【医師監修】赤ちゃんの具合が悪いときに救急車を呼ぶ目安
赤ちゃんの具合が悪いときに、朝まで待っていいのか、今すぐ受診をしたらいいのか迷います。そのようなときに知っておきたい目安です。
救急車を呼ぶ目安
・意識レベルの低下
・けいれん
・頭をぶつけて血が止まらない
・呼吸が速い
・呼吸が弱い・呼吸を止める
・下痢や嘔吐で水分がとれない
・腹痛
・食べたあとに全身のじんましんが出た
・広範囲のやけど
・異物誤飲・誤嚥
・生後3カ月以内の乳児の様子がおかしい
上記のような症状があったときにはすぐに119番に連絡をしましょう。
意外と知らない救急車の呼び方
①119番に電話をかける
・固定電話のほうが早く確実
・住んでいる地域の消防本部につながる
・携帯電話では、折り返しかかってくることある
②「救急です」と伝える
・「火事ですか? 救急ですか?」と聞かれたら、「救急です」と伝える
③救急車に来てほしい住所を伝える
・市町村名から伝える
・住所がわからないときは、近くの大きな建物、 交差点など目印を伝える
④誰がどのような状態なのかを伝える
・年齢と症状を伝える。
例:「生後6カ月の子どもが、公園の遊具から落ちて頭を打ち、けいれんが止まらない状態です」
⑤自分の名前と連絡先を伝えます
・私の名前は●●△△です。連絡先は000000です。
救急車を呼んだあとにしておくこと
応急処置の指示を受けたときには、すみやかに実行しましょう。また、大人が2人以上いる場合は、1人が外に出て救急車の到着を待ち、誘導することで搬送がスムーズになります。気が動転して戸締りを忘れてしまう人も。火の元と戸締りの確認はしっかりとしましょう。
《持ち物》
・健康保険証
・母子健康手帳
・乳児医療証
・お薬手帳
・紙おむつ
・おしりふき
・着替え
・大きめのタオル
・現金(1万円程度)
救急車を呼ぶほどではなさそうだけど心配なときは
休日や夜間に赤ちゃんの具合が悪くなったときには、小児救急電話相談ダイヤルに電話しましょう。全国統一番号ですが、各都道府県単位で対応をしています。実施時間は各地域で異なります。詳しくは厚生労働省のホームページをご覧ください。
小児救急電話相談ダイヤル
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