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精子を攻撃する抗体?印象的な不妊治療の検査【ママの不妊治療体験談2】

この記事では、精子を異物として攻撃してしまう抗体の有無を調べる抗精子抗体の検査など、不妊治療専門病院でおこなう妊娠に関わる諸々の初期検査について、ママの体験談を紹介しています。

 

不妊治療専門病院に行くと、妊娠に関わる諸々の検査をおこなうことが多いと思います。初診でおこなえる検査もあれば、「生理中のみ」など、決められた時期にのみおこなえる検査も。不妊原因が判明することもあるので、検査は大事ですよね。実際に私がおこなった初期の検査のなかで、印象的だったものについてご紹介したいと思います。

 

精子を異物として攻撃しないかを確認

女性の体に入ってきた精子を異物とみなして攻撃してしまう抗体として、「抗精子抗体」というものがあるそうです。抗精子抗体を持っていると、女性の体の中で精子が動かなくなってしまうことがあるようで、妊娠しづらいとの説明がありました。


検査方法ですが、女性は採血をし、男性は採精をします。女性の血液の血清と精子を合わせて精子の動きの低下をみることにより、抗体があるかを確認することができるようです。私の場合、検査結果は特に問題なしとのことでした。

 

卵管が通っているかを確認

卵管が通っているかを検査する方法として、「卵管造影検査」があります。子宮内に造影剤を注入し、その広がり具合をレントゲンで確認する方法です。


私の通院していた病院では2日間の検査でした。1日目は造影剤の注入とレントゲン、2日目はレントゲンのみをおこない、造影剤の広がり具合を確認という流れです。ほかの病院に通院している人の体験談を聞き、1日で終わる検査だと思っていたのですが、主治医いわく「2日目の広がり具合で異常がある人もいるので、2日間おこなうのがいい」とのこと。納得して検査を受け、卵管の通りは問題ないとの診断でした。

 

エンドトキシン検査

子宮内にエンドトキシン(内毒素)が基準値以上存在すると、精子への攻撃をしたり受精卵の着床を妨げたりと、いろいろ悪さをするのだそうです。この検査をおこなっている病院は少ないようですが、私が通院していた病院は初期検査の1つとして実施していました。


エンドトキシンは、生理中の月経血を採血するため、生理中に受診する必要があります。生理2~3日目の経血が多い日のほうが検査時の痛みがあまりないようです。実際、生理3日目に受診しましたが、あまり痛みはありませんでした。私の場合は、この検査でも特に問題は見つかりませんでした。

 

 

ほかにも血液検査や内診での子宮の状態の検査など、初期におこなう検査はいろいろあります。病院によって実施する検査はさまざまですが、ある程度どのような検査をするか事前に調べておき、リラックスした状態で検査に臨めるといいですね。


著者:岩田かおる

子育て中のママ。不妊治療など、自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。

 

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

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