外出時はもちろん、家事の最中や寝かしつけの時など、さまざまなシーンで大活躍する抱っこ紐。
そんな育児の必需品ともいえる抱っこ紐ですが、購入するにあたってどれにしようか迷ってしまうママも多いのではないでしょうか。
そこで今回は、「ベビーカレンダーアワード2021」上位3商品のランキングと、その他の人気商品をご紹介します。
出産準備中の方や、セカンド抱っこ紐をお探しの方、抱っこ紐の買い替えを検討されている方は、ぜひ参考にしてください。
失敗しない抱っこ紐の選び方・注意点
まずは、抱っこ紐の種類と抱っこ紐選びのポイントからご紹介していきます。
抱っこ紐の種類
抱っこ紐の種類は、大きく分けると以下の5つのタイプに分類できます。それぞれの特徴は、以下の通りです。
種類 | 特徴 |
---|---|
ベビーキャリー | ・肩ひも、腰ベルト(腰ベルトなしタイプもあり)がついているもの ・腰ベルト付きのものは、抱っこする人の体が楽 ・さまざまな抱っこやおんぶに対応可能なものもあり |
ヒップシート | ・ウエストポーチの上に赤ちゃんを座らせるようなデザインのもの ・前向き抱っこができる高月齢の赤ちゃん向き |
スリング | ・1枚の布の中に赤ちゃんをすっぽりと入れるタイプ ・ただし、窒息に気を付ける必要あり |
クロス抱っこ紐 | ・布がクロスして交わったデザインのもの ・幅のある「たすき」のようなイメージ |
ベビーラップ | ・1枚の布タイプ ・巻き方次第でさまざまな抱き方が可能 ・コンパクトなので、使わない時も邪魔にならず収納できる |
抱っこ紐の種類によって、大きさやデザイン、機能性が異なります。
1種類に絞るのではなく、例えばメインの抱っこ紐としてベビーキャリーを使い、クロス抱っこ紐やベビーラップをセカンド抱っこ紐として使う方法もおすすめです。
抱っこ紐選びの3つのポイント
抱っこ紐を購入する際は、以下に挙げる3つの性質を持った商品を選ぶと、失敗するリスクを減らせます。
- 首が安定するもの
- 股関節に無理がないもの
- 良い姿勢になるもの
首が安定するもの
抱っこ紐の種類によっては、首が座ってない新生児から使えるタイプも多くあります。
しかし、ここで気を付けたいのが「首が安定するか」という点です。
特に、首が不安定なうちは「抱っこした状態でしっかりと首がホールドされているもの」を使いましょう。
また、首がすわった後でも、抱っこしながらお子さんが寝た時に首が曲がりすぎてしまうものは、気道を圧迫してしまうリスクがあります。注意してください。
ちなみに、気道が一番広くなるのは、首を軽く後ろに倒している状態です。首が前に曲がってしまわないよう、抱き方に十分気を付けましょう。
股関節に負担がかからないもの
赤ちゃんにとって股関節に無理がない姿勢は「frog position」と呼ばれています。カエルのように、ガニ股で股関節が曲がっている状態です。
1歳以降のお子さんであればそこまで気にする必要はありませんが、歩く前の低月齢の赤ちゃんに抱っこ紐を使う時は、この「frog position」の姿勢になるよう注意しましょう。
「frog position」を保持できない場合、抱っこ紐を正しく装着できてない可能性があります。改めて装着方法を確認してみてください。
良い姿勢になるもの
赤ちゃんにとって自然な姿勢は、ゆるく背中が曲がっている状態です。
抱っこ紐を使って胸に対面抱っこをすると自然にこの姿勢が取れるのですが、低月齢の赤ちゃんの場合は腰が反り過ぎてしまうことがあります。
前向き抱っこは、腰がしっかりとする月齢以降が安心です。対面抱っこでも良い姿勢が保てない場合は、改めて装着方法を確認してみましょう。
抱っこ紐おすすめ3選|ベビーカレンダーアワード上位ランキング商品はこちら
