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「再検査しましょう」健診で次々と引っかかり不安…→再検査で医師が長い沈黙の後、告げた言葉とは!?

生後10カ月の娘が初めて受けた集団での健診。同じ月齢の子どもがたくさんいる中、娘はまだつかまり立ちがやっとできたばかりで、いろいろな検査を前に私は緊張していました。意を決して娘の健診に臨んだのですが……。

この記事の監修者
監修者プロファイル

助産師松田玲子

医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
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つかまり立ちの検査では…

小児科の先生の前で飛行機ポーズはクリア。そして次は、つかまり立ちの検査です。

 

私は娘にそっと椅子をつかませました。娘はおぼつかない様子でしたが、なんとかつかまり立ちができ、ホッと安心したのもつかの間……。

「横にスライドして歩かせてみてください」と言われたのです。


立てれば良いと思っていた私は、そのような練習をさせていなかったため、娘はできませんでした。結果、1カ月後に再検査となってしまいました。

 

落胆して次に受けた聴診でも!?

続いて受けた聴診では、娘の心音を聞いた先生から、「心雑音がするのですが、今まで指摘されたことはありますか?」と尋ねられました。

 

私は驚きましたが、そのようなことは1度も言われたことがなく、「ありません」と答えると、「心臓に病気があったり、穴が空いていたりするおそれもあるので、検査を受けてきてください」と言われてしまいました。

 

次から次へと検査でひっかかり、私はショックで泣きそうに……。

 

 

再検査の結果

心臓の検査は、設備が整った内科に予約をしておこないました。専門医がじっくりモニターを見ながら検査をし、長い間沈黙の時間が続きます……。

 

そして医師に告げられた結果は、「穴も空いていないし、特に異常も見られないので大丈夫ですね」でした。

 

私は肩の力が抜けて安堵感でいっぱいに。その後、スライド歩き(つたい歩き)も練習し、生後11カ月のときに再度検査を受け、合格になったのです。

 

 

生後10カ月健診を受けてからどこか不安な日々を過ごしていたので、無事すべての項目をクリアできてやっと心が休まった気がします。生後4カ月のころに受けた初の健診では特に異常がなく、2回目の今回も大丈夫だろうと思っていたので、指摘を受けてしまいドキドキが止まりませんでした。次回からは心の準備をして臨もうと思いました。

 

◇ ◇ ◇

 

赤ちゃんがつかまり立ちを始める時期には個人差があり、大体生後7カ月から生後11カ月ごろが目安ですが、早い子は生後6カ月くらいから、遅い子では1歳ごろで始める子もいます。

 

また、つたい歩きは個人差が大きく、生後7カ月ごろから1歳過ぎごろに始まると言われているため、健診でつたい歩きができない場合でも再検査が必要になるとは限りません。

 

早くから歩くことに興味があり、ハイハイをせずにつたい歩きを始める赤ちゃんもいれば、それとは反対にハイハイが好きで、つたい歩きにあまり興味を示さない赤ちゃんもいます。

 

つかまり立ちやつたい歩きは、月齢とともに手足の筋肉がしっかりしてくることで安定してくるので、つたい歩きをなかなかしない場合でも、つかまり立ちをしているならもう少し様子を見ると良いでしょう。もし心配な場合は、小児科医に相談してみてくださいね。

 

 

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

著者:一条 零/30代女性。2021年生まれの女の子のママ。正社員で平日勤務をしながら、ほぼワンオペで子育てに奮闘中。

イラスト:ななぎ

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年1月)

 

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