を崩すことがありますよね。ただの風邪だと思ったら……。そんな経験をしたことがあるママもいるのではないでしょうか? いつもと様子が違う?など、子どもの変化に注意したいですね。