ここからは、ベビーカレンダーアワードの上位にランクインしたおすすめの抱っこ紐を3商品ご紹介します。
※ランキングおよび掲載している口コミは、2021年10月にベビーカレンダーが実施したアンケート結果を元にしています。
第1位|コニー 抱っこ紐
色 | モカ、チャコール、ブラック、グレー、ミント、ネイビー、ラベンダー、ピンク、ベージュ、ストライプ、ワインドット、クリーミーギンガム、ネイビーギンガム、エアーメッシュブラック、エアーメッシュチャコール、エアーメッシュクリーム、エアーメッシュミント、エアーメッシュベージュ、エアーメッシュモカ、エアーメッシュライトグレー、エアーメッシュピンク、グリッド(全22色) |
対象年齢・推奨体重 | 新生児~20kgまで |
Tシャツを着るように装着でき、ストレッチ素材の生地でしっかりと優しく赤ちゃんを包み込む抱っこ紐です。
従来の抱っこ紐との大きな違いは、その軽さ。440gと超軽量なうえコンパクトにたためるため、使わない時はカバンにすっぽりと収まります。
赤ちゃんを直接腕に抱くようにしっかりと密着するため、抱っこ紐が苦手な赤ちゃんにもおすすめ。セカンド抱っこ紐としても重宝します。
着脱がとても簡単で、体が密着する分子供も安心するのかよく寝てくれるのでお気に入りです。 あと、デザインやペンギンのロゴが可愛い!
持ち運びしやすさ抜群。荷物が多いので助かった。夏と冬で2種類購入した。
首が座っていなくても使えてかなり楽だった。安心してすぐに寝てくれたり、薄いので持ち運びやすかったり、大活躍だった。
新生児から使用でき、密着感もありすぐに寝てくれたりしてよかった。価格も〇。汚れて洗濯しても、かわきやすく良い。
買い物や散歩の際に使用しているが、着脱もしやすく抱っこしながら寝てくれたため安心したのかなとも思います。
第2位|ベビービョルン ベビーキャリアシリーズ
色 | アンスラサイト、グレー、セージグリーン、ネイビーブルー |
対象年齢・推奨体重 | 0カ月~15カ月 3.2kg以上12kgまで |
新生児期から一人歩きする頃まで使用できる抱っこ紐です。
こちらの商品は「ベビーキャリア MOVEエアリーメッシュアンスラサイト」という通気性が高いタイプですが、他にも同シリーズで「MINI Air アンスラサイトレパード」、「MINI 3Dジャージー」、「ONE KAI Air」なども展開しています。
独自のヘッドサポート構造でしっかりと頭を支えるため、首がすわる前の赤ちゃんにも安心して使えます。生後6カ月以降、首と腰がしっかりとすわってきたら、前向き抱っこも可能です。
デザイン、使いやすさ、コストパフォーマンス、どれをとっても1番いいと思います。メッシュで出来ているので夏でも快適に使用でき、バックルが片手で付けられるので、1人でも赤ちゃんを抱っこ紐に乗せやすかったです。
店頭でいろいろ試着して購入しましたが、ベビービョルンのワンカイエアーはとにかく装着のしやすさが決め手になりました。先に親が抱っこ紐を装着して、後から赤ちゃんを迎え入れるという仕様になっているため、不慣れな夫でもひとりで着脱できます。
両親ともに体が固くて背中に手が届かないため、腰で着脱できるタイプのものを探したらこちらの商品に行き着いた。価格は高めだが着脱しやすいので買ってよかった。肩や腰に負担がかかりにくい構造になっているのも良い。
抱き方にバリエーションがあること、新生児からインサートなしで使用できるところが良かったです。
着脱は本当に楽。留め具を背中で合わせる必要がないので。腕が背中に回らない、体の硬い人にはおすすめです。
第3位|エルゴベビー ベビーキャリアシリーズ
色 | ミッドナイトブルー、カーキ、ブラック |
対象年齢・推奨体重 | 0カ月~ 3.2kg以上15kgまで |
