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「かかとの近くに謎のボツボツ」かゆみと赤みがあり、虫刺されかと思ったら予想外の診断が!

日々、仕事と家事に追われる中で、慢性的な疲労が蓄積していた私。そんな中、以前から楽しみにしていた3泊4日の家族旅行へ出かけました。楽しかった半面、旅行後の私はまさに「生ける屍(しかばね)」状態に…。そんな私を見た夫が、ある提案をしてくれたのです。

この記事の監修者
監修者プロファイル

医師窪田 徹矢 先生
くぼたクリニック松戸五香院長

獨協医科大学医学部卒業。千葉医療センター、成田赤十字病院で研修を積み、国保松戸市立病院泌尿器科に勤務。その後千葉西総合病院泌尿器科にて医長、部長を歴任。2017年、くぼたクリニック松戸五香を開業。日本泌尿器科学会専門医・指導医。専門医である泌尿器科および皮膚のトラブル、生活習慣病を含めた内科まで幅広く診察。メディア出演も多数あり、医者YouYuberとしての情報発信もおこなっている。
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全力で駆け抜けた旅行の代償

もともと環境が変わると、眠れなくなる体質の私。案の定、旅行中は一度もぐっすり眠ることができませんでした。それに加えて予定はびっしり。栄養ドリンクや栄養剤、コーヒーの力を借りながら、どうにか全行程を乗り切ったものの、体力は限界ギリギリでした。

 

旅行から戻ってようやく通常運転……どころか、旅行で後回しにしていた仕事や家事が待ち構えていました。「死ぬ気で」やり切って大きなトラブルは防げたものの、心身ともにボロボロ。完全に「生ける屍」のような状態でした。

 

夫からの「神提案」

そんな私の姿を見た夫が「来週末に新しい温浴施設がオープンするみたいなんだけど、行ってみない?」と提案してくれました。正直、オープン初日は混雑が予想されるため「人混みで疲れるし、ちょっと面倒だな…」という気持ちもありました。

 

しかし夫は「たまにはそういう雰囲気を味わうのも、いい気分転換になるかもよ」と言ってくれました。その言葉に背中を押され、思い切って行くことに。

 

実際に行ってみると、たしかに人は多かったものの、施設が広々としていたおかげで、それほどの混雑感は感じませんでした。夫と足湯に浸かったり温泉を楽しんだりして、しっかりリフレッシュ。結果的に、夫の提案を受け入れて本当によかったと、このときにはそう思っていたのです。

 

 

謎のボツボツとかゆみが…

ところが翌日、くるぶしの後ろからアキレス腱の下あたりにかゆみを感じました。見ると、小さな虫刺されのようなできものが1つ。「虫にでも刺されたのかな」と軽く考えて放置しました。

 

しかし、1週間ほどたってもかゆみが引かず、改めて見てみると、以前は1つだけであったできものが増えていた上に赤みも広がっていました。それでも忙しさにかまけて受診を後回しにしていたところ、さらに1週間後には症状が悪化。

 

さすがに不安になって皮膚科を受診したところ、医師の診断は「水虫」でした。水虫といえば、足の指の間や裏側にできるジクジクしたものというイメージだったので、かかと近くに乾いたできものとして現れたことには驚きました。

 

温浴施設が原因かどうか医師に尋ねたところ、「断定はできない」とのことでした。ただ、私自身はリモートワークのため自宅で常にはだしで過ごしており、水虫の症状がある家族はいないため、温浴施設で「お土産」をもらってきてしまったのかなと考えています。

 

また、同じ温浴施設で過ごしたはずの夫が無症状だったことから、私の免疫力が旅行の疲れで落ちていたことも一因だったのかもしれません。

 

まとめ

今回の体験を通じて、公共の施設を利用する際には、まず自分の体調としっかり向き合ってから決めることが大切だと痛感しました。自分の体調をしっかり管理できていれば、水虫などの感染症を他人にうつすことも防げますし、自分自身も感染リスクを減らせるのではないかと思いました。

 

とはいえ、どこへ行っても菌やウイルスはつきものです。だからこそ、それらに負けない体づくりや日々の健康管理が、何より大切なのだと実感しました。

 

【窪田先生からのアドバイス】

水虫(足白癬/あしはくせん)は、白癬菌というカビ(真菌)が皮膚に付着することで発症します。特に皮膚のバリア機能や免疫力が低下していると、感染しやすくなります。疲労やストレス、睡眠不足などによって免疫力が低下すると、同じ環境にいても感染リスクが高まることが知られています。一方で、同じ場所にいても感染しない方もおり、個人の体調や皮膚の状態、免疫力の違いが影響すると考えられます。

 

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

著者:磯辺みなほ/30代女性。ゲーマー。発達障害持ちの夫と2人暮らし。大変なことも多い中、それ以上にネタと笑顔にあふれる毎日を送っている

イラスト/マメ美

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年7月)

 

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