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2020年こそ貯めるぞ!見落としがちな○○の削減で数十万円の節約も

ファイナンシャルプランナーの大野先生が、見落としがちな固定費の削減について教えてくれました!どのような固定費を見直せばいいかを詳しく解説!

この記事の監修者
監修者プロファイル

ファイナンシャルプランナー大野高志

1級ファイナンシャルプランニング技能士、CFP®(日本FP協会認定)。独立系FP事務所・株式会社とし生活設計 代表取締役。予備校チューター、地方公務員、金融機関勤務を経て2011年に独立。教育費・老後資金準備、税や社会保障、住宅ローンや保険の見直し、貯蓄・資産運用等多角的にライフプランの個別相談を行うとともにセミナー講師として活動しています。
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1月も下旬になりお正月気分も薄れてきた時期ですが、「今年こそ貯金しよう!」と考えている方もいらっしゃると思います。新年が始まる1月は家計の見直しや新たに物事を始める良いタイミングでもあります。年末年始で緩んだ財布を締めたい思う人や、家計を改善したいと考えている人はご参考にしていただければと思います。

 

家計を改善するには固定費の削減が有効

家計の改善をするには、日々の節約と合わせて固定費を削減することが有効であることは時々お伝えしております。また、貯金を確実にする家計の基本的な考え方は「収入」-「支出」=「貯金」ではなく、「収入」-「貯金」=「支出」にすることです。この「支出」を減らすには、日々の節約だけでなく固定費を削減することが必要です。固定費を削減することができれば、その効果は値上げやプランの変更等がない限り継続できます。

 

例えば、月3,000円の通信料がプラン変更や通信会社変更などで削減でき10年継続できれば36万円の節約効果となります。そのためにもできることから固定費の削減を始めてみましょう。

 

固定費が削減できないか検討しましょう

固定費の削減はご家庭ごとや個人ごとにできる項目は異なりますが、以下の内容が見直せないか(他社への変更、プランの見直し、解約等)検討しましょう。    

 

1. 光熱費・通信費

電気代、ガス代、固定電話、携帯電話、インターネット回線、プロバイダなど
 

最近では電気とガス、固定電話と携帯電話とインターネット回線等を組み合わせると割り引かれるプランも増えています。組み合わせのプランを利用するか、単体のプランを利用するかは料金の合計や特典などを比較すると良いでしょう。
 

2. 住宅費

住宅ローン<借り換え・繰り上げ返済>、家賃など
 

住宅ローンの借入金利は2020年1月時点で、フラット35(35年固定)で1.27%~1.94%、主な銀行の変動金利で0.399%~2.675%の範囲です。現在、住宅ローンを利用している方は現在の借入金利より1%程度下げることができれば、固定費の削減ができる可能性が高まります。

 

たとえば、借入額3,000万円・返済期間30年のローンを年1.0%と年2.0%の金利で比較すると、月の返済額で約15,000円、支払総額で約540万円の差となります。ローンの借り換えには手数料がかかるため、総額で支払額の削減になるかを考えたうえで、借り換えを検討してみましょう。また、手元資金に余裕があり普通預金・定期預金に集中している人は繰り上げ返済で今後支払う利息がどれだけ削減できるか試算してもよいでしょう。
 

3. 保険料

生命保険、医療保険、自動車保険など

 

2018年3月以前に定期保険・収入保障保険に加入している人は健康状態が加入時より悪くなっていなければ、保険料が下がる可能性があります。また、自動車保険や生命保険、医療保険はインターネットでの見積もりやいくつかの保険会社で比較すると現在の保険料より下がることや内容が充実する場合もあります。なお、貯蓄性のある保険(学資保険、終身保険、個人年金、養老保険など)は現在の取扱いがなかったり返戻率が低かったりする場合もありますので、こちらはできる限り解約せず継続するようにしましょう。
 

4. 定期購入

新聞・雑誌、ウォーターサーバー、有料ウェブサイト・アプリ、通信販売<食品・サプリ>など

  
不必要なもの、利用頻度の低いものは解約できないか、プランの変更はできないか確認しましょう。

 

5. 会費

クレジットカード、ジム・カルチャースクール、スーパー・ネットショッピングなど
 

こちらも利用頻度の低いものは解約できないか、プランの変更はできないか確認しましょう。

 

 

固定費の削減といった多少手間のかかる手続きは、意識のある時が始め時と言えますが、年始めは気持ちの面からも制度の面からも始めやすい時期です。将来の教育費等の大きなお金を使うライフイベントに備えるためにもできることから始めていただければと思います。
 

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