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「老後の資産運用は注意が必要!?」両親の資産運用から見えた鉄則と伴うリスクは【体験談】

私の両親は「ザ・昭和の人」なので投資とは縁遠い存在でした。そんな両親が、あることがきっかけで資産運用を始めることになりました。

この記事の監修者
監修者プロファイル

ファイナンシャルプランナー大久保美伽

元銀行員、大手外資系金融機関勤務歴15年。退職後、2021年マネレボ株式会社設立。真に中立な立場で資産運用と保険、家計の見直しをおこない、お金と時間から自由になり自分らしく生きる女性を増やすべくファイナンシャルプランナーとして独立。多くのお客様の資産運用やライフプランニングの悩みを解決すべく尽力している。老後に3000万円差がつく投資講座主宰。
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積立投資をスタート

私の両親が住んでいる地域でマンション建設計画が立ち上がり、土地と建物の売却話が入ってきました。両親が住んでいる実家も築50年以上の建物であり、今回の話は悪い話ではありませんでした。

 

早速売却したお金で、両親が住みやすい部屋を賃貸で借りることにしました。また土地を売却したお金は両親の老後資金となりましたが、現金のまま低金利の銀行口座に入れたままではもったいないので、すぐに使わないお金を「新NISA」を使って投資を始めることにしたのです。

 

私がファイナンシャルプランナー3級の資格を取得したこともあり、少しは投資の知識もあったので、両親に無理のない積立額で手数料が0.5%以下の投資信託商品を選び、投資を開始しました。

 

長期投資で10年から15年以上続ければ、資産がマイナスになるリスクは少なくなります。ポイントはすぐに使わないお金で長期の積立投資をすることが投資を成功させる秘訣です。投資した商品は順調にプラスに成長していきました。

 

銀行からおすすめされた投資商品

ある日、母親から「銀行からおすすめされた投資商品を合計200万円買ったよ」と衝撃の連絡を受けました。どうして買ったのかと聞くと、「いつもお世話になっているから」ということでした。

 

母親が買った投資信託を確認すると手数料1.5%以上の商品を、200万一括で購入していました。すでに契約は成立しており、その商品の投資状況を見るとマイナスの一途をたどっています。なぜ買う前に相談してくれなかったのか。今でもこの投資商品の扱いに困っています。

 

 

投資商品における鉄則は

銀行や保険業者は、手数料が高い投資商品をすすめてくることも。銀行も保険業者も会社である以上、利益を求める必要があるからです。このことから「投資商品をオススメする人からはその商品を買わない」のが良いと思いました。

 

そして一括で購入することにもリスクがあります。ある一定金額を毎月購入することで取得額が平均化され、これを「ドルコスト平均法」と呼びます。投資に慣れていない方はこのドルコスト平均法を活用すると良いと思います。

 

まとめ

老後の資産運用はリスクを回避することが鉄則です。まずは投資商品を購入する前にその商品がどういう商品なのかを理解する必要があります。特に手数料には注意が必要。そして、オススメされた投資商品が、オススメしてきた人にとって利益になるか否かも考えてみる必要があると思いました。投資の基本は「長期」、「積立」、「分散」をすることが大事です。老後に使う大切なお金ですので、守りながら投資をしていくことが重要だと感じます。

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

文/くまさん

 

シニアカレンダー編集部では、自宅介護や老々介護、みとりなど介護に関わる人やシニア世代のお悩みを解決する記事を配信中。介護者やシニア世代の毎日がハッピーになりますように!

 


シニアカレンダー編集部

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