【医師監修】腸重積症 (ちょうじゅうせきしょう)とは?
どのような病気?
腸の中に腸がはまり込んでしまう病気で、このために腸閉塞を起こします。腹痛、腹部の腫瘤、血便が特徴ですが、3つの症状がそろっていないこともあります。腹痛は間欠的で、急に痛がって泣いて、その後機嫌を取り戻したりすることを繰り返します。緊急で治療が必要な病気です。1歳未満が約6割、男児に多いとされています。
診断と治療はどうしますか?
症状と超音波検査が有用です。浣腸をおこなっていちごジャム様の血便が出ればまず間違いありません。症状が出てからできるだけ早く治療をします。空気や造影剤などを使って、重なった腸を押し出します。24時間以上経つと手術が必要になることがあります。脱水の治療も必要です。まれに再発することがあり、そのときは原因を調べる必要があります。
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