60代は退職や老後の生活設計を見据え、医療保険の加入や見直しを真剣に検討する時期です。若い頃とは違い、病気のリスクや医療費の負担も高まる中、「自分に合った医療保険をどう選ぶべきか?」という疑問を抱える人は少なくありません。
本記事では、60代におすすめの医療保険ランキングTOP5の紹介とともに、保険を選ぶ際の重要なポイント、そもそも医療保険が本当に必要かどうかの判断基準まで丁寧に解説していきます。
60代の男性や女性に人気のおすすめ医療保険ランキングTOP5
60代では病気リスクが高まり、入院や手術の確率も上がります。そのため、「入院日額保障」「手術一時金」「先進医療特約」「通院保障」などが充実している保険が選ばれる傾向にあります。また、保険料の負担も継続の鍵となるため、保険料と保障内容のバランスが重要です。
以下では、60代に人気の高い医療保険をランキング形式でご紹介します。
1位:なないろ生命「なないろメディカル 礎」
特徴とおすすめ理由:
・終身保障で、老後の医療費リスクに長期的に備えられる
・がん・心疾患・脳疾患への手厚い三大疾病保障
・女性向け保障や特定疾病への特約追加も柔軟で、男女問わず対応可能
主な契約条件(概要)
項目 | 内容 |
契約可能年齢 | 0歳〜85歳 |
保険期間 | 終身 |
払込期間 | 終身 |
特徴 | 三大疾病・先進医療・通院保障など選択可能 |
医療リスクが上がる60代からでも加入可能で、柔軟な設計が可能な点が評価されています。
2位:オリックス生命「キュア・サポート・プラス」
特徴とおすすめ理由:
・七大生活習慣病に特化した保障
・入院の有無問わず約1,000種類の手術を保障
・保険料が手頃でコスパに優れている
主な契約条件(概要)
項目 | 内容 |
契約可能年齢 | 20歳〜80歳 |
保険期間 | 終身 |
払込期間 | 60歳・65歳・終身払込など選択可 |
特徴 | 入院・通院・先進医療・がん保障など多様 |
定期的な健康診断を受けている方や、既往歴がない方には特におすすめのプランです。
3位:チューリッヒ生命「終身医療保険プレミアムZ」
特徴とおすすめ理由:
・三大疾病や女性特有の疾病に特化した特約が豊富
・先進医療や一時金給付もあり、多様なニーズに対応
・保険料の割安感があり、コストを抑えたい方に人気
主な契約条件(概要)
項目 | 内容 |
契約可能年齢 | 0歳〜80歳 |
保険期間 | 終身 |
払込期間 | 終身 |
特徴 | 特定疾病、がん、女性特有疾患に強み |
医療の進化に対応した先進医療特約などが魅力。女性の60代加入者にも人気です。
4位:はなさく生命「はなさく医療」
特徴とおすすめ理由:
・シンプルな設計で無駄のない保障内容
・三大疾病、がん、先進医療、女性疾病などの特約選択も可能
・上皮内がんを含む特定八大疾病で治療を受けると、その後の払い込み免除
主な契約条件(概要)
項目 | 内容 |
契約可能年齢 | 0歳〜80歳 |
保険期間 | 終身 |
払込期間 | 終身 |
特徴 | 保険料抑制設計が可能、通院・入院対応 |
保険料と保障のバランスを重視したい方に適しており、保険初心者にも安心です。
5位:ライフネット生命「じぶんへの保険3」
特徴とおすすめ理由:
・インターネット完結型で申し込みが簡単
・短期入院・日帰り入院への保障も手厚い
・三大疾病での入院時の支払限度日数が無制限になるプランも選べる
主な契約条件(概要)
項目 | 内容 |
契約可能年齢 | 18歳〜70歳 |
保険期間 | 終身 |
払込期間 | 60歳・65歳・終身払いから選択可能 |
特徴 | ネット申込み可能、低価格で設計可能 |
オンラインで手続き完結するため、店舗に行かずに加入したい忙しい60代の方にもおすすめです。
60代が医療保険を見直すときのポイント
医療保険は、年齢とともに「加入できる条件」「保険料」「保障範囲」が変化していきます。60代では、以下のような点に注意が必要です。
続けられる保険料か
60代は退職・年金生活への移行が視野に入るため、長期的に保険料を払い続けられる設計かどうかが重要です。例えば、10年払済プランなどで支払い期間を短くしておけば、老後の支出に余裕が生まれます。
また、保険料が定額で上がらない「終身タイプ」の方が見直し後の安心感が大きいです。
必要な保障が受けられるか
保障内容を見直す際は、以下の観点を基準にしましょう:
- がん保険特約:高齢になるほど罹患率が上がるため優先
- 入院日額:1日5,000円〜10,000円が目安
- 介護特約:要介護認定を受けた際の一時金給付など
60代からの保険は「安心材料をどこまで準備するか」が判断の分かれ目です。
そもそも加入できない可能性もある
60代になると、高血圧・糖尿病・がんの既往歴などにより「加入を断られる」ケースも増えます。この場合は、告知義務の緩い無選択型医療保険も選択肢になりますが、保険料が高めで保障も制限されることが多いので要注意です。
60代からの医療保険は必要?それともいらない?
医療保険が「必要」か「いらない」かは、その人のライフスタイル・資産状況・健康状態によって変わります。
医療保険が必要な人の特徴
- 公的保険では不安を感じる人
- 病歴があるが、再発リスクに備えたい人
- 配偶者や家族に負担をかけたくない人
- 老後資金に余裕がなく、入院費が不安な人
医療費の急な支出をカバーできる保険があることで、精神的な安心にもつながります。
医療保険が不要な人の特徴
- 数百万円単位の貯蓄があり、自費でも対応できる人
- セカンドライフをシンプルに過ごしたい人
- すでに十分な保障のある保険に加入済の人
医療保険は「リスク回避のためのコスト」であることを考えると、資産でカバーできるなら保険は不要という考え方も合理的です。
まとめ:60代の医療保険選びは「将来への備え」の設計図
60代は、健康面・経済面ともに大きな転換期です。医療保険の役割は、いざという時の備えであると同時に、老後の暮らしを安心して送るための「生活設計」の一部です。
ポイントの整理:
- 終身型で無理のない保険料設計を
- がんや生活習慣病など、60代に多いリスクに備える保障内容
- 既往歴がある場合は加入可否に注意
- 資産状況やライフプランに応じて、医療保険が「必要かどうか」を検討
迷った場合は、無料相談やFP(ファイナンシャルプランナー)の意見を活用するのも有効な選択肢です。保険はあくまで「未来の自分への贈り物」です。自分の未来に自信を持てる選択をしましょう。