乳児湿疹と乳児脂漏性湿疹

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乳児湿疹

皮膚は体をまもる大切なバリアーですが、乳児期は皮膚が薄く、皮脂が欠乏したり(ドライスキン)、乾燥しやすいため皮膚のトラブルおこしやすい時期です。

皮膚が赤くなる乳児湿疹は、乳児アトピー性皮膚炎や接触性皮膚炎が原因です。

赤い部位は炎症を起こしているので、かゆみがあります。

このため赤ちゃんが爪で掻くと、出血したり、細菌が侵入して膿痂疹をきたりします。

乳児アトピー性皮膚炎は関節の屈曲面の皮膚にできやすく、接触性皮膚炎は、食べ物やよだれがつく顔や口周囲や胸部、尿や便がつくおむつ部にできやくなります。

赤い部分は炎症を起こしているのでステロイド軟膏を塗ります。ステロイドはもともとからだのなかにあるホルモンで傷を修復するのに重要な役割をもっています。ステロイド軟膏はそれを外から補ってあげるために使用します。

乾燥した部分はかゆみがでるので、ワセリンやヒルドイド軟膏などの保湿剤、アズノール軟膏等をぬります。

傷や湿疹は「しっとり」とさせておくと治りやすくなります。

石けんを使いすぎると皮脂が欠乏しやすくなりますので入浴の際に石けんを適度に使用します。入浴後に軟膏を塗ってスキンケアをします。軟膏の使い方は皮膚科、小児科、看護師に教えてもらいましょう。

 

新生児ニキビと乳児脂漏性湿疹

乳児期早期に多く、皮脂腺分泌と関係します。

顔にできやすい新生児ざ瘡(ざそう=にきび)と頭皮にできる脂漏性湿疹があります。

いずれも時期がくると自然によくなりますが、程度が強いときはステロイドの軟膏などを使用します。

 

(監修/松井 潔先生)

 

 

 

監修者

医師 松井 潔 先生

小児科 | 神奈川県立こども医療センター総合診療科部長


愛媛大学医学部卒業。神奈川県立こども医療センタージュニアレジデント、国立精神・神経センター小児神経科レジデント、神奈川県立こども医療センター周産期医療部・新生児科等を経て現在、同総合診療科部長。小児科専門医、小児神経専門医、新生児専門医


経歴

1986年 愛媛大学医学部卒業

1986-1988年 神奈川県立こども医療センタージュニアレジデント

1988-1990年 同神経内科非常勤

1990-1992年 国立精神・神経センター小児神経科レジデント

1992-2005年 神奈川県立こども医療センター新生児科 医長

2005年− 同総合診療科 部長


2015/08/19


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