【医師監修】ラミナリアって何? 処置に伴う痛みや処置中の過ごし方について

16

監修者

医師 浅川 恭行 先生

産婦人科 | 医療法人 晧慈会 浅川産婦人科 理事長


1993年 東邦大学医学部卒業、1999年 東邦大学大学院医学研究科博士課程修了。浅川産婦人科の院長を務めるほか、日本産婦人科医会 幹事、東邦大学医療センター大橋病院 産婦人科学講座 客員講師、鶴見大学歯学部 産婦人科学講座 非常勤講師として活躍。

 

HP:医療法人 晧慈会 浅川産婦人科

 

ラミナリアのイメージ

 

分娩誘発や流産の処置をおこなうとき、事前にラミナリアという素材を使って子宮頚管を広げる処置をすることがあります。今回はラミナリアの使用目的やラミナリア挿入後の過ごし方など、処置を受ける前に知っておいてほしい予備知識をまとめました。

 

 

 

ラミナリアとは?

ラミナリアは子宮頸管を広げる処置(子宮頚管拡張術)の際に使用する5cm前後の長さの硬い棒状の素材です。原料は天然の昆布の茎根部で、サイズによって長さや太さが異なります。ラミナリアを子宮頚管の中に挿入すると、体内の水分を吸収して12時間ほどで2~3倍の太さに膨らみ、子宮頸管を広げます。

 

子宮頸管を広げる処置には、金属性の拡張器を用いて速く広げる方法とラミナリアなどを用いてゆっくりと広げる方法があります。ゆっくりと広げる方法では、ここ最近ラミナリアより短い時間で子宮頚管を広げることができるダイラパンやラミセルというものが用いられるようになってきています。

 

↑目次に戻る

 

 

ラミナリアを使用する目的は?

ラミナリアは以下のようなときに使います。

 

流産手術や人工妊娠中絶をおこなうとき

流産してしまったケースや人工妊娠中絶をおこなうとき、胞状奇胎(※)と診断されたときなど、子宮の中をきれいにする処置(子宮内容除去術)が必要になります。その前段階の処置として、子宮頸管を広げるためにラミナリアを挿入します。
※胞状奇胎:胎盤の中にある絨毛が変化し妊娠継続ができない病気。

 

分娩誘発をするとき

出産が近づくと子宮頸管は徐々にやわらかくなっていきます。しかし、おなかの中で赤ちゃんが亡くなってしまった場合など、妊娠中期に出産を余儀なくされるようなケースや分娩誘発をおこなう場合には、陣痛促進剤を使用する前の処置として、ラミナリアを挿入し子宮頸管を広げることがあります。

 

↑目次に戻る

2018/11/02

この記事にいいね!しよう

いいね!
16

現在ログインしていません。

はじめての方へ

赤ちゃんの笑顔でいっぱいの毎日を。『ベビーカレンダー』は、赤ちゃんが毎日を笑顔で過ごせるような情報をお届けする、妊娠・出産・育児の情報サイトです。日めくりカレンダーを毎日めくるように、『ベビーカレンダー』を、ぜひ毎日ご活用ください。

ベビーカレンダー監修者はこちら

  • 天神先生
  • 三石先生
  • 池谷先生
  • 小枝先生
  • 松井先生
  • 太田先生

あなたも質問してみませんか?

ご投稿いただいた質問に、頼れる専門家が回答いたします。気になる悩みや疑問をお寄せください。