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【不妊治療体験談】多嚢胞性卵巣症候群の診断から妊娠までの流れ

 

私は不妊の原因となる「多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)」と診断され、体外受精を2回行っています。主人に原因はなく、私自身も多嚢胞性卵巣症候群以外に原因と呼べるものはありませんでした。そんな私が実際に行った治療法を紹介します。

 

1回目の採卵で、10個の受精卵の採取に成功

初めての体外受精に不安もありましたが、これで妊娠できるのではないかと期待が高まったのを覚えています。私は、多嚢胞性卵巣症候群を抱えていたので、卵胞ができやすい体質でした。

 

しかし、デメリットとして卵胞ができすぎてしまうために、卵巣過剰刺激症候群(OHSS)という症状が出ないように注意しなくてはなりません。実際、1回目の採卵では成熟卵が12個採取できました。その内10個が受精し、また5つが分割胚にまで育ったのです。

 

 

診断名は「卵巣過剰刺激症候群」

採卵を行う2日前の最後の血液検査では、エストラジオール(E2)が「8622」と異常な数字を出していました。エストラジオールとは卵胞の成熟度を示しており、通常で成熟卵ひとつに対して「200」あるのが理想といわれています。私の場合40個以上の卵胞があったのが分かりました。

 

案の定、採卵が終わった3日後、分割胚を移植する予定だったのですが、卵巣が腫れていたため中止になりました。診断名は「卵巣過剰刺激症候群」でした。

 

2回目の体外受精は慎重に

 

安静に過ごすことにより、卵巣過剰刺激症候群の症状は安定し、なんとか入院することなく治りました。1回目の分割胚はすべて陰性で終わり、1回目の反省を生かすべく2回目の採卵はピルを2周期使用し、また「エナントン」と呼ばれる注射を用いて卵胞の大きさが均一になるように調整しました。

 

その甲斐あって6個の成熟卵が採れ、内5個受精しましたが、分割胚として生き残ったのは2つでした。そして、この2つを移植して妊娠に繋がったのです。

 

 

多嚢胞性卵巣症候群の私が実際に行った体外受精の流れを紹介しました。体外受精に挑戦するママの参考になれば幸いです。(TEXT:青海真理子)

 

 

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

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