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おっぱいは本当に足りてない?母乳不足と母乳不足感

母乳を飲ませているママがミルクを足した理由として、いちばん多いのが「母乳が足りていない」と感じたこと。ミルクを足そうか迷っているママ、本当に母乳は足りていないのでしょうか?

 

こんにちは!助産師のREIKOです。ミルクを足そうか迷っているママ、本当に母乳は足りていないのでしょうか?赤ちゃんが生まれたら、母乳で育てたいと考えるママは95%以上。でも、産後1カ月の時点で母乳だけを飲ませているママは45%以下という調査結果があるんです。

 

母乳を飲ませているママがミルクを足した理由としていちばん多いのが「母乳が足りていない」と感じたこと。今回はどうしてママが「母乳が足りない」と感じてしまうのかについてお話しします。

 

どうして「母乳が足りていない」と感じるのか?

赤ちゃんがよく泣く、何回もおっぱいをほしがる、おっぱいが張らない、周りの人からミルクを足したほうがいいと言われた……など、母乳を飲ませているママが「母乳が足りていない」と感じる理由はさまざまです。

 

ママがそのように感じる原因には、「母乳不足」と「母乳不足感」があるんです。

 

母乳不足って?

母乳不足には、機能的な原因もありますが、母乳は出ているのに赤ちゃんがきちんと飲みとれていない場合と母乳の出を妨げている場合がほとんどだと思います。

 

母乳は出ているのに赤ちゃんがうまく飲みとれていない場合には、授乳するときの姿勢や赤ちゃんにおっぱいを含ませるタイミングを修正することで解決することがあります。

 

また、産後まもなくは赤ちゃんにおっぱいを吸ってもらう刺激によって母乳は作られますが、少し経つと母乳を出すことで母乳は作られるようになります。授乳の間隔が長かったり、ミルクを足すことで母乳がおっぱいに留まる時間が長くなることで母乳の出が減っていってしまいます。

 

母乳不足感って?

赤ちゃんがじゅうぶんに母乳を飲めているのに母乳が足りていないと感じるのが「母乳不足感」です。母乳不足感を感じて、不安になったりミルクを足したりするママが多くいらっしゃいます。

 

生まれて間もない赤ちゃんや小さく生まれた赤ちゃんにみられる、1日のうちのある特定の時間だけ頻繁にほしがる「クラスター授乳」という傾向や、生後2~3週間目、6週間目と3カ月ごろ、急におっぱいをほしがる感覚が短くなる「急成長期」などに遭遇するとママは母乳不足感を感じてしまうのです。

 

母乳が飲めているサイン

母乳をどのくらい飲めているのか確認するために、体重計を用意されるおうちもあるかと思います。体重の数値を見て、一喜一憂なんてこともあるのではないでしょうか?

 

実際に赤ちゃんの体重を見る以外にも、母乳を1日に8回以上飲んでいるときに赤ちゃんのおしっこの回数が24時間で6回以上ある、肌の張りがよく、活気がある、赤ちゃんが母乳を飲み込む音がする、ママが眠くなる……など、赤ちゃんが母乳を飲めているサインがたくさんあります。 

 

母乳育児が軌道に乗るまでの期間は人それぞれです。ママがあせったり、不安になったりすることも多々あるでしょう。そんなときは無理をしないことがいちばん!どうしてもの時はミルクを足したっていいんです。そして、困ったときにはぜひ助産師に相談してみてください。ママにとってどのような方法がいいのか一緒に考えてくれますよ!


著者:助産師 REIKO

医療短期大学専攻科卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。

 

 

 

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