赤ちゃんの成長に合わせて、対面(タテ)抱っこ、前向き抱っこ、腰抱っこ、おんぶが可能な、4wayタイプの抱っこ紐です。
ベビーキャリアシリーズは、オムニブリーズ、アダプト、オムニ360など多数のタイプを展開。
ベビーウエストベルト付きで抱っこ紐と赤ちゃんをしっかり固定できて、抱っこ紐から赤ちゃんを落としてしまうといったリスクが軽減されています。
クロス装着も可能なため、荷重を分散させたい方にもおすすめですよ。
実際に店舗で数種類の抱っこ紐を試着してエルゴにしました。着脱もしやすく、腰への負担が違います。
着脱が簡単で病院や検診の時に抱っこしたり降ろしたりを繰り返す時でもやりやすいので重宝しました。散歩や買い物など長時間抱っこしていてもあまり負担を感じなかったし1歳3ヶ月で11キロになった今でもバリバリ活躍してくれています。
前だっこが好きなようなので、これを購入して良かったと思いました。安定もしていると思います。 安全ベルトがついているのも良かったです。
エルゴはとても使いやすかったです。装着も楽で持ち運びも楽で外で使うのはもちろん、家の中での抱っこにも利用していました。買うときは高いと思いましたが、その後使う頻度を考えたらコスパが良かったと感じています。
メッシュ素材なので、夏場は通気性がよく、汗っかきな赤ちゃんには良かった。 長時間抱っこしていても疲れにくい。 パパとママ共有で使える。
先輩ママの口コミあり!その他の人気商品7選
続いて、先輩ママに人気の抱っこ紐7商品を、口コミとともにご紹介します。
Baby&Me BELK
色 | ネイビー |
対象年齢・推奨体重 | 新生児~4歳頃 3.2kg以上20kgまで |
新生児(体重3.2kg以上)から幼児まで、幅広い月齢に使える抱っこ紐です。
赤ちゃんが座るヒップシートの台座は、中が2層構造になっています。丈夫なうえ安定するので、安心できますね。
ヒップシートでしっかりと赤ちゃんの重みを支えられるため、抱っこするママやパパの負担が軽減される点も魅力です。
ヒップシートがあるので肩への負担が軽く良かった。
新生児から使用可能なところが良い。
安定して抱っこできるので子どもも落ち着く。
napnap ベビーキャリーシリーズ
色 | アンスラサイト、グレー、セージグリーン、ネイビーブルー |
対象年齢・推奨体重 | 4カ月~36カ月 15kgまで |
生後4カ月以降、首がすわってから使える抱っこ紐です。
小柄な日本人親子の体型にフィットするように設計されているため、海外メーカーの抱っこ紐は大きくてサイズが合わないという方にもおすすめ。
また、赤ちゃんの背面には、お財布や大きなポケットが付いています。お散歩や近所への買い物などのちょっとしたお出かけの時に、手ぶらで出かけられるのは便利ですよ。
こちらのベーシックタイプ以外にも、COMPACT、メッシュドライ、UKIUKI、Vision、プラスなど、多数展開されています。ぜひ、お気に入りを見つけてください。
小柄なので、日本で設計されていてサイズがぴったりで良い。手に入りやすい価格で、おんぶもできるので家事や上の子の世話がしやすい。
ヒップシート単体で使用できたり、パーツのみで購入できたりして、使用用途の幅が広がる点が良かった。
体を覆う部分がメッシュにもなるので温度調節ができて良い。
アップリカ コアラシリーズ
色 | ネイビー、ブルーグレー |
対象年齢・推奨体重 | 0カ月~36カ月 15kgまで |
ヨコ抱っこ(ママうで抱っこ)、タテ抱っこ、前向き抱っこ、おんぶと、成長に合わせて長く使える4way抱っこ紐です。
新生児期でもタテ抱っこはできますが、ヨコ抱っこの方が安心というママにもおすすめ。首をしっかり支えるホールディングパッドが付いているため、ヨコ抱っこでもしっかりと安定します。
装着も簡単で、すぐに使いたい時にも便利です。こちらのシリーズは、コアラ、コアラウルトラメッシュ、コアラ メッシュプラスの3タイプあります。
