手の甲のゴツゴツは「ハンドベイン」
娘に言われて改めて自分の手と腕を見ると、血管は手の甲から肘にかけて目立つように浮き出ています。なぜこのような状態になるのかをネットで調べてみたら、加齢、遺伝・体質、腕の筋肉量の増加、皮下脂肪量の減少が原因として挙げられていました。中でも加齢による影響が大きいとされていて、年を取ることで弾力が低下した静脈の血管が拡張して太くなり、浮き出やすくなるのだとか。
この症状は「ハンドベイン」と言われていて、改善するには、専門のクリニックでレーザー治療やヒアルロン酸注入を受ける方法がありました。クリニックは日帰りで施術できるので、最初はクリニックに行こうと思いました。
でも、仮にレーザー治療を受けるとして、手の甲だけでも最低10万円、腕まで治療すると15万円(いずれも片手の費用)くらいはかかるようでした。私には負担が大きい金額だったため、クリニックでの治療は見送ることにしました。
大切なのは手の乾燥を防ぐこと
さらにネット検索を続けた結果、セルフケアで手の皮膚に張りを与えれば、「ハンドベイン」を多少は目立ちにくくできそうだとわかりました。そこで私はできる限りのハンドケアを試してみることにしました。
私には10年ほど前からおこなっているハンドケアがあります。テレビ番組で見た「ハンドクリームをたっぷりと塗って薄い布手袋をはめた上にゴム手袋をしてから、適温のお湯(約60度)で洗い物をする」という方法です。おかげで洗い物のせいで手が荒れることは防げていると思うのですが、その一方で調理中の作業はすべて素手でおこなっていました。
ハンドベインを目立たなくするという目標ができた今、洗い物だけでなく調理をするときにも対策をする必要があると思った私は、カフェを経営する友人から教わった「手にぴったりフィットするタイプの使い捨てビニール手袋をして調理する」という方法を試してみることにしました。こうすることで、手の水分が逃げるのを防いでくれるのだそうです。
調理の後にビニール手袋を外したら、手がしっとり……。「たしかにこの方法なら手の保湿になるかも!」とうれしくなり、しばらく続けていくことに決めました。
顔と同じスキンケア&マッサージで変化を実感!
入浴後、顔のお手入れと同時にハンドケアも取り入れることにしました。ローションと乳液を顔だけでなく手にもたっぷり付けるようにしました。さらにその上から市販のハンドクリームを塗り、YouTubeで紹介されていた方法でマッサージ。両手で約8分かけてマッサージをすると、終わった直後は驚くほど張りが出て、手がなめらかになって明るい印象になった感じでした。時間がたつにつれて張りは消えていきますが、セルフケアを続けているうちに少しずつ張りの持続時間が長くなってきたように思います。
さらに就寝前にはホホバオイルでケア。オイル1滴を手のひらに取り、もう片方の手にやさしく塗り込むようにしたら、手が潤って朝までしっとりしていました。私は少し面倒に感じて続けられませんでしたが、手袋をして就寝するとさらに保湿の働きが強まるようです。手のケアを始めて約3カ月。さすがに20代のころのような手には戻りませんでしたが、以前の血管が浮き出てゴツゴツした状態が少しは目立たなくなってきたように感じています。
まとめ
今はこまめにハンドクリームを塗ったり、入浴後のケアのときに使い終わった顔用のシートパックを手に被せて軽くパックをしたりもしています。
ケアを徹底する前は、指はシワシワ、甲はゴツゴツ、おまけに血管が浮き出た男性のような手だったので、ネイルや指輪も似合いませんでした。でも、今はこまめに潤いを保つようにしているので、娘にも「ママ、ネイルが似合う手になってきたね」と言われました。これからもハンドケアを頑張って続けて女性らしい手を目指していきたいと思います!
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
著者:鈴木 さなり/50代女性。夫と社会人の息子、大学生の娘、愛犬ポメラニアンの4人と1匹家族。親の介護のため専業主婦に。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
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