【医師監修】排卵日前後の体温変化と排卵日を知る方法
排卵日前後の体温変化
基礎体温は、生理開始の翌日ごろから生理終了後1週間くらいまでの期間は低く、この時期を「低温相」と言います。排卵日になるとさらに0.1度ほどガクンと下がりますが、その次の日から急に0.5度ほど上がり、生理開始日までの約2週間は「高温相」になります。
射精された精子の生存期間は2〜3日、排卵された卵子の生存期間は半日〜1日程度なので、排卵日の2〜3日前から排卵日の翌日までの間に精子と卵子が出合い、受精、着床ができれば妊娠に結びつきます。
基礎体温以外に排卵日を知る方法
おりものの粘り気を見る
排卵日が近づくと、子宮頸管(子宮と腟を結ぶ通路)から卵の白身のような粘り気のある分泌液が増えます。触ってみて、糸を引くように粘るおりものがあれば、排卵日が近づいてきたサインです。
排卵検査薬を使う
排卵日が近づくと、脳の下垂体から排卵を促す「黄体化ホルモン(LH)」が分泌されます。排卵検査薬は尿の中に出るこのホルモンを濃度を測り、排卵日を調べるものです。排卵日近くになったら測定を始めてLHの濃度がピークになったとき、その約16〜36時間後に排卵が起こります。
唾液を使った排卵期チェッカーを利用する
市販されている排卵期チェッカーは口紅型の小さな顕微鏡になっており、唾液の変化を観察することで排卵期の目安を知ることができます。
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