妊娠中に知っておきたいトラブルまとめ

2017/03/14 08:00
カテゴリ│
医療
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妊娠
病気・ケガ

 

こんにちは、妊娠中は、ふだんは健康だと思っている人も、体の不調やトラブルがおこりやすくなります。今日は、妊娠中になりやすいトラブルをまとめました。

 

妊娠高血圧症候群

妊娠高血圧症候群は、妊娠20週以降、分娩後12週までに高血圧が見られる場合、また高血圧にたんぱく尿を伴う場合のいずれかをいいます。

 

妊娠高血圧症候群になると、血管が収縮して血液循環が悪くなり、赤ちゃんの発育に悪影響を与えたり、早産や死産が起こる可能性が高くなります。重症になると、母体が子癇(けいれん発作)を起こすこともあり、母子ともに大変危険です。妊娠高血圧症候群の症状が現れたら、医師の指導に従って症状が進行しないよう注意しましょう。

 

妊娠糖尿病

妊娠糖尿病は、それまで糖尿病の症状がなかった人が妊娠をきっかけに発症するものです。妊娠糖尿病になると、妊娠高血圧症候群や羊水過多症、感染症などを引き起こしやすくなります。妊娠糖尿病は胎児へも影響します。

 

妊婦の血糖値が高いと、糖が胎児の方に移行し、胎児も高血糖の状態となります。胎児の方に移行した糖は脂肪として蓄えられるため、巨大児が生まれる可能性も。巨大児になると自然分娩が難しく、帝王切開にならざるを得ない場合があります。妊娠糖尿病になった妊婦は出産後は正常に戻るとはいえ、約半数は10〜20年後にまた糖尿病を発症するといわれています。


そのほかのマイナートラブル

妊娠中は、水分の需要が増えることで便が硬く小さくなり便意が出づらくなる、ホルモンの影響で腸の動きが悪くなるうえに、子宮が大きくなり腸を圧迫するなど、さまざまな影響で便秘になりやすくなります。便秘予防には、適度な運動やじゅうぶんな水分、食物繊維を摂ることが大切です。

 

妊娠中期から後期になると、こむらがえりを起こすことがあります。とくに明け方が多いといわれていますが、原因は不明です。足を伸ばし、親指をひっぱると楽になります。睡眠前にパートナーにマッサージを頼んでもいいかもしれません。

 

足のすねを押したときに跡がなかなか戻らなければ、むくんでいる証拠。赤ちゃんに栄養を運ぶために血液量が増えることや、子宮が太い血管を圧迫したり、運動不足や冷えで血流が滞ったりすることも原因に。むくみを感じたら、運動やゆっくり入浴することを心がけて血行をよくしましょう。塩分の取りすぎや栄養バランスの崩れにも注意してくださいね。

 

妊娠中は循環血液量が増えるため、血液が薄まった状態になり、貧血になりやすくなります。妊娠中は鉄分たっぷりの食事を心がけましょう。鉄分はほうれん草、わかめ、ひじきに豊富に含まれています。コーヒー、紅茶、緑茶に含まれるタンニンは、鉄分の吸収を阻害するので、食事の前後の摂取は控えめにしましょう。

 

腰痛の原因のほとんどは、子宮の重みと骨盤のゆるみからくるものです。妊娠20週を過ぎると、おなかを支えるため、ふんぞり返った姿勢になり、腰や背中は外に歪曲した無理な状態になります。分娩に備えて、骨盤の関節にゆるみが出て、おなかの重みや重心がかかると骨盤まわり(恥骨や尾てい骨付近)の痛みが出ます。骨盤を締めるベルトなどを強めに巻くと楽になることも多いので、産院に相談しましょう。

 

 

妊娠前はなんともなかった人も、妊娠をきっかけにマイナートラブルの症状が出ることもあります。食生活や生活習慣で予防や解消できるものもありますので、心がけてみてくださいね。

 


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