節約をするようになったきっかけ
長女が生後5カ月のころ、夫が4カ月ほど就職活動をしながらアルバイト生活をしている時期がありました。バイト代は家賃や国保、国民年金などの支払いでほぼ消えていき、当時私は無職だったので、毎日不安と心配で頭がいっぱいだったのを覚えています。
とにかく、ごく限られたお金での生活となったので、なんとかやりくりせねばと必死だった私。それまで浪費家だったわけでもありませんが、なんとなくお金を使っていたので本気で家計管理を始めるきっかけとなりました。
まずは支出の洗い出し
まず、月々いくらで生活できるのかを把握するために、支出を洗い出しました。家賃、光熱費、車関連、保険、通信費、被服費、など。日々生活するのがやっとだったので、月7,000円の医療保険と月10,000円の投資信託は解約。携帯代はそれまで契約していたプランよりも月3,000円安いプランに。
そしてフリマアプリを始め、不要な物を売り、その売上金で子ども服や私自身の化粧品などを購入するように。これだけで月25,000円程削減できました。食費や日用品費についてはレシートをおいておくことから始めました。
予算を設定して節約生活
ためておいた食費、日用品費のレシートを見てみると、我ながらちょこちょこ買い物に行っているなぁという印象でした。「特売だからこれも買おう、あれも買おう」としているうちに気がつくと5,000円ほどの買い物を週に2~3回していた私。
しかし、このような買い物の仕方では生活ができなくなってしまいます。ひとまず大体の予算を低めに設定し、その範囲内で買い物に行くようにしたため、無駄な物を買わなくなりました。また、1週間分の献立を考えてから、特売をしている週末にだけ買い物へ行くようにしました。
余裕ができても節約を続ける!
毎月赤字で貯金を崩しながらも、このような節約生活に慣れてきたころ、夫の就職が決まり、まとまったお給料が入るようになりました。
少しお金と気持ちに余裕ができてからも、お金の大切さは身に染みているので節約生活を続けていると、自然とお金が余るように。そして先取り貯金を始め、1年後には私もパートに出たのでその分も貯金に回すことができました。それからは年間100万円ほど貯金ができています。
私はもともと数字が苦手で面倒くさがりなので、あの苦しい期間がなければ、きちんと家計を見直すこともありませんでした。今ではお金にまつわることに興味津々で、「お得や節税になる」と聞けばまず調べて試すようにし、節約生活を楽しんでいます。
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監修/助産師 松田玲子
著者:石井ゆうき
9歳と1歳の女の子のママ。長女の反抗期に悩まされながらも、姉妹の戯れに日々癒され中。秘書として働いており、現在は育休中。1人目出産直後に夫が転職に失敗し、夫が転職に失敗したことを機に、お金にまつわることに興味を持ち、FP2級の資格を取得。家計管理・資産運用に生かしている。