安定しているので安心。子供も落ち着いて抱っこさせてくれます。
全体的に包み込む様な優しいホールド感があった。
旦那も私も共有していますがベルトの調整がしやすいです。デザインもシンプルで好きです。重すぎることもなく着脱も他社より簡単かなと思いました。
アップリカ コランハグシリーズ
色 | ブラック、ネイビー |
対象年齢・推奨体重 | 0カ月~36カ月 15kgまで |
赤ちゃんの成長に合わせて、ヨコ抱っこ、タテ抱っこ、前向き抱っこ、腰抱っこ、おんぶができる5wayタイプの抱っこ紐です。
新生児シートが標準セットされており、退院後からすぐに使える点もポイント。日本人の体形にフィットするよう設計され、赤ちゃんの脚も開きすぎないようにしっかりとサポートしてくれます。
他にライト、ナチュレ、ABコンフォート、リュクスのシリーズがあります。
デニム生地でスタイリッシュ。
横寝から使用できたので、フルで使っていた。
簡単に装着できて、使いやすい。少し腰の部分が長時間使用していると痛くなるのが残念です。
コンビ ジョイン EL-E
色 | ネイビーブルー |
対象年齢・推奨体重 | 4カ月(首すわり)~36カ月 3.2kg以上15kgまで |
着け心地がよく、肩への負荷を楽にするベルトが採用された抱っこ紐です。
生後4カ月以降が対象ですが、別売りの「専用インファントシート」を購入すれば生後1カ月(体重3.2kg以上)から使えます。
抱っこ紐からの落下を防ぐホールドベルトとホールドカバーが付いているなど、赤ちゃんの落下リスクを低下させる工夫もなされています。
インサートをつけて首座り前から長く使えた。安全ベルト付きで手間はかかるが安心感があった。
メッシュになってるし、インサートもあるので、新生児から大活躍でした。前向き抱っこができたらよかったなーと思いますが、この抱っこ紐は本当に助けてもらいました!
子どもをしっかり固定して抱っこできた点では、安心して使うことができた。
メイアンドマイ
色 | チャコール |
対象年齢・推奨体重 | 新生児~15kgまで |
天然素材を使用し、快適な着用感を実現した抱っこ紐です。
「赤ちゃんの成長と血液循環に支障が出ない姿勢」を維持できるように設計され、適度な弾力で赤ちゃんをしっかりとホールドするため安定感もあります。
通気性と吸汗性に優れているため、シーズン問わず快適に使用可能。超軽量コンパクト設計のため、使わない時はカバンに収納できて便利です。
首座り前から使えた。
アンジェレッテ ベビーキャリア プチ
色 | ブラック |
対象年齢・推奨体重 | 生後14日~12カ月 3.2kg(身長51cm)以上13kgまで |
新生児~低月齢の赤ちゃんに特化した抱っこ紐です。
セパレートタイプなので、装着も簡単。しっかりとフィットするため、安定した抱っこができます。
首がすわった生後4カ月頃からはおんぶ、腰がすわった生後7カ月頃からは前向き抱っこも可能です。お散歩や家事の時など、さまざまなシーンで使えますね。
わざわざ肩ベルトを外さなくても赤ちゃんをおろせる所がいい。
小柄な体型の人向けの作りで、装着のしやすさも良かったです。店頭で小柄な人向けと言われたが、本当にその通りで使いやすかった。
まとめ
赤ちゃんとの外出時や、家事の最中などに便利に使える抱っこ紐。
商品によっては新生児期から使えるタイプもあり、すでに上の子がいるご家庭や外出することが多いご家庭では、特に重宝するのではないでしょうか。
また、定番のタテ抱っこだけでなく、ヨコ抱っこや前向き抱っこ、腰抱っこやおんぶ機能を備えた商品もあります。
抱っこ紐を選ぶ時は、どのようなシーンで使いたいか、どのような体制で抱っこしたいかなども考慮して、適したものを選んでください。