【医師監修】陣痛促進剤を使うケースとは? リスクはないの?

この記事の監修者
監修者プロファイル

医師池谷 美樹 先生
産婦人科 | 横浜市立みなと赤十字病院産婦人科 副部長

岐阜大学卒業、日本赤十字社医療センターで初期研修後、同センター常勤医師として勤務、東京慈恵医科大学産婦人科講座入局、博士号取得、国立成育医療研究センター周産期診療部勤務、日本赤十字社医療センター産婦人科勤務を経て、現在は横浜市立みなと赤十字病院産婦人科 副部長。

陣痛促進薬には、まだ陣痛が始まっていないときに陣痛を誘発するために使用する場合と、弱い陣痛を促進するために使用する場合の2パターンがあります。

 

誘発する場合

□破水後陣痛が始まらないとき(感染症にならないようにするため)

□妊娠42週が近づいてもお産が始まらないとき(妊娠42週以降の出産にならないようにするため)

 

促進する場合

□子宮口の開きが進まない原因が弱い陣痛のためと判断されたとき(弱い陣痛がずっと続くと体力を消耗し、ますます陣痛が弱くなってしまうこともあるため)

 

 

使用方法

陣痛促進剤は、医師の監視の下、慎重に使用します。量がコントロールできる点滴でおこなうことが主流になっています。分娩監視装置で、陣痛の状態や赤ちゃんの心拍を確認しながら陣痛促進剤の量を調節していきます。

陣痛促進剤を使用するときには、どのような状態のため使用するのかという明確な理由や説明がおこなわれます。

陣痛促進剤は2,3分おきに強い陣痛が来るように量を調節します。陣痛促進剤を使用しても効果がない場合は、一旦中止をします。

体力が回復した翌朝から再度点滴を開始して様子を見ますが、それでも効果が出ない場合は帝王切開分娩に切替わる場合もあります。

 

(監修/池谷美樹先生)

【医師監修】陣痛促進剤を使うケースとは? リスクはないの?

 

 

 

